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2008.06.17

TRAVELLER:(第4回) パトロンとの遭遇

- TRAVELLER THE Starship "Bentenn" -
Tr004tt
TRAVELLER:(第4回) パトロンとの遭遇
 
 
 トラベラー(TRAVERLLER)は1977年にゲーム・デザイナー Marc W. Miller氏の手によって生み出されたTRPGシステムです。

 この記事は、トラベラーの、ソロプレイ(ソリテア)を行った、記録です。
 
 
【目次】

1.はじめに
2.パトロンとの遭遇
3.囚われのミモトさん
4.貴族の娘さん
5.ライブラリーデータ
6.次回に、続く
 
 
 
 

1.はじめに
──────────────────


 前回の続きです。
 過去記事は、こちらのMENUを、ご参照ください。

 さて、続けて、ハイドインスターと、ミモトの、1週間を追ってみましょう。
 彼らの遭遇の概要は、下記の通り。
 
 
 
ハイドインスターの一週間(001-1105~007-1105)
━━━━━━━━━━━━━━

1:法的遭遇あり(無関心)、無作為遭遇なし
2:法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし
3:法的遭遇あり(興味をそそられる)、無作為遭遇あり(6名の商人、敵対的、攻撃)
4:法的遭遇あり(関心を持つ)、無作為遭遇なし
5:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
6:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
7:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃してきた)、無作為遭遇なし

パトロン遭遇あり(2日目)
(※パトロンとの遭遇マトリクス、リスト2を使用)
 ・・・「貴族」と遭遇

"噂"遭遇なし

[法的遭遇の補足](※噂マトリクスおよび、補足ルール使用)
2:特定の噂「ライブラリ・データの参照」(補足:知人、男性、本人以外の事柄)
3:特定の噂「完全に誤った情報」(補足:他人、男性、エロイ反応)
4:特定の噂「背景情報」(補足:知人、女性、本人以外の事柄(本人以外の事柄(装備、服装)))
5:一般的な噂「一般的な位置データ」(補足:知人、女性、筋力度)
6:一般的な噂「一般的な位置データ」(補足:他人、女性、本人以外の事柄(教育))
7:特定の噂「背景情報」(補足:知人、男性、エロイ反応)

[無作為遭遇の補足](噂マトリクス使用)
3:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:他人、男性、本人以外の事柄(エロイ反応))
 
※補足ルールに関しては、前回の記事を参照してください。 
 
 
キャラ・ミモトの一週間(001-1105~007-1105)
━━━━━━━━━━━━━━

1:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃してきた)、無作為遭遇なし
2:法的遭遇あり(理解されない)、無作為遭遇なし
3:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃なし)、無作為遭遇なし
4:法的遭遇あり(敵対的、8+,攻撃なし)、無作為遭遇なし
5:法的遭遇なし、無作為遭遇なし
6:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
7:法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし

パトロン遭遇なし
"噂"遭遇なし

[法的遭遇の補足](※噂マトリクスおよび、補足ルール使用)
1:特定の噂「霧に包まれた手がかり」(補足:赤の他人、女性、一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」)
2:特定の噂「背景情報」(補足:知人、女性、耐久度)
3:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:赤の他人、男性、本人以外の事柄(エロイ反応))
4:一般的な噂「大まかな背景情報」(補足:知人、男性、耐久度)
6:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:赤の他人、男性、本人以外の事柄(一般的な噂、誤解を招きやすい背景情報、社会身分度)
7:特定の噂「重大な事実」(補足:赤の他人、男性、耐久度)
 
 
 
 
 
 ・・・前回で、1日目が、過ぎました。
 さて、どうなることでしょうね。
 
 
 
 

2.パトロンとの遭遇
──────────────────


 
2日目)002-1105

 ハイドインスター
━━━━━━━━━━━━━━
・法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし
 ※(法的遭遇の補足:特定の噂「ライブラリ・データの参照」(補足:知人、男性、本人以外の事柄))
・パトロン遭遇あり
 ※(パトロンとの遭遇マトリクス、リスト2を使用。 「貴族」と遭遇)
 
 
 キャラ・ミモト
━━━━━━━━━━━━━━
・法的遭遇あり(理解されない)、無作為遭遇なし
 ※(特定の噂「背景情報」(補足:知人、女性、耐久度))
 
 
 
 
 ・・・まずは、「ハイドインスター」から、行きましょう。
 
 
 
 
【Scene Of Hideinstar 002-1105】...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、「法的遭遇」ありで、「無作為遭遇」なし。
 おや。 「パトロン遭遇」が、ありますよ!
 
 
 パトロンと言うのは、いわゆる、「雇い主」で、資金提供者のことですね。
 どのような、パトロンに遭遇するのか、表が、2種類あり、まず、どちらで判定するかを、決めます。
 これは、通常、レフリー(ゲームマスター)の、任意ですが、今回は、ソロ(ソリテア)なので、自分で決めなくてはなりません。
 なので、6面ダイスを、2つ振って、大きいほうにしました。

 結果は、リスト2です。 では、次に、「パトロンとの遭遇マトリクス表」で判定します。6面ダイスを、1つずつ振ります。

 1回目が、「5」で、2回目が、「3」でした。

 ん?おっと!「パトロンリスト2」の注釈に、DM(サイコロ修正、Die Modifier)が、書いてるじゃないですか!
 ええと、2つ目のサイコロに、[世情通-1]以上だと、DM-1だそうです。

 つまり・・・

 1回目が、「5」で、2回目が、「2」ということになります。


 マトリクス表を、見ると・・・「25」とあります。 リスト2の、25番を、見てみましょう。
 
 
 
   『貴族
 
 
 
 こ、これは・・・。

 実は、先日、Web上にて、いつも、ソードワールドRPGのオンラインセッションで、遊んで貰ってるお方に、トラベラーのキャラクターを、作って貰ったのです。
 ご存知の通り(?)、トラベラーは、キャラクター作成だけでも、面白く遊べます。

 そこで、出来あがったのが、「貴族」だったのです。
 貴族になるためには、社会身分の、UPPが、B以上なので、ほんと、たまたまですね!

 NPCとして、使うことに同意してもらって、キャラクターを貰ったのですが・・・

 これは、TRPGの神が、「使え!」と、言ってるのに違いありません。

 しかし、その貴族は、1期しか、任期をこなして無い上に、若く、金がありません。

 「もはや、国に帰る金も無い」 とか、言ってました。

 さて、想像力を、爆発させましょう。

 ある意味、[世情通-1]の、お陰で、「貴族」のパトロンとの遭遇が、出来たわけです。
 ちなみに、無かった場合は、「35:作家」でした(笑)

 [世情通]技能とは、地方のサブカルチャーに精通しており、疎外せずに、見知らぬ人々と、積極的に接触することが、できるそうです。
 通常、閉鎖的な、サブカルチャーの人々は、接触を嫌いますが、そのような人々と、接触する際に、有効な技能として働き、判定がある場合、DMとして使えるそうです。

 ・・・これだ!
 
 
 
 
BAR:Cursed Adventurers
 
 ハイドインスターは、カウンターで、ウイスキーを、飲んでいると、見知らぬ、人影を、カウンターの裏に、見ました。
 
Tr004

 
ハイドインスター:「マスター。 あの子は? 見慣れぬ衣装のようだが・・・」

女将ミンメイ:「ああ。あれ? 新しく雇った、用心棒「だんびら」です。 ほら、背中に、[だんびら]背負ってるでしょ? あれ、伊達じゃないのですよ」

ハイドインスター:「へぇ・・・」
 
 ハイドインスターは、考えます。
 
ハイドインスター:「( 見れば、年のころ、20代前半か、18,9?といったところだろうか? もっと若いかもしれない。 長い金髪の若い娘だ。
 いや、少年か、青年かもしれない
 無表情に、カウンター裏で、店内を、警戒してるようだ。
 体型は、滑らかな筋肉質で、余分な脂肪が付いてないし、胸の起伏も、殆ど無い。
 服装は、奇麗で上質な布を使った、半袖、スリット入りの長いスカートのセパレート。
 あらわになった、太腿には、見慣れぬ、刺青が、掘られている。 もっとも、シールかもしれないが・・・。

 ・・・いや? あの刺青どこかで・・・どこだっけ? )」
 
 
女将ミンメイ:「そういや、あんた。 仕事探してましたよね?」

ハイドインスター:「え? ああ、探してたよ」

女将ミンメイ:「これなんか、どうですか?」
 
 
 
 「だんびら」の人物こそ、例の貴族です。
 仕事として、親が、この子を、捜してるとして、送り届けるというものを、用意しようと想像しました。

 なんて、ありがちな展開!

 さて仕事を依頼をしてくる、貴族のプロフィールを決めましょう。

 まず、探してるのは、父親だとおもうので、彼を決めます。

 「Supplement4 Citizens of the Imperium」には、40人の貴族NPCが設定されています。
 
 ランダムに決定するために、10面ダイスを、100面ダイスとして、振り、結果を、端数切捨てで、決めましょう。
 41~49なら、振りなおし・・・いや、なにかしらのトラブルが、起こるとしましょうか?

 とりあえず・・・(コロコロ・・・)・・・ 「04」・・・なので、「02」
 
 
   伯爵夫人 UPP:84737D 30歳 3期 Cr.100,000
   [刀剣戦闘-2] [銃器戦闘-1] [社交-1] (持ち物:特等チケットx2)
 
 
 
 あれ・・・? 夫人? 父親ではない(爆)
 母親・・・? にしては、若すぎる。

 姉か?

 従妹かもしれないし、友人かもしれませんね。

 これは・・・。
 
 
 
 
ハイドインスター:「これは?」
 
 
 ハイドインスターは、ミンメイの見せた、写真に映る、30代、いや、20代後半かもしれないが・・・その女性について、尋ねてみました。
 
 
女将ミンメイ:「そのひとは、アリアリ伯爵夫人と言って、ええと・・・」
 
 
 うーん、夫人の所在地を、決めましょうか。星系は、横8、縦10なので、8面ダイスと、10面ダイスで・・・「0301」
 
 
女将ミンメイ:「たしか、リジャイナ星域の座標0301に、住んでいる、貴族さんなんですよ。それで・・・」

ハイドインスター:「座標0301?」
 
 ハイドインスターは、脳裏に、リジャイナ星域図を、浮かべる・・・。
 [航法-1]技能の見せ所ですね。

ハイドインスター:「まて。そこには、星系が、ないぞ?」

女将ミンメイ:「なぬ?」
 
 
 確かに、存在しない(爆)適当に、決めすぎた模様。
 
 
ハイドインスター:「その座標の付近には・・・といっても、2パーセクも離れてるけど、ピクシー星系が、存在してるはずだから、そこじゃないのか?」

女将ミンメイ:「そういえば、この映像クリスタル、ピクシー星系製品だなー」
 
 
 ※トラベラーの世界での、記録媒体は、「カセットテープ」か、高テクノロジーであれば、「ホログラフィック・クリスタル」です。
  というか、「カセットテープ」!?
  トラベラーは、1977年に作られた、TRPGなので、まだ、CDとかフロッピーなどの「ディスク」という概念が無かったのでしょうね・・・多分。
  まぁ現在でも、企業などでは、磁気テープは、大活躍中です。
  少なくとも、2年前までは・・・。
  だが、しかし、名称は「テープ」ですが、巻き取り式の、あの「テープ」ではないかもしれません。
  なんたって、SFですからね! 短いセロハンみたいなのかも、しれません。
 
 
ハイドインスター:「ホログラフィー・クリスタルか! 凄いな、そういえば、あそこは、高テクノロジー製品の工場があるからな」
女将ミンメイ:「そうだっけ?」

ハイドインスター:「まぁ数が作れないので、レアだけどな」

女将ミンメイ:「とりあえず、このクリスタル情報を、見てくださいよ」
 
 
 そう言うと、ミンメイは、映像クリスタルを、装置にセットし、録画ボタンを押しかけてから、再生ボタンを押しました。

 3Dのホログラフィックが、表示されます。 そこには、アリアリ伯爵夫人が、映っており、彼女は、一方的に喋り始めます。
 
 
 
アリアリ伯爵夫人:「わたしは、ピクシー星系に住む、伯爵夫人アリアリです。 この度、妹が、貴族院での修行を、わたしの許可無く、中断し、退院手続きを済ませ、恩典拝領まで済ませて、姿を消してしまいました。
          Xボート網による、連絡を受けて、慌てて、このリジャイナに、来て、探してみたものの、見当たりません。
          わたしも、執務があり、長く滞在できないので、もう、立ち去らねばなりません。
          発見次第、Xボート網を使って、連絡を頂きたいと思います。
          出来れば、連絡と同時に、ヴィアリを、惑星ピクシーか、座標0301の邸宅まで、つれて来て欲しいのです。          報酬として・・・」
 
 ザザザッ プツン・・・
 
 
ハイドインスター:「あれ? 消えたぞ」

女将ミンメイ:「うん」

ハイドインスター:「うんじゃなくて、え?」

女将ミンメイ:「それで、困ってんですよ!」

ハイドインスター:「は?」

女将ミンメイ:「知り合いのエレクトニクス・ショップに聞いたら、後半、データが飛んでるって言うのです」

ハイドインスター:「いや、その、わからん。 順序良く説明を願いたい」

女将ミンメイ:「つまり・・・」
 
 
 ミンメイの話を、纏めると、下記の通りになります。

 ・アリアリ夫人は、クリスタルの内容の通り、惑星リジャイナの貴族院へ、妹を引き取りに来た。
 ・妹は、行方不明だったので、興信所や、警察へ行き、手続きを取った。
 ・興信所には、ミンメイの知り合いが勤めており、ミンメイに、探し出したら、報酬出すと約束した。
 ・知り合いが帰った後、クリスタルを預かったミンメイは、早速調べようと、装置に入れた。
 ・録画した。
 
 
 
ハイドインスター:「録画?」

女将ミンメイ:「録画ボタン押しちゃって」

ハイドインスター:「はぁ?」

女将ミンメイ:「なんとか、してくれませんか?」(にこやかに微笑む)

ハイドインスター:「えっ、ムリだろう。直せないよ。一応、復元措置も、やったんだろう?」

女将ミンメイ:「やったんだけど。駄目でした。 まっずいなぁ。 興信所のアホでバカのアイツには、借りを作りたくないのですよ」

ハイドインスター:「でも、興信所の奴等、コピーくらい、とってるだろう? 聞いてみたら?」

女将ミンメイ:「このクリスタル。テックレベルDなのですよ。コピーガードが凄くて、リジャイナ製品の機器でコピーはムリ」

ハイドインスター:「そうか・・・あれ? そういえば、上書き禁止措置や、消去防止措置は、されてなかったのか?」

女将ミンメイ:「いやー。わたしの、ビデオデッキってオーナーのお手製で特殊だから・・・。 実際、消えてるし」

ハイドインスター:「オーナーって、リズアさんか・・・でも、直せないよ」

女将ミンメイ:「後半が聞けないと、妹さんの名前や、顔、報酬額が、わからないからなー。わたしのコネに捜索依頼を頼むにしても、これじゃ、報酬が、決めれないし・・・」

ハイドインスター:「・・・まぁ、俺なら・・・今の情報で、探せるけどね」

女将ミンメイ:「え? ほんと? マジ? うそぅ?」


ハイドインスター:「見つけ出したら、幾ら貰えるんだい?」

女将ミンメイ:「うーん。どれくらいの期間で、探し出せるんですか?」

ハイドインスター:「そうだなー・・・まぁ、3,4日くらいかな」

女将ミンメイ:「すげー! じゃあ、良い宿で、ひと月暮らせるだけの金額出しましょう。えーと、Cr400 !」

ハイドインスター:「よし。ホントだな?」

女将ミンメイ:「マジマジ」

ハイドインスター:「よし、契約成立だ」

女将ミンメイ:「ほんとかなー。 じゃあ、頑張ってくださいよ」

ハイドインスター:「よーし、頑張るぞ。 ミンメイさん、後ろ見てご覧よ」

女将ミンメイ:「は?」

 ミンメイの視界に映るのは、「用心棒だんびら」ひとり。
 
 
ハイドインスター:「あれだ。 彼女が、アリアリ伯爵夫人の妹さんだよ」

女将ミンメイ:「なぬー!??」
 
 
 
 恐らく、アリアリ家か、ピクシー星系における、慣わしなのでしょうか?
 ホログラフィーが、映し出していた、アリアリ伯爵夫人の姿は、片方の、フトモモが一部見えており、独特な「刺青」が、張り付いていたのです。
 
 
 
ハイドインスター:「( あの刺青は、「用心棒だんびら」の、太腿に、見えている、「刺青」と同じだ )」

女将ミンメイ:「あ、あんた・・・。ヴィアリさんですか?」

だんびら用心棒:「うん」

女将ミンメイ:「あんた、"用心棒だんびら"って名乗ったじゃないですか!」

だんびら用心棒:「わたしの国では、名前は言わず、あだ名を伝えるのが、慣わしだ」

女将ミンメイ:「ゲーッ!!!!!!!」

ハイドインスター:「Cr400 くれ」(※確か、4万円くらいと同等)

女将ミンメイ:「ゲーッ!!!!!!!」

だんびら用心棒:「わたしは、騎士ヴィアリ・アリアリ。デイムの称号を持っている。貴族院を、脱退したけど、クレジットが、無くて、国に帰れないから、ここで、用心棒をして、稼いでいるのだ」

女将ミンメイ:「そうだったのかーっ!」(にこやかに、微笑む)

ハイドインスター:「・・・おまえ、従業員の素性くらい、調べろよ・・・」

3.囚われのミモトさん
──────────────────

 ちょっと長くなったので、ミモトの方へ、視線を移してみましょう。
 
 
 
【Scene Of Chara.Mimoto 001-1105】...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 
 さて、とんでもない、言いがかりで、警察署に拘束されてしまった、ミモトですが・・・。

 今日の遭遇を見てみると


   法的遭遇あり(理解されない)
   ※警官の目的(特定の噂「背景情報」)
   ※警官の情報(知人、女性)
   ※警官が反応したもの(ミモトの耐久度)

 と、あります。

 知人の女性とあるので、もはや、前回の、女性警官でしょう。
 彼女は、ミモトの「背景情報」について、聞き出そうとしているのでしょう。
 ミモトは、言い訳するわけですが、「理解されない」ようで、「データ」について、聞き出そうとしています。

 女性警官は、ミモトの「耐久度」に着目しているようです。
 UPP(標準プロファイル)における、「耐久度」とは、キャラクターの「決断力、スタミナ」を評価する値です。

 つまり・・・
 
 
 
女性警官:「しぶといヤツだな!」
 
ミモト:「そ、そんなこと、言われても・・・」
 
 
 
 と、言ったところでしょうか?
 兎も角、ミモトは、解放してもらおうと、説得を試みます。
 
 その結果、女性警官は、態度を改めるかもしれませんので、「反応表」を振ってみることにします。
 (コロコロ・・・)
 
 
   「関心を持つ
 
 
 
 おや? ちょっとは、分かってくれたようです。
 しかし、解放までは、至らない気がします。
 関心を持ってもらったので、DM(サイコロ修正)+1をつけて、もう一度、「反応表」を振って見ましょう。
 (コロコロ・・・)
 
 
 
   「とても友好
 
 
 
 おお!? ウソみたいですが、最高に良い反応になりました。
 とりあえず、理解して貰えたのでしょう。
 仲良くなったのかもしれません。
 恐らく、警官は、謝罪もしてくれたのでしょう。
 カツ丼も、出たに違い有りません。
 ミモトも、きっと、良い気分になったのでしょうから、女性警官と、連絡先を交換しあって、分かれることにします。

 気になる、「データ」については、ミモトも、独自に調べようかなぁと思っているかもしれません。

 女性警官の名前を、決めておきましょうか。
 別のゲームですが、僕が使っている、それっぽいキャラクターが居るので、彼女の名前である、「ファンナ・セイバー」を、使用することにします。

4.貴族の娘さん
──────────────────

 さて、視線を、「ハイドインスター」に、戻してみます。

 デイム。もしくは、サー(卿)・ヴィアリの話を聞くと、次の通りでした。
 デイムという称号は、騎士階級である女性に対する称号だそうです。
 
 
 ・貴族の修行をするために、貴族院へ、入学。
 ・1期(4年)過ぎたところで限界を感じ、自主退学。
 ・恩典として、「だんびら」を、拝領。
 ・家に帰ろうと思ったが、クレジットが無いことに気がつく。
 ・困っていると、暴漢に囲まれてる、変な格好の女性を発見。
 ・変な女性を助けると、「強ぇーな。あんた、うちで、用心棒しませんか」と言われた。
 ・旅費を稼げると思って、承諾。
 
 
 
 改めて、ヴィアリ嬢さんを見ています。
 キャラクターデータとしては、下記の通り。


   騎士ヴィアリ UPP:A4877B 22歳 1期 だんびら
   [刀剣戦闘(だんびら)-1] [航法-1]
 
 
 筋肉質で頑丈そうな身体ですが、動きが鈍そうです。
 人並みの知性のある顔つきをしてますが、高貴なオーラを感じ取れます。
 
 
ハイドインスター:「その、『変な女性』というのが、ミンメイだな。 その背中の翼の、せいだな」

 ※女将ミンメイは、機械式の鳥の翼型のギミックを背負っている(ファッション?)

女将ミンメイ:「酷ぇーな」(にこやかに、微笑む)

ハイドインスター:「ともあれ、これで、彼女を、興信所に、引き渡せば、終わりだな」

女将ミンメイ:「それなんですが・・・」

ハイドインスター:「なんだ? まだ、なにか、あるのか?」

女将ミンメイ:「実は、クリスタルのミステイクを隠すために、全部、こっちでやるって、押し通してしまったんですよ!」(にこやか)

ハイドインスター:「・・・てことは、向うに、連絡をして、さらに、ヴィアリちゃんを、アリアリ伯爵夫人のところへ、送り届けるってことか?」

女将ミンメイ:「その通り。 それ、あんた、やってくれませんか

ハイドインスター:「はぁ!?」
 
 
 ミンメイは、アリアリ伯爵夫人から、興信所に託された、「特等チケット」を、貰っていました。
 ピクシー星系までは、最短距離で、7パーセクです。
 途中、6パーセク目に、ブーギーン星系があるので、最高のジャンプドライブを積んだ船なら、2回のジャンプで到達できる距離です。
 貰った、チケットは、6枚。
 
 
ハイドインスター:「つまり、ヴィアリの分と、付き添いの往復分か・・・」

女将ミンメイ:「お願いできませんか?」

ハイドインスター:「でも、報酬わからないから、誰にも頼めないって言ってたじゃないか」

女将ミンメイ:「この際、幾らかは分からないですけど、出た報酬の半分を、あげますから」

ハイドインスター:「う、うーん。・・・ちょっと考えさせてくれないか」

女将ミンメイ:「どれくらいですか」

ハイドインスター:「来週の頭ぐらいまでには」

女将ミンメイ:「わかりました」(にこやか)
 
 
 
 ハイドインスターは、バーを後にします。
 
 
 
5.ライブラリーデータ
──────────────────

 2日目のハイドインスターにも、「法的遭遇」が、あります。
 法的遭遇の概要は・・・
 
 
   ・法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし
    ※(法的遭遇の補足:特定の噂「ライブラリ・データの参照」(補足:知人、男性、本人以外の事柄))
 
 
 ・・・でした。

 警官は、どうやら、ハイドインスターの、「知人」のようです。
 彼は、ハイドインスター本人以外の事柄について興味を示し、ハイドインスターに、「敵対的」な意志を持っているようです。

 接触してきた、理由は、『特定の噂「ライブラリ・データの参照」

 「ライブラリー」というのは、図書館や、コンピュータ内の、データベースのことです。
 
 知人では、ありますが、ハウスルールで決めることのできる、「親愛度」を決めていませんでした。
 サイコロを振って、決定してみます。
 (コロコロ・・・)

 結果は、「知り合い(友好3段階)
 知り合いとしては、最高の友好です。友人の1つ手前。
 ついでに、UPPも、決めてしまいましょう。 「Supplement1 1001 Characters」の出番ですね。(コロコロ・・・)
 
 
   警察官 UPP:59CB96 26歳 2期 カービン
 
 おや? 若い警官ですね。カービン(ショートライフル)を担いでいます。
 
 
警官:「ハイドインスターさん、ちょっと、いいかな?」

ハイドインスター:「どうしたんだ。 イヤに険しい顔つきをしているが?」
 
 
 
 そういえば、「本人以外の事柄」の「事柄」について、決めてませんでした。
 反応補足表(ハウスルール)を、つかって決めてみます。

 結果は、「教育度

 つまり、ハイドインスター以外のだれかの「教育度」について、彼は、着目しているのです。

 しかし、今まで出てきた中で、特に、「教育度」に特徴のある人は・・・ああ、居ました! ミモトと仲良く(?)なった、女性警官「ファンナ・セイバー」です。 彼女の教育度は、C(12)ですから、とても、特徴的です。

 これは・・・? とりあえず、警官と彼女の親愛度を調べてみましょう。(コロコロ・・・)「友人」ですね。
 名前を決めよう。 先ほどの、ファンナさん繋がりで、別のゲームだけど、持ちキャラの、「アーク」に、します。
 
 
 
警官のアーク:「実は、先輩の女性警官で、優秀なヤツがいて、そいつが、出世しそうなんだよ」

ハイドインスター:「それは、めでたいことだな」

警官のアーク:「それで、調べてみたら、彼女は、今、何かの事件を追っていて・・・何かの「データ」を探ってるんだ」

ハイドインスター:「へぇ?」

警官のアーク:「手助けしてくれないかな? あんた、退役したんだろ? ヒマだよね?」

ハイドインスター:「酷い言い方だな。 いや、俺は、いま、ちょっとした用事があってだな・・・」

警官のアーク:「礼は、するからさ。これが、俺が調べた、ライブラリーデータを収めたカードだ。まずは、これを見てくれ」

ハイドインスター:「おいおい、こんなの、俺に、渡して、大丈夫なのか?」

警官のアーク:「じゃ、頼んだぜ!」

ハイドインスター:「おい、ちょっと、まてよ!」
 
 
 
 アークは、立ち去ってしまいます。
 迷惑な厄介ごとの押し付けも「攻撃」の一種でしょうから、「攻撃してくるかも?」ってことで、どうでしょうか!
 敵対的というのは、「高圧的」だったてことで!

6.次回に、続く
──────────────────

 次回は、3日以降を、遊んでみたいと思います。
 ハイドインスターと、ミモト・・・繋がりそうな、繋がらないような・・・。

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2008.04.22

TRAVELLER:(第3回) 遭遇週間

- TRAVELLER THE Starship "Bentenn" -
Tr003_t

TRAVELLER:(第3回) 遭遇週間
 
 
 トラベラー(TRAVERLLER)は1977年にゲーム・デザイナー Marc W. Miller氏の手によって生み出されたTRPGシステムです。

 この記事は、トラベラーの、ソロプレイ(ソリテア)を行った、記録です。
 
 
目次

1.追加ルールブック入手
2.遭遇週間
3.ハウスルールを作ろう
4.2人の一週間
5.法的遭遇
6.次回に、続く
 
 
 
 


1.追加ルールブック入手
──────────────────

 さて、追加ルールブックの Book4「Mercenary」, Book5「High Guard」 および、サプリメント4「Supplement4 Citizens of the Imperium」も、入手しました! 今のところ、雷鳴社から、発行されてるトラベラー商品は、これだけのようです。

 サプリメント1~3は、既に購入済み。マスタースクリーンも買ってます。

 遥か昔に、買った、「メガトラベラー」の情報も、合わせれば・・・まぁ、メガトラベラーは、トラベラーの時代の、10~100年後ぐらいなんで、過去情報しか使えませんが・・・。

 メガトラベラーは、トラベラーの上級ルールでもある上、雷鳴版トラベラーのルールブックでは、語られて無い、フレバーとなる情報が、沢山記載されていますから、かなり役に立つような気はします。

 他所のファンサイトで見る限りでは、TRPGとして機能しやすいのは、メガトラベラーの方が、良いようですね。
 メガトラベラーでは、キャラメイクしか、してないので、分かりませんが・・・。

 まぁ、トラベラーで、困ったことになったり、疑問が生じたら、メガトラベラーを参照しようと思います。


2.遭遇週間
──────────────────


 帝国暦1105年

 前回、我等が、元商人「ハイドインスター」は、退職後、BAR「カースド・アドベンチャラーズ」で、飲んだくれながら、今後のことを、考えてたわけですが・・・彼の、行動を探る為に、ルールブック「Book3 Worlds and Adventures」の、「遭遇表」を、振った結果は、下記の通りでした。
 
 
 月曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、噂なし
 火曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、パトロン遭遇あり
 水曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇あり
 木曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 金曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 土曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 日曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 
 
 今回は、これを、追うことにしましょう。

 ・・・と、早速、問題発生です(爆)。
 
 参考のため、メガトラベラーの資料を、読んでると、どうも、トラベラーの世界では、「曜日」の概念は、無いようです

 1年は、365日、最初の1日(元旦)を、除く、364日を、52週間(1週は7日)に分割するそうです。
 この元旦だけが、休日らしいです。

 日付は、0~365日までの番号で、表し、たとえば、帝国誕生の年の元旦は、001-0と、表記され、1116年の最後の日は、365-1116と、表記するそうです。

 うげー(笑) トラベラーの世界も、開始は、4月なのかなぁ。 そもそも、月の概念も無さそうですよね。
 面倒なので、元旦の翌日からとしましょう。
 つまり・・・
 
 
 001-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、噂なし
 002-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、パトロン遭遇あり
 003-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇あり
 004-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 005-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 006-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 007-1105:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 
 
 ・・・と、行った感じでしょうか!

 とりあえず、今回は、これを、元に、ハイドインスターの足取りを追うことにします。
 
 
 
 
 果たして、ハイドインスターは、元偵察局員キャラ・ミモトと、遭遇して、宇宙船を、ゲットできるのでしょうか??
 
 
 
 


3.ハウスルールを作ろう
──────────────────


 さて、遭遇の情報を見て、ソロプレイをしようと思って、いくつかシミュレートしてみたのですが・・・どうにも、情報が足りなくて、話が、面白く有りません
 情景が浮かぶような、ネタが足りないと思いました。

 まぁ、シナリオが、無いのですから、仕方が有りません。

 ルールブックを、見ると、「噂マトリクス表」が、そこそこ使えそうです。
 遭遇者は、この、「」を元に、動いてると考えると良さそうです。
 つまり、「噂マトリクス表」を振って、ランダムに、遭遇者が遭遇したときの、理由や原因に、しようと言う考えです。

 しかし、もう少し、NPCについての情報も欲しいと思いました。
 見た感じとか・・・

 そこで、いろいろ考えた挙句、「遭遇情報補足表」を、自作してみました。
 いわゆる、「ハウスルール」ですね。
 
 
 
~[オリジナル・補足ルール]~ここから~~~~~

遭遇者は知人か否か?(知人判定)
 ・・・1D6を、2回振り、2回目が、1回目を、上回るならば、知人。
    下回れば、赤の他人。
 ・・・知人であった場合、親愛度を確認する。6段階。1D6で決定
    1:険悪
    2:知り合い(友好1段階)
    3:知り合い(友好2段階)
    4:知り合い(友好3段階)
    5:友人
    6:親友

遭遇者の性別(性別判定)
 ・・・1D6で、奇数が女性、偶数が男性。

法的遭遇や、無作為遭遇について
 ・・・遭遇理由に困ったら、「噂マトリクス」を使用する

反応表の補足
 ・・・状況が、変わるたびに、もう一度反応を確かめる。
    状況に応じて、DM+1か、DM-1を加える。
 ・・・初回の反応について、1D6を振り、何に対して、反応したかを補足。
    「噂マトリクス」の情報と、組み合わせて考える。
    1:エロイ反応をした(エッチぽいとか、イヤらしい感じとか、ゾクゾクくる感じとか)
    2:本人以外の事柄に反応した。(この反応補足を、もう一度振り、内容を補足)
    3:身体的UPPに反応した。(1.筋力、2.敏捷、3.耐久)1D6/2端数切上で選択
    4:精神的UPPに反応した。(1.知力、2.教育、3.社会)1D6/2端数切上で選択
    5:装備、服装などに反応した。
    6:噂マトリクスを、もう1つ振り、情報を足す。

NPCのランダム選出(4面、6面、8面、10面、12面、20面ダイスを使用)
 ・・・算出方法が、記載されてない場合。
    適当な、面数のサイコロを使う。20個を超える場合は、下記の方法で算出。

    (1) 1D6を振り、1,2・・・1桁台。3,4・・・2桁台。5,6・・・3桁台 のまでの数字とする。
    (2) 100の位と、10の位は、1~9であるので、1D10で数字を決める。
    (3) 1の位は、0~9であるので、1D10で決める

    該当する、数字が、表に無い場合は、振りなおし。

~[オリジナル・補足ルール]~ここまで~~~~~
 
 
 
 
 ・・・こんな感じで!
 困った場合は、その都度、手を加えることにしましょう。

 で、やってみたんですが、どうも、ハイドインスターだけだと、キャラ・ミモトとの接点が作れませんでした。
 これじゃ、まずいので、同時進行で、考えようと思いました。
 とりあえず、2人の、この、一週間の動きを、ハウスルールを交えて、表を、振ってみます。

4.[ 2人 ]の一週間
──────────────────

 遭遇表と、補足表とでサイコロを振った結果を、並べると、こんな、感じです。
 
 
 
ハイドインスターの一週間(001-1105~007-1105)
━━━━━━━━━━━━━━

1:法的遭遇あり(無関心)、無作為遭遇なし
2:法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし
3:法的遭遇あり(興味をそそられる)、無作為遭遇あり(6名の商人、敵対的、攻撃)
4:法的遭遇あり(関心を持つ)、無作為遭遇なし
5:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
6:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
7:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃してきた)、無作為遭遇なし

パトロン遭遇あり(2日目)
(※パトロンとの遭遇マトリクス、リスト2を使用)
 ・・・「貴族」と遭遇

噂遭遇なし

[法的遭遇の補足](※噂マトリクスおよび、補足ルール使用)
2:特定の噂「ライブラリ・データの参照」(補足:知人、男性、本人以外の事柄)
3:特定の噂「完全に誤った情報」(補足:他人、男性、エロイ反応)
4:特定の噂「背景情報」(補足:知人、女性、本人以外の事柄(本人以外の事柄(装備、服装)))
5:一般的な噂「一般的な位置データ」(補足:知人、女性、筋力度)
6:一般的な噂「一般的な位置データ」(補足:他人、女性、本人以外の事柄(教育))
7:特定の噂「背景情報」(補足:知人、男性、エロイ反応)

[無作為遭遇の補足](噂マトリクス使用)
3:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:他人、男性、本人以外の事柄(エロイ反応))
 
 
 
 
キャラ・ミモトの一週間(001-1105~007-1105)
━━━━━━━━━━━━━━

1:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃してきた)、無作為遭遇なし
2:法的遭遇あり(理解されない)、無作為遭遇なし
3:法的遭遇あり(敵対的、5+,攻撃なし)、無作為遭遇なし
4:法的遭遇あり(敵対的、8+,攻撃なし)、無作為遭遇なし
5:法的遭遇なし、無作為遭遇なし
6:法的遭遇あり(敏感に反応)、無作為遭遇なし
7:法的遭遇あり(敵対的、攻撃するかもしれない)、無作為遭遇なし

パトロン遭遇なし
噂遭遇なし

[法的遭遇の補足](※噂マトリクスおよび、補足ルール使用)
1:特定の噂「霧に包まれた手がかり」(補足:赤の他人、女性、一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」)
2:特定の噂「背景情報」(補足:知人、女性、耐久度)
3:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:赤の他人、男性、本人以外の事柄(エロイ反応))
4:一般的な噂「大まかな背景情報」(補足:知人、男性、耐久度)
6:一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」(補足:赤の他人、男性、本人以外の事柄(一般的な噂、誤解を招きやすい背景情報、社会身分度)
7:特定の噂「重大な事実」(補足:赤の他人、男性、耐久度)
 
 
 
 
 
 ・・・これを、元に、想像を、巡らすことにします。


5.法的遭遇
──────────────────

(1日目)001-1105

 ハイドインスター
━━━━━━━━━━━━━━
・法的遭遇あり(無関心)、無作為遭遇なし
 ※(法的遭遇の補足:無関心なので、なし)


 キャラ・ミモト
━━━━━━━━━━━━━━
・法的遭遇あり(敵対的、5+攻撃)、無作為遭遇なし
 ※(法的遭遇の補足:特定の噂「霧に包まれた手がかり」(補足:赤の他人、女性、一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」))
 
 
 
 
 そもそも、「法的遭遇」とは、何でしょう?

 1日につき1回、2D6を振って、法律レベル未満だと、この遭遇が、発生します。
 惑星「リジャイナ」の法律レベルは、9ですから、かなり遭遇しますね。

 警邏が、ぐるぐる、お回りしているわけですね。

 1週間に、1度、聞ける、「」の遭遇の判定は、2人とも、失敗しているので、今週は、有力な噂話は聞けませんでした。
 
 本日は、無作為な、遭遇もありません。
 「無作為遭遇」は、法的な遭遇以外を指します。
 1日につき1回、1D6を振って、5+(5以上の意味)だと、この遭遇が、発生します。
 
 
 場面は、「ハイドインスター」から、行きましょう。
 
 
 
Scene Of Hideinstar 001-1105】...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 酒場「カースド・アドベンチャラーズ」で、今後のことを、思案しながら、ハイドインスターは、グラスを傾けていました。
 
 
ハイドインスター:「マスター。なにか、儲け話とか、ないかなぁ」

女将ミンメイ:「そういや、あんた。退職したんだっけ? うーん。特に無いですよ」

( 女将さんのデータを、「Supplement1 1001 Characters」の「商人」からランダムに選びました。
 但し、[スチュワード]が出るまで、振りなおしています。

   船長 UPP:6949776 46歳 7期 Cr8,000
   [小剣-3] [スチュワード-1] [医学-1] [世情通-1]
   [エレクトロニクス-2] [パイロット-1] [ピストル-1]

  ※付随情報(これは、勝手な趣味で考えた。というより、他ゲームで使ったキャラの流用設定)
   ・本名:ミンメイ・ヴァルキュリア・ライアー。
   ・青く長い髪をした美人の女性。年齢より、10歳以上若く見える、若干幼顔。
   ・調子が良くて、オッチョコチョイの性格。
   ・常に、にこやかな笑みを浮かべていて、ある意味、ポーカーフェイス。
   ・普段は、ですます調だが、自が出ると、乱暴な口調になる。
   ・背中に、翼のギミック。衣装なのか??
   ・既婚。子供6人。
 
  )

ハイドインスター:「そっかー」

 
 
 とりあえず、飲み飽きたので、外を、ぶらついて見る、彼の前に、警察官が、現れました!
 警官の様子は、予め、「反応表」で決めています。2D6の結果は、『無関心』でしたので・・・
 
 
 
 すれ違った、だけでした!(笑)
 
 
 彼は、この日は、特に、問題なく、過ごします・・・。
 それで、いいのか? 主人公・・・。 

 はっ!? 彼は、ひょっとしたら、主人公じゃないのかもしれませんね!
 
 
 ・・・次、ミモトのほうを、見てみましょう。
 
 
 
Scene Of Chara.Mimoto 001-1105】...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 偵察局を、退役した彼女は、銀行口座でも確かめるためか、街に出ます。
 
 
ミモト:「宇宙船、貰ったのは、いいけど、どうしようかなぁ・・・年金があるわけじゃ無いし、仕事探さないと・・・」
 
 
 
 さて、本日、彼女も、「法的遭遇」が、あります。
 警官の様子は、予め、「反応表」で決めてありますので、見てみます。
 
 
 
   法的遭遇あり(敵対的、2Dで5+で攻撃。結果は、攻撃してきた!)
 
 
 こ、攻撃!?

 ゲゲーッ!? ナニゴト?

 ルールブックを、見ると、「攻撃とは、物理的ではなく、嫌がらせも含む」とあります。

 いきなり、どこぞの、ギャグマンガの、本官さんみたいに、銃を、乱射してくるわけでは、なさそうです。
 戦闘かと、思った(笑)

 しかし、どうしたことでしょうか。
 むしろ、どうしよう?
 ここで、先ほど、「ハウスルール」として作った表に基づいて、予めランダムに決めた「補足情報」を見てみます。

 これは、ハウスルールを使って、下記のようにして決めました。
 
 
 (1) 「噂マトリクス表」を用いて、ランダムに、噂を選択。
   警官は、この情報を元に、動いているとする。
 (2) ミモトとの関係を、「知人判定」で決定。結果は、「赤の他人
 (3) 警官の性別を、決定。結果は、「女性」
 (4) 反応は、反応表によって「敵対的」だが、なにに反応したのかを決める為に、「反応補足表」を使ってランダムに決定する。結果は、「噂マトリクスを、もう1つ振り、情報を足す」であったので、「噂マトリクス表」を振る。その結果は、「一般的な噂、誤解を招きやすい背景情報」でした。
 
 
 まとめると・・・
 
 
   法的遭遇の補足:特定の噂「霧に包まれた手がかり」(補足:赤の他人、女性、一般的な噂「誤解を招きやすい背景情報」)
 
 
 
 となります。

 ミモトの前に現れた、見知らぬ「女性警官」は、なにやら、ある「特定の噂」である、「霧に包まれた手がかり」を元に、追っているようです(多分)。
 「女性警官」は、ミモトに「敵対的」な態度を示しており、その興味の対象は、「一般的な噂で、誤解を招きやすい背景情報」のようです。

 「女性警官」の情報を、もう少し、細かく追求してみましょう。

 サプリメントの一つである、「Supplement1 1001 Characters」の「偶然の遭遇」のページに書かれている、「典型的な警察官」の一覧を見ます。
 そこには、44名のサンプルとなる、警察官の、UPP(標準プロファイル)と年齢、装備が、書かれています。

 サイコロを振って、決めてみます。
 44名からなので、10面ダイスを2つ使用し、片方を、10の位、片方を1の位として、結果を半分にして、小数点以下を切り上げます。
 これで、1~50までをランダムに算出できます。45~50が出たら、振りなおしです。(コロコロ・・・)
 
 
   警察官 UPP:4777C6 34歳 4期 リボルバー
 
 
 
 ミモトと、同い年の女性警官ですね。 腰には、リボルバーを下げています。
 筋肉は、さほど付いておらず、体型は、人並みのようです。
 教育度が、C(12)もあるので、賢そうですね。

 さて、「敵対的」で、2D6で、5+で、「攻撃」してくるわけですが、既に判定済みで、結果は、「攻撃してくる」でした。
 
 
 
 
女性警官:「はいはい、ちょっと、よろしいですか?」

ミモト:「へ? な、なんですか?」(げっ!、警察官!?)
 
 
 
 警察官は、じろじろ、ミモトを観察します。

 彼女は、ミモトの『一般的、かつ、誤解を招きやすい、背景情報』に着目していますから、あるとしたら・・・「元偵察局員」ということでしょうか?
 後は、「退役直後」って、ことぐらいですね。

 いや、「誤解を招きやすい」というのは、それを聞くと、「勘違いしやすい」背景情報ということなのかもしれません。

 本来なら、シナリオの「背景情報」とかなのでしょうけれど、今回のこれは、「ミモトの」なので、「退役した元偵察局員」で、良いでしょう。 それだ! そう言うことに、しましょう

 見た目で判るものでもないので、これは、『霧に包まれた手がかり』の一環なのでしょう。

 こうなると、「特定(霧に包まれた手がかり)の噂」というのが、気になります。
 何とかして、もう少し、決めたいものです。

 困ったときは、「噂マトリクス」を、振ることにしてるので、振ってみることにします。

 「噂マトリクス」の結果は、「特定の噂:有益なデータ」でした。

 つまり、この「女性警官」は、ある「有益なデータ」についての、「霧に包まれた手がかり」である、「退役したばかりの元偵察局員」を、探していたのです! (ババーン

 そ、そうだったのかー!

 こうなると、「有益なデータ」とは、何かが、気になります。

 困ってしまったので、「噂マトリクス」を、振ります。
 なんだか、使い方が間違ってる気が、しないでもないですが、これで行ってみましょう。それーッ! (コロコロ・・・)
 
 
   「特定の噂:罠に導く情報」
 
 
 わ、罠? これは、誰に対しての罠?
 本来は、レフリー(ゲームマスター)が、プレイヤーに対して振る情報なので、つまり、レフリーが、プレイヤーに、対して、シナリオ的に、罠にはめるための情報なのでしょうね。

 「有益なデータ」は、「罠に導く情報」なのか・・・。

 この際、「誰かを罠にはめるための、有益なデータ」としましょう。

 警察官は、この情報についての、手がかりとして、「退役したばかりの元偵察局員」に、目を付けたのです!

 しかし、「退役したばかりの元偵察局員」という背景は、「誤解を招きやすい」ということなので、実は、間違っているのでしょう
 本当は、良く似てはいるけど、真相を知っているのは、別の職業の人なのです。

 いい迷惑ですね!
 
 
 
女性警官:「本官の調べによれば、あなたは、最近、退役したばかりの、元偵察局員ですね?」

ミモト:「ええ、そうですけれど・・・それが、なにか?」

女性警官:「(こいつが、何か知っているはず!)ちょっと、署まで来てもらえますか?」

ミモト:「え?な、なんで?」

女性警官:「いいから、来なさい!」
 
 
 ワケが、わからない上に、とんだ、言いがかりですね!
 しかし、法律レベルの高い、この星で、警察官に逆らうのは、あまり賢明では有りません。
 
 
ミモト:「ええと、なにかの、捜査ですか?」

女性警官:「まぁ、そんなところですね。 来なさい」
 
 
 警察署へ、連れて行かれた、ミモトは、そこで、詰問ないし、尋問されることでしょう。
 まぁ、身は、潔白な、はずなので、直ぐに、釈放されると、ミモトは、思っているのでしょうね。

 ここで、ミモトと、会話した後の、警察官の反応を、「反応表」を使って、調べてみることにします。

 (コロコロ・・・) 結果は・・・
 
 
   「敵対的:2Dで、8+で攻撃」
 
 
 ゲーッ!? 2D6を振ります。 (コロコロ・・・)

 結果は、10です。 攻撃してきました!!

 これは、拘束されてしまうのでしょうか。

 そういえば、翌日のミモトの「遭遇」を見てみると、「法的遭遇あり(理解されない)」とありました。

 理解されない!? これだ! これのことだったんだーッ!
 
 
 
女性警官:「しらばっくれるんじゃありません! いい加減に、知ってることを、言いなさい!」

ミモト:「いや、だから! 何のことだか、わからないってバ!」(ひーん)

6.次回に、続く
──────────────────

Tr003


 いきなり、トラブルに巻き込まれた感じの、ミモトに、たいして、ノンキな、ハイドインスター。

 次回は、2日目以降を、遊んでみたいと思います。

 なんか、遊びかたの、アイデアがあったら、教えてくださいねー。

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2008.03.20

TRAVELLER:(第2回) 宇宙船を確認する

- TRAVELLER THE Starship "Bentenn" -
TRAVELLER:(第2回) 宇宙船を確認する
Tr_002_001


1.宇宙船
──────────────────

 トラベラー(TRAVERLLER)は1977年にゲーム・デザイナー Marc W. Miller氏の手によって生み出されたTRPGシステムです。

 この記事は、トラベラーの、ソロプレイ(ソリテア)を行った、記録です。

 さて、前回、キャラクターを、2名作り上げました。
 とりあえず、キャラクターの1人である「キャラ・ミモト」は、宇宙船「S型偵察艦」を入手しています(無期限レンタル)。

 これのデータを、「宇宙船用紙」に、記入するため、ルールブック「Book2.Starships」に載っている「S型偵察艦」の説明を、写して行きます・・・が、なんだか、「宇宙船用紙」空欄が多いです・・・これは・・・ルールブックを読むしかありません。

2.除隊恩典で、宇宙船
──────────────────

 帝国暦1105年

 「キャラ・ミモト」こと、元偵察局員の「ミモト」さんは、「あんた、もう、いいよ」と言われて、16年勤めた、偵察局を除隊させられました。
 
 
ミモト:「まだまだ、働けるのになぁ・・・これから、どうしよう」
 
 
 目の前が、真っ暗になりながら、「除隊恩典リスト」に、目を落とします。
 
 
ミモト:「ええと、退職金Cr20,000、教育セットに、2等チケットかぁ、あれ? これは・・・」
 
 
 ※100トン級S型偵察艇の無期限レンタル
 (条件として偵察局からの依頼があった場合、偵察局員として臨時的に復帰する責務を負う)
 (燃料費、整備は、無料で、偵察局基地にて、行える。その他の維持費は、貴殿が負担すること)
 (売却は不可)
 
 
 
ミモト:「う、宇宙船!? こ、これ、なに?」(リストを指して、人事部に聞いて見る)

人事部:「ああ、それ? 貴女は、「偵察局予備役」に、選ばれたのですよ。おめでとう」

ミモト:「よび?」

人事部:「偵察局では、余剰の偵察艦を、「予備役」として選ばれた人に、貸し与えているのです。 これは、偵察局が、手が足りないときなどに、貴女を、一時的に、呼び出して、偵察局員として復帰させる権利があるということ。 その代わり、用のない間は、船を自由に使って構わないということですよ」

ミモト:「え?・・・それって強制?」

人事部:「まさか辞退しませんよね? やだ。そんな! 帝国の反逆者じゃあるまいし」(にっこり)

ミモト:「・・・」
 
 
 
 そのまま、彼女は、総務部へ行くよう指示され、その通りに、するのでした。
 
 
 
ミモト:「えー、ここに、来るように指示されたんですけど」

総務部:「IDカードを提示してください。ああ、ミモトさんですね。クレジット(Cr)以外の恩典を、ここで支給します。クレジットは、銀行に直接入金されます」

ミモト:「なるほど」

総務部:「あと、支給される「宇宙船」の説明をします」

ミモト:「ああ、あれね。 実物は見れるの?」

総務部:「案内します。こちらへ」
 
 
 
 ルールブックによると、船の尺度は、正方形の方眼紙を使って、見取り図と作るとしたら、
 床から天井までは、「約3m」。1辺は、「1.5m」だそうです。
 船体容量1トンは、「約14立方メートル」となっています。
 見取り図上では、1トンは、2つの正方形と、等しくなるそうです。

 S型偵察艦は、100トンなので、高さ3m横縦それぞれ1.5mの正方形が、200個並ぶ感じの広さを持ってることでしょうか!
 約1400立方メートル。
 
 大体、20mx20mx3m って所でしょうか。外装があるので、これの、一回りデカイでしょうけど。
 
 ルールブックには、イラストが載っています。正三角形ぽい形をしています。
 見取り図もあると良いのだけど、載ってません。
 
 
総務部:「では、説明しますね。

     100トン級S型偵察艦 船籍番号(ぴー)

     ご存知の通り、恒星間宇宙船です。

     ジャンプドライブは、Aクラス。100トン級なので、ジャンプナンバーは、2です。
     パワープラントは、Aクラス。100トン級なので、パワー評価は、2です。

     大気流線型で、機動ドライブAクラスを装備しており、最大加速は、2Gです。
     船倉は、容量3トン。
     特等船室4つ。
     2等寝台なし。

     最小乗務員数は、パイロット(兼エンジニア)が、1名。

     燃料タンクは、40トン。
     燃費は、一度のジャンプ1で10トン、2で、20トン消費します。
     巡航については、4週間で、20トン消費します」

ミモト:「つまり、ジャンプ2パーセク1回と、巡航4週間で、燃料は、カラッポね」

※ミモトは、16年の偵察局勤務の経験から、同タイプの船を扱ってるはずなので、多分、詳しく知ってると思うけど。
 
 
総務部:「はい。 あと、エア・ラフト格納庫が、1つあり、そこに、エア・ラフトを1台設置しています」

ミモト:「へー。反重力マシン(エア・ラフト)付きかぁ。いいね」

総務部:「ハードポイントには、火気管制装置と、2連砲塔、が、装備されています」

ミモト:「2連! 武器が、2つ装備できるわけね!って・・・肝心の銃器が砲塔に、付いてないけど・・・」

総務部:「ご自分で、購入して、砲塔に設置してください」(にこり)

ミモト:「えー! 一番安いレーザーで、Cr500,000するじゃないのさ・・・」

総務部:「あと、船内コンピュータですが、「モデル1改」を、設置してあります」

ミモト:「ふーん・・・あ。 プログラムは?」

総務部:「標準ソフトウェア・パッケージですので、モデル1改のだと、MCr1以内で、選んでください」

ミモト:「うーん」(コンピュータソフトウェアリストを、見る)
 
 
 
 宇宙船は、「コンピュータ」で制御されています。
 しかし、コンピュータは、「プログラム・ソフト」が、ないと、ほぼ、なにも出来ません。

 MCrは、お金の単位の1つで、MCr1 = Cr1,000,000です。

 選べるソフトの値段の総額は、MCr1なので、Cr1,000,000で、沢山買えると思ったのですが、その殆どが、MCr1以上です。

 大きく分けて「攻撃用」「防御用」「日常用」の3種類のソフトが、リストに上がっています。
 「日常用」のは、安めのソフトが多いので、そこから選びます。
 
 
 
ミモト:「うげーっ!高いっ!?
     ええと、ジャンプ1と、ジャンプ2のプログラムは、いるとして・・・(コレが無いと、ジャンプ(恒星間移動)出来ないし・・・)、あと、機動のプログラム。コレが無いと、大気圏飛べ無いし・・・あと、航法プログラム。コレがないと、ジャンププログラムが、使えないし・・・って、あと残り、MCr0.1しか、選べないじゃん。
     『ジャンプ計画作成』プログラムが、欲しいけど、これは、MCr0.8もするしなぁ・・・
     仕方ない、アンチ・ハイジャックプログラムにしょう」
 
 
 星から星へと、宇宙船を、飛ばす場合、必要なプログラムは、

 「ジャンプ計画作成」・・・宇宙地図を作成し、目標値を定める
 「ジャンプ」・・・飛行するパーセク(1パーセク=約3.26光年)に応じたプログラムがあり、ジャンプで必須。
 「航法」・・・計画作成で設定した目標までの航路を設定する。

 の3つです。
 これらが無いと、隣の星系へ旅できません。

 一番安い、「ジャンプ1」と「航法」を足すと値段は、MCr0.5

 「ジャンプ計画作成」MCr0.8は、とても無理です。

 最も、「ジャンプ計画作成」は、1回のみ使用可能な自己消去型カセットが、Cr10,000で販売されているので、必要に応じて、これを、買えば良いのですが・・・。
 
 
 
ミモト:「プログラムは、このセットで御願いします」(リストにタッチして、選んだソフトにマークを、つける)

総務部:「わかりました。 整備や、燃料補給は、偵察局基地では、今後も無料で行えます。ドッグに船を駐留させてますので、いつでも、取りに来て下さい。 これが、証明キーです」

ミモト:「いろいろ、ありがとう」
 
 
 
 

3.舞台は何処?
──────────────────

 さて、宇宙船の設定は出来たものの、肝心の舞台は、どこだろう?
 ハイドインスターと、ミモトを、引き合わせないと、冒険が始まりません。

 舞台である、「宇宙」や「星」を作成する、ルールが、ルールブックには書いてますが、これを、やるのは、大変です。

 ボクが、購入した、サプリメントの1つに、「Supplement 3 The Spinward Marches」というのが、あります。

 これは、トラベラー公式の宇宙の資料なんですね。

 「スピンワード・マーチ宙域」と、言います。

 「宙域」は、16個の、「星域」からなる、巨大な宇宙の単位です。

 10パーセクx8パーセクの範囲が、「星域」です。(1パーセクは、約3.26光年)

 ミモトの偵察艦は、「偵察局基地」に駐留しているので、偵察局基地がある星が、良いと思われます。

 サプリメントの最初の説明によれば、「リジャイナ星域のリジャイナ」「グリッスン星域のグリッスン」が、お勧めだそうです。

 オリジナル星域にも興味があるのですが、もう少し慣れてからにすることにします。

 リジャイナ星系には、偵察局基地も多いので、ミモトにとっては、有利(?)かも知れません。
 アドベンチャーの機会が、ありそうです。

 自動的に、ハイドインスターも、リジャイナにいることになります。
 この星域は、商業の盛んらしいので、元商人の、ハイドインスターも都合が良いでしょう。

 公式設定の舞台というのは、知らないところで公式な歴史や、設定が、うじゃうじゃありそうで怖いのですが、どうせ、独り遊びなので、なんとでもなります(笑)

 この星域は、トラベラーユーザーの間では、かなり、メジャーな予感が、爆発ですが、まぁ良いか・・・。
 
 
 実際、「リジャイナ星域」と、Webで検索すると、結構、資料となるデータが、出てきました!(笑)
 宇宙規模のデータばかりですが! そりゃ、宇宙がテーマですから!

 Crは、大体、1ドル~2ドル。日本円で、100円から200円らしいです!


4.リジャイナ星域・リジャイナ星系
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 スピンワード・マーチ宙域は、16の星域で構成され、1つの星域は、10パーセクx8パーセクの広さを持ちます。
 宇宙の地図上では、6角形のヘックスで区切られ、1ヘックスは、1パーセクの広さを持ちます。

 これが、「星系」で、我々の実際に住む宇宙で言うところの「太陽系」に、なるわけです。

 「星系」1パーセクの、この「世界」には、「恒星」つまり、太陽があります。

 サプリメントのデータには、主要と成る惑星のデータしか記載されていません。
 つまり、居住できる惑星は、大体1つってことみたいですね。
 例外は、あると思うので、それは、レフリー(トラベラーにおける、ゲームマスター)が、自由に設定できるようです。
 
 
・スピンワード・マーチ宙域:リジャイナ星域

 32の世界があり、総人口1656億人。最も人口の多い世界は、レテ(人口密度A)。
 最もテックレベルが高い世界は、エファーテ、ユーキー、ピクシー、ブーギーン、ヨーリの5星系で、レベルはD。
 ルイを除く全世界が、帝国の領土。
 
 
・リジャイナ星系

 0310 A788899-A 2 富裕、星域首都 G
 
 ※0310・・・星域における、星系の位置を示す数字。ヘクス番号。
 ※A788899-A・・・標準世界プロファイル(略名:UWP)と言って、星系の標準となる星のデータの英数字。

         左から「宇宙港」「惑星規模」「惑星大気」「水界率」「惑星人口」「惑星政治体制」「法律レベル」「テクノロジーレベル」

       A:宇宙港A型。洗練された最高の港。
       7:惑星規模 直径 7,000マイル(11,200km)
       8:惑星大気、濃厚
       8:水界率、80%の海洋
       8:惑星人口、100,000,000人
       9:惑星政治体制、客観的官僚政治。市民層から隔絶された機関による政治。
       9:法律レベル、全ての武器の野外での所持は禁止。
       A:テクノロジーレベル、恒星間社会

   ※ちなみに、我等が、地球(Terra)の、UWPは、E867972-8 だそうです。つまり・・・

       E:宇宙港E型。辺境設備。根本的に標識などの最低限の設備のみ。燃料補給不可。
       8:惑星規模 直径 8,000マイル(12,800km)
       6:惑星大気、標準
       7:水界率、70%の海洋
       9:惑星人口、1,000,000,000人
       7:惑星政治体制、小国分裂状態。代表的支配権を持つ政府は不在。競合勢力による支配権争いが存在。
       2:法律レベル、携帯エネルギー火器の禁止。宇宙船の武装に影響なし。
       8:テクノロジーレベル、1980~1989年代。

   ※テクノロジーレベルを見ると、結構昔ですね(笑)。トラベラーの作成された時代ですしね。
    テクノロジーレベル9だと、1990~2000年代になります。
    しかし、テックレベル(テクノロジーレベルのこと)9だと、
    個人火器で「レーザーライフル」、兵器で「ビームレーザー」が存在してるので、
    ちょっと合いません。あれ? レーザーライフルは、実用化されたのでしたっけ??
 
 ※2・・・基地の種類です。2は、「海軍基地」と「偵察局基地」が、存在しているという意味。
 ※富裕、星域首都・・・貿易分類。「富裕:心地よい気候と環境を有している」「星域首都:星域の首都となる世界」
 ※G・・・ガス・ジャイアントが存在している(木星や、土星に似た星のこと)


 
 
 
 データを、見る限るでは、「惑星リジャイナ」、我々が住む、地球よりも、小さく、空気が濃厚で、海が多い、感じです。 人口も一桁少ないですね。


5.カースド・アドベンチャラーズ・バー
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 さて、カメラは、元商人「ハイドインスター」へ戻ります。
 彼が、主人公のはずです。多分・・・。

 イラストの肖像も少し・・・かなり変えました(笑)。
 (・・・微妙に、ボクに似てる気がしないでもない・・・)

 彼は、商船を降り、恩典の知性訓練を終え、同じく恩典で拝領した「短剣」「2等チケット2枚」「退職金Cr60,000」を手に、町をぶらつきます。
 とりあえず、今後のことを決める為に、行きつけのバーに、入ることにします。

Tr_002_002


 彼は、自分の船を持つことが夢でしたが、生憎、船は手に入りませんでした。

 ああ、残念な人生!

 ローンで買うことも出来ますが、まず、頭金として、宇宙船価格の20%が、必要となります。
 偵察艦を除き、一番安い、「自由貿易船(200t級A型自由貿易船)は、MCr37.8 です。
 つまり、MCr7.56(Cr7,560,000)が、まず必要ですから、これは、絶望的です。

 まったく、残念!(リアルに、悲しい)

 彼に残された道は、2つ。
 年金暮らしで、地味に平和に暮らすか、トラベラーとして、雇われるかです。

 この物語は、ソロプレイ(ソリテア)なので、レフリー(ゲームマスターのこと)がいません。
 単なる空想遊びですが、トラベラーには、それを、サポートするルールが、あります。

 ルールブック「Book3 Worlds and Adventures」には、「遭遇チェックリスト」が載っています。
 
 
 ・日常の遭遇:必要に応じて発生(レフリー次第)
 ・冒険との遭遇:必要に応じて発生(レフリー次第)
 ・法的遭遇:法的な嫌がらせを回避するには、1日1回スローを行い、法律レベル以上を出すこと。
 ・無作為な遭遇:1日1回。1Dにて、5+だと発生。
 ・動物との遭遇:地形と世界タイプ用の動物との遭遇表にて、1日2回スロー。
 ・パトロンとの遭遇:週に1回、1Dで5+だと発生。
 ・噂:週に1度、2Dで7+だと発生。
 
 
 レフリー次第というやつを、無視して、
 とりあえず、一通りサイコロを、振ってみましょう(サイコロによる判定を、「スロー」と呼びます)
 どうも、1週間が単位みたいなので、それで・・・
 ちなみに、街中なので、動物遭遇は、ないことにします。
 週一遭遇が発生した場合は、8面ダイスで曜日を決めることにします。


 (コロコロ・・・)

 月曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、噂なし
 火曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし、パトロン遭遇あり
 水曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇あり
 木曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 金曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 土曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 日曜日:法的遭遇あり、無作為遭遇なし
 
 
 ・・・このような結果になりました。
 なんか、毎日、警官に遭遇しています。
 治安が、良いからでしょうか??

 次回は、これに、基づいて、遊んでみようと思います。

 ミモトと、ハイドインスターは、いつ出会うのでしょうか? そもそも出会えるのか?
 
 

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2008.02.29

TRAVELLER:(第1回) キャラクターメイキング

Tr001
TRAVELLER:(第1回) キャラクターメイキング


1.トラベラーとは?
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 トラベラー(TRAVERLLER)は1977年にゲーム・デザイナー Marc W. Miller氏の手によって生み出されたTRPGシステムです。
 日本では、D&Dよりも先に和訳されてたと記憶しています。
 後になって、メガトラベラーが、和訳され、ボクも、ルールブックを買ったのですが、いまいち、これの面白みが解りませんでした。
 なにせ、作成されるプレイヤーキャラクターの大半は、キャラメイクの過程で、大体が、30代になってしまうからです。

 このゲームの主役達は、いわゆる「駆け出しの冒険者」では、なくて、「熟練の元プロの冒険者」だからです。

 自分が、その年代になった頃、このゲームの面白さが分かってきたような気がします。

 さぁ宇宙へ飛び出そう!
 そう、トラベラーは、宇宙が舞台です。
 そう、ボクは、宇宙船で冒険したいんだよっ!

 とはいえ、トラベラーを遊んでくれるような人たちは、身近にいません(爆)
 ボクも、SFのシナリオを組んで、ゲームマスター(トラベラーでは、レフリーと呼ばれる)をする技量もありません。
 ファンタジーや、サイバーパンクなら、経験があるのですが、SFだと、知識が無いので、シナリオを組めないのです。

 宇宙船に乗って、冒険するような、オンラインゲームが、あればなぁ・・・
 海外には、あるようなのですが・・・

 しかし、幸い(?)にして、トラベラーは、一人遊びもできるような感じです。
 これだッ!
 ボクは、一人遊びは、得意ですから、これで行きましょう!(ダメ人間)

 なんだか、遥か昔の話ですが・・・パソコンが、買えなくて、換わりに、ゲームブックを買っていた時代を、思い出しました・・・。


2.キャラクターメイキング
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 とりあえず、宇宙船が、欲しいのですよね。
 トラベラーのキャラクターメイキングの、流れは、大体、以下の通り。


 1.特徴ポイントの決定
 2.名前を付ける
 3.称号の有無の確認
 4.技能と経験の習得
 5.除隊


 トラベラーというゲームは、このキャラクターメイキングの時点から、ゲームが、始まっていると言っても過言では無いでしょう。
 なにせ、5の「除隊」するまでの間に、キャラクターが死んでしまうかもしれないのです(爆)。


2.1.特徴ポイントの決定
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 とりあえず、キャラクターを作成しないと、遊べないので、作ってみることにします。

 「特徴ポイント」を、まず、決定しましょう。
 これは、キャラクターの
 「筋力度」「敏捷度」「耐久度」「知力度」「教育度」「社会身分度」
 の、6つの身体的および、精神的な特徴を表す数値です。
 
 1つにつき、六面体のサイコロを、2つ振って、出た目を合計します。
 振りなおしは、不可と、ルールブックには、書かれています。

 「こいつは、ダメすぎる!」 と、行った場合は、この後の「技能と経験の習得」の時に、「偵察部門」へ入隊させると良いと、ルールブックに書いてます。

 ルールブックの訳者の注釈によれば、「偵察極は死亡率が高いから」「再入隊しやすいので、技能が沢山取って強化できる」の2つの理由があるそうです。

 では、作成してみましょう (コロコロ・・・) 結果・・・

  筋力度:5
  敏捷度:11
  耐久度:8
  知力度:10
  教育度:6
  社会身分度:10


 筋力と、教育がイマイチですが、あとは、なかなか、良いような気がします。
 トラベラーでは、この特徴ポイントを、16進数で記載し、横並びにして表現します。
 つまり・・・

  5B8A6A

 これは、UPP(標準個人プロファイル)と呼ばれる表記法です。
 トラベラーのルールブックや、サプリメントは、このようにして、表現されています。

 社会身分が、B以上なら、称号が貰えたのですが、まず、ムリじゃん!
 まぁ、特徴ポイント(つまり、能力値)は、「技能と経験の習得」の過程で、上下する可能性があるので、まだ、望みはあります。

2.2.名前をつける
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 さて、名前を・・・ルールブックによれば、2つ方法があり、1つは、「プレイヤー自身の名前にする」、1つは、「架空の名前をつける」とあります。
 推奨される方法は、「架空の名前をつける」だそうです。

 まぁ・・・そうだよなぁ・・・

 しかし、キャラメイクで、死んでしまうかもしれないので、ちょっと、この時点ではなぁ・・・

 とりあえず、後回しにします(笑)


2.3.称号の有無の確認
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 社会身分が高いと、貴族の称号が、貰えると、ルールブックには、書いてますが、B以上なので、問題外。


2.4.技能と経験の習得
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 さて! いよいよ、キャラメイキングの、メインですよ!
 このフェイズでは、以下の流れで進みます。

  1.入隊
  2.生存判定
  3.任官・昇進判定
  4.技能と訓練
  5.再入隊(2に戻る)または、除隊、引退

 大体、こんな感じです。


2.4.1.入隊
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 作成されたばかりの、UPP[5B8A6A] は、18歳の、なにも経験のない人間です。
 宇宙で暮らすためには、まず、「入隊」します。
 入隊には、試験があるので、判定をします。

 まず、入隊先を決めます。
 ちなみに、入隊に失敗すると、「徴兵」されます。

 入隊先は6部門あります。
 「海軍」「海兵隊」「陸軍」「偵察」「商人」「その他」

 引退(除隊)時に、いろいろと退職金や物資が貰えるのですが・・・船が欲しいので、それを狙います。
 可能性のあるのは、「商船」「偵察」です。

 ルールブックを見る限り、
 偵察は、なんだか、死亡率が高いけど、船が手に入りやすそうに見えます。
 一人遊びするので、キャラクターは、2人は作ろうと思ってるので、まずは、冒険で技能を使いやすそうで、船が手に入りそうな、「商人」を狙うことにします。
 商売人のほうが、遊びやすそうですしね。

 「商人」に、入隊するためには、2d6を振って、判定します。
 トラベラーでは、判定のことを、セービング・スロー(スロー)と、言います。
 基本的には、六面ダイスを2つ振って判定します。

 商人の入隊目標値には、「7+」と書いています。
 2d6で、7以上という意味です。
 横に、「筋力度7+で、DM+1」「知力度6+で、DM+2」と書いています。

 数字のよこに、+がある場合は、「以上」という意味です。
 DMというのは、「サイコロ修正値」の意味だそうです。

 つまり・・・

 筋力度7以上で、サイコロに+1修正。
 知力度6以上で、サイコロに+2修正。

 ということです。

 UPP[5B8B6A]は、筋力は、駄目ですが、知力は抜群ですから、2d6+2で判定します。

 (コロコロ・・・)

 入隊成功です!


2.4.2.生存判定
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 さて・・・入隊した、UPP[5B8A6A]は・・・って、なんだか、雰囲気が出ないので、名前を付けましょう・・・

 「S.ハイドインスター」とします。

 彼は、4年の任期を、こなさなくてはなりません。
 入隊した部門によって、危険度が異なり、商人の、生存判定の目標値は、「5+」です。
 DMは、知力度7+であれば、+2つきます。
 ハイドインスターの知力は、Bですから、2d6+2で判定出きるわけです。

 ちなみに、一番危険な「偵察」の生存判定の目標値は、「7+」で、DMは、耐久度9+で、+2の修正が付きます。

 (コロコロ・・・)

 なんとか、生き残れたようです。


2.4.3.任官・昇進判定
──────────────────

 さて、最初の任期なので、彼は、平社員です。
 「任官」を申請してみましょう。

 まず、任官しないと、昇進できません。
 昇進できないと、退職金に影響が出ます!

 「任官」の判定の目標値は、4+です。DMは、知力度6+で、+1が付きます。

 (コロコロ・・・)成功!

 続いて、「昇進」試験をします。

 「昇進」の判定の目標値は、商人が一番難しいです。 目標値は、なんと、10+!
 DMは、知力度9+で、+1です。

 (コロコロ・・・) 全然駄目です!

 とりあえず、任官できたので、一番下の階級「4等航海士」を得ました。


2.4.4.技能と訓練
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 4年の間に、ハイドインスターは、なにかを、学んだはずです。
 4種類の「技能獲得表」があり、そこから、1つを選択して、6面ダイスを、1つ振ります。

 もっとも、4つめの「上級教育」表は、教育度8+ないと、選択できません。
 ハイドインスターは、選べますけどね♪

 表を選択できる回数が、あって、「技能獲得資格表」で確認できます。

 最初の任期で、任官した任期であった場合は、3つ選択できるようです。

 (コロコロ・・・)

 結果・・・「エレクトロニクス」「世情通」「砲術」を、覚えました。


2.4.5.再入隊または、除隊、引退
──────────────────

 さて、4年が過ぎました。
 これで、第1期が、終了です。

 ここで、「再入隊」するか、「除隊」するかを決めます。

 が、一応2d6振るようです。
 12が出ると、所属していた部隊から要請があったことにより、「強制的に再入隊」だそうです。

 5期以上勤務して、除隊した場合は、「引退」という扱いになり、今後、毎年、「年金」を受給できます!

 年金!!

 ちなみに、最大7期で、これを超えると、強制的に除隊されます。
 ただし、再入隊判定で、12が出ると、継続されるので、人によっては、10期以上勤務したりするらしい・・・。

 5期といえば、20年です。

 18歳+20だから、38歳か・・・。

 どちらにても、商人で、船を得ようと思ったら、もっと上の階級に昇進しないと、貰えません。
 年金も欲しいので、頑張ってみましょう。

 商人の再入隊判定の目標値は、偵察に次いで低めです。
 目標値は、4+で、DMは、なし。

 (コロコロ・・・)

 再入隊成功! 第2期目に突入です。


2.5.除隊
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 ハイドインスターの経歴は、こうなりました。


 第1期:18歳~22歳
     「商人」に入隊、4級航海士に任官。昇進失敗。
     「エレクトロニクス」「世情通」「砲術」を習得。
 第2期:22歳~26歳
     再入隊、昇進失敗。
     「スチュワード」習得
 第3期:26歳~30歳
     再入隊、昇進失敗。
     「スチュワード」習得(レベル2)
 第4期:30歳~34歳
     再入隊、昇進失敗。
     老衰判定で失敗(耐久度-1)
     「航法」を習得。
 第5期:34歳~38歳
     再入隊、昇進失敗。
     老衰判定で失敗(敏捷度、耐久度-1)
     「輸送車両」を習得。
 第6期:38歳~42歳
     再入隊、昇進失敗。
     老衰判定で失敗(筋力度-1)
     「輸送車両を習得(レベル2)
 第7期:42歳~46歳
     再入隊、昇進失敗。
     老衰判定で失敗(筋力度-1)
     「航法」を習得(レベル2)
 第8期
     強制除隊(再入隊要請なし)


 ハイドインスターは、28年間の勤務を追え、除隊となりました。

 除隊する際に、「除隊特典」が貰えます。

 これは、勤めた任期と、階級によって異なります。

 ハイドインスターは、7期勤めましたので・・・

 7つ特典があります。

 さらに、階級番号1(任官最低ランク)あるので、合計、8つの特典です。

 ルールに従って、「除隊恩典表」「除隊給付金表」を振ります。

 加えて、ハイドインスターは、5期以上勤務したので、「年金」が出ます!
 「年金表」を見ると、7期勤めた彼は、毎年Cr80,000貰えるようです。


 結果、彼が貰える退職金は、下記の通り。


 ・Cr60,000
 ・2等チケット2枚
 ・知力度+1ボーナス
 ・刀剣(短剣)
 ・年金:毎年Cr80,000(AかB型宇宙港で受け取れる)


 「Cr」というのは、トラベラーの世界で使用されている通貨の単位です。

 彼は、これを、元手に、第二の人生を、始める訳です。


3.キャラクターの完成
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 老衰判定に、尽く失敗したので、UPPが変化してしまいました。
 昇進も難しくて、宇宙船の入手もムリでした。
 これは、船を持つ、パートナーを、探すしか無さそうです。

 とりあえず、ルールブックの書式に従って、完成したキャラクターを、記載してみます。

 元商人のS.ハイドインスター 3A6B6A 46歳 7期 Cr60,000
 [スチュワード-2][輸送車両-2][航法-2]
 [エレクトロニクス-1][世情通-1][砲術-1]    短剣

 彼は、自分では、宇宙船を操縦出来ませんが、レーダーを使う術を心得ています。
 加えて、船の武器を扱え、電子機器の修理や、車両の運転、料理の調理やお客の世話などが出来るようです。

 船を持っている人物を見つけ出し、売り込むだけのスキルは、持ち合わせています(多分・・・)。
 退職金の一部として、刀剣を拝領しましたが、彼は、刀剣を扱ったことが無いので、扱いやすそうな、「短剣」を貰いました。


4.仲間の作成
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 実際は、プレイヤー1人につき、キャラクターも、1人なのですが、なにせ、「1人遊び」ですから、複数作らざる得ません(笑)。
 サプリメントで「1001 Character」というのを、買ってあるので、1001人ものNPCデータを持ってるのですが、ここから選ぶのも味気ないと思います。

 ・・・ので、パートナーとなりそうなヤツが出来ないかと、キャラクターメイキングして遊んでみようと思います。

 パイロット技能と、船が欲しいので、入手しやすい「偵察」キャラを狙ってみます。
 偵察は、パイロット技能を無条件入手できますしね。

 ちなみに、偵察局は、「任官・昇進」がありません。ずっと平。


 結果・・・


 1人目 UPP 796489

 第1期:偵察へ入隊判定失敗! 徴兵され「商人」になった。 生存判定で死亡

 死んだ!(爆)

 2人目 UPP AAA785 -> BA9787

 第1期:18歳~22歳
     偵察へ入隊、ギリギリで生存!
     「パイロット」「エア・ラフト」「メカニクス」
 第2期:22歳~26歳
     再入隊し、生存。
     「メカニクス」習得(レベル2)
     「エレクトロニクス」習得
 第3期:26歳~30歳
     再入隊し、生存。
     「筋力度+1」会得
     「航法」習得
 第4期:30歳~34歳
     再入隊し、生存。
     「万能」「宇宙服」習得
     老衰判定で失敗(耐久度-1)
 第5期:再入隊失敗。

 退職金:
  ・教育度+2ボーナス
  ・2等チケット
  ・偵察艦(条件付無期限レンタル)
  ・Cr20,000

 おお! 宇宙船をゲットしました!
 スキルも、ハイドインスターの欲しかったものが、揃っていそうです。


 名前をつけて、ルールブックの書式にしてみましょう。

 元偵察局員キャラ・ミモト BA9787 34歳 4期 Cr20,000
 [メカニクス-2][パイロット-1][エア・ラフト-1][エレクトロニクス-1]
 [航法-1][宇宙服-1][万能-1]     S型偵察艦

 多少若いので、女性にしてみました。テヘ。
 彼女は、パイロットであり、船外活動も出来ます。
 なにより「万能」スキルを持ってるので、なんだか、主役みたいです。
 ヒロインにしては、老けて・・・ゲフンゲフン


 キャラメイキングの時点で、既に、ドラマがある気がします。
 キャラクターシートの何処かに、経歴をメモっておくと、過去の背景が垣間見れるので、後で見ても、面白いし、会話のネタや、シナリオのネタにも、なりそうですよね。


5.次回は・・・
──────────────────

 キャラクターも船も手に入ったので、次回は、彼らの出会いを考えて遊んで、みようと思います。
 ルールもよく、わかんないし(爆)

 ほんとに、1人遊びできるのだろうか・・・。


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