D&D:魔物の書I&II
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その17の3)【夜の人食い魔女】(後編)
《冒険16回目の続き巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《前回までの、あらすじ》
俗に、「悪魔戦争」と、呼ばれることもある戦後の「グランゼリカ王国」。
領土が半分以下にまで、減少したが、この土地は、つかの間の平和な時を、得ていた。
プレイヤーキャラクターである、冒険者達は、特に、「世界平和のため!」とか、関係無しに、出来る範囲で、属性(アライメント)の赴くまま、生活しているのでした。
都会(城塞都市ファ・テリア:現グランゼリカ臨時首都)へ、出てきた、冒険者一向は、助けを求めて、町に、やってきた、少年マイクに、出会います。
彼の、住む、村では、行方不明者が、続出してました。
村長が、既に、他の「冒険者」に依頼して、原因究明をお願いしてましたが、一向に解決する様子がありません。
マイクは、行方不明の、両親を、一刻も、早く助けたいと思い、村を出て、別の冒険者にも、助けを求めようと思ったわけです!
「善」なる、我らが、ケレス、ゴールド、チェレ、(ついでに、リリージ)は、彼の申し出を、引き受け、村へと向かいました。
村へ行くと、村人は、歓迎してくれましたが、「依頼」については、既に、別の冒険者に、頼んでるから、と、断られました。
別の冒険者達は、森で、「精霊フェルイーラ」と、「交渉の儀式」を、行なっている最中だということです。
「行方不明」の原因は、「精霊フェルイーラ」だと、いうのでした。
別の冒険者の1人である、パラディン(聖騎士)の「ミーリア・パイソン」が、やってきて、「儀式に必要な、人手を」と、村人を選別し、森へと、連れ去ります。
しかし、ゴールドのパラディン能力「ディテクト・イーヴル(悪の感知)」は、「ミーリア」の属性(アライメント)を、「イーヴル(悪)」であると、見破りました。
思わず、倒してしまおうと、思ったのですが、そんなことを、すれば、「属性」を看破する術がない、村人から見れば、ゴールドたちが、「ならず者」になってしまいます。
「正義」は、手中あらず。
尻尾を掴むため、冒険者達は、ローグ(浮浪者)「チェレ」に、「ミーリア」の尾行をしてもらうことにしました。
クレリック(僧侶)の「ケレス」は、対象のクリーチャーの状態と位置を知ることの出来る呪文を、チェレに、かけることにして、チェレを、送り出しました。
その結果、「ダッパ村」跡を発見します。
この村は、昔、マイクの住む「デドリー村」と、交流が、あったのですが、戦争の影響か、ここ最近では、交流が途絶えているのでした。
一旦、チェレは、引き返し、翌日、ケレス、ゴールド、リリージと共に、「ダッパ村」に、向かい、目に付いた、屋敷へと、侵入を、試みたのでした。
《シナリオ:夜の人食い魔女》冒険16回目の3(後中編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル8)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル8)
※領域:太陽、治癒
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
※ドロップアイテム、命。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
※最近、ゴールドのことが、気になっている。
1.可哀相なゴブリン達
ダッパ村跡の奥の崩れた山の下敷きになっていた、屋敷に侵入した冒険者達。
屋敷は、どうやら、2階が、あるらしい。
とりあえず、1階の捜索を、行った冒険者たちが、見つけたのは、枷で、身動きが取れなくなり、ぐったりしている、ゴブリン達でした。
DM:扉を開けると、同じような大きさの部屋で、南側、つまり、左手の壁に、手枷、足枷をつけて、座り込んだり、寝転がっている、人型生物が、6体。 部屋の中央付近で、倒れている、人型生物が、2体います。
ゴールド:ディティクト・イーヴル(悪の感知)を、してみよう。「ゴールド・アイッ!」
DM:壁に張り付けられたり、転がってる6名のゴブリンは、全員「悪」で、転がっているのは、違うようです。
ケレス:死体は、アイテムだからなぁ。属性が、ニュートラルになるだろうしね。
ゴールド:つまり、全員、「悪」かよ。
チェレ:まぁ、ゴブリンだし。
ゴールド:「おい、お前ら、ここで、何を、しているのだ」
DM:ゴブリン達は、ゴブリン語しか、わからないようです。
ゴールド:しらねーよ!(笑)
ケレス:「俺にも、わからん」
チェレ:「しらん」
リリージ(DM):「えへへ♪ わたし、わかりますよー」
ケレス:「まぁ、バリザード(バーバリアン&ウィザード)だしな」(笑)
リリージを介して、ゴブリンに事情を、聞いてみると、どうやら、彼らは、本当に、捕まっているらしい。
リリージ(DM):「こいつら、毎朝、人間?の女性に、背中乗られて、悪夢を見せられてるらしいですよ」
ゴールド:「なんじゃ、それ?」
ケレス:「意味が、わからんな」
チェレ:「部屋の隅に、チェスト(宝箱)みたいのが、あるから、調べておくね」
リリージ(DM):「この、ゴブリン、どうしましょうか」
ゴールド:うーん、悪だからといって、確か、即殺せってゲームじゃないんだよな・・・
ルールブックを読むと、どうも、そうらしいですね。
ゴブリンの属性は、「通常は中立にして悪」です。この、「通常は」というのが、指針になっています。
これが、「常に」などの場合は、「改心」する可能性が、かなり低いのですが、「通常は」の場合、たとえば、刑務所や神殿、修道院に入れて、再教育することで、改心する可能性を秘めているのです。
つまり、「生来の悪」というわけではないのですね。
しかし、現在の属性は、「中立にして悪」なので、彼らを野放しにすると、必ず悪事を働くことは、明白なのです。
だから、殺してしまっても、良いとは、思います。
しかし、そこに落とし穴があります。
D&Dの世界では、死ぬと、魂は、自分の属性の「世界に」旅立ちます。
つまり、悪の属性を殺すと、「悪の世界」が、強まるわけです。
なので、悪魔(デヴィル)などは、悪のクリーチャ(キャラクター)が、死ぬことを喜ぶのです。
最善の方法は、悪のクリーチャ(キャラクター)を、善人に改心させることなのでしょう。
ただし、「来訪者」(現住の来訪者を除く)が、死んだ場合、魂ごと消滅するので、悪の来訪者は、殺してしまっても、問題は無さそうです。
もっとも、改心させて、善の陣営を強化することのほうが、良い事でしょうね。
ゴールド:「こうしよう。 お前(ゴブリン)らは、悪事を働いてるわけではないから、殺しはしない。 だが、解放すると、悪事を働くだろう。 ・・・なので、俺は、こいつらを、このまま、放置する。 生きるも死ぬも、お前ら次第だ」
ケレス:「そうするか」
とりあえず、ゴブリンは、枷をつけたまま、放置し、宝箱の中身を確認することにしました。
宝箱の中身は、ダンジョンマスターガイドに載っている、「宝物表」から選びます。
通常は、DMが、これをサイコロでランダムに決定するか、任意に選んで、入れておくわけですが、僕は、ランクだけ、決めて、サイコロは、プレイヤーに振ってもらっています。
この方が、楽しいと思うし、 プレイヤーも、サイコロに気合が入ることでしょうしね。
たまに、固定で、設定しますけど。
チェレ:「ええと、金貨1500枚と、宝石1つ。 あと、巻物と、なにか、アイテムが出てきたよ」
ゴールド:「他に、悪の反応は無いし、どこにいるのだろうな」
2.隠し扉
冒険者達は、2階に登る階段を上がり、捜索するが、2階は、その殆どが、土に埋もれていたのでした。
再び、1階に、戻り、捜索します。
チェレ:「暖炉の中を、調べてみようか?」 (<捜索>判定を行う) コロコロ・・・
DM:(達成値を聞いて) 墨の下に、当然床があるのだけど、そこが動きますね。
チェレ:罠を調べてから、開ける (<捜索>判定を行う) コロコロ・・・
DM:罠は無いようです。 あけると、地下へ降りるための、鉄梯子が、ありました。 通路は下に伸びています。
ケレス:「お? 地下室か」
チェレ:「じゃあ、下を見てくるよ~」
チェレは、腰のベルトに、「コンティニュアル・フレイム(尽きせぬ炎)の棒」を挿して、梯子を降りていきます。
※コンティニュアル・フレイム(尽きせぬ炎)の棒・・・別名「消えずの松明」。 一見、普通の「炎」なのですが、熱は発せず、酸素も消費しない、魔法の炎。
旧D&Dでは、「コンティニュアル・ライト」という呪文だったみたいですね。 もっとも、ライトは、火ではなくて、光そのもの、なのですが・・・。
DM:10フィート(約3m)ほど降りると、部屋が見えます。 高さ10フィート(3m)、奥行き30フィート(9m)、幅45フィート(13.5m)です。 石造りの部屋で、奥の壁の中央には、両扉が1つ。左手の壁にも、両扉が1つあります。
チェレ:登って、報告しよう 「・・・てな、感じだよ」
ゴールド:「じゃあ、俺が、まず、降りよう」 降りて、ディティクト・イーヴル(悪の感知)だ!
DM:正面の奥、扉の向うに、「悪」の反応がありますよ。
ゴールド:ぶっ(笑) 「ブレス・ウェポン(武器祝福)!」
※ブレス・ウェポン(武器祝福)・・・パラディンレベル1呪文(パラディンクラスレベル4から使用可能の呪文)。 武器にかける呪文で、武器は、「善属性」となり、武器に、+1強化ボーナスを与える。 更に、悪属性の敵に対しては、クリティカル可能状態(武器にもよるが、攻撃ロールで、クリティカル値が出た場合)に、なった場合、判定なしで、自動的にクリティカルに成功する。
ケレス:続いて降りるよ。
DM:悪の反応は、扉をすり抜けて、ゴールドに接近してきます。 けど、見えませんね。
ゴールド:なんだってー?
ここで、DMは、ルール的に、間違いを犯しています。
敵は、実は、「エーテル化」して「エーテル界」います。
エーテルとは、「精神世界」のことです。
D&Dの世界には、「宇宙」が、あります。
もっとも、我々の世界の「宇宙」とは、その姿は異なっています。
全てを、ここでは、書きませんが、冒険者たちの住む世界は、「物質界」と呼ばれています。
我々の世界でいうところの「地球」に該当するのでしょうか?多分。
物質界を取り巻く「アストラル界」が、あり、その外側に、神々や、来訪者達が住んでいる「次元界」が広がっています。
「物質界」と「次元界」を繋ぐ、中間中継世界が、「アストラル界」です。
中継世界は、「アストラル界」の他に、「影界」そして、「エーテル界」が、存在します。
「影界」と「エーテル界」は、「次元界」と、「物質界」を繋ぐ中継世界ですが、「アストラル界」と異なり、「物質界」と、併存しています。
どういうことかと、言うと、「影界」は、物質界の影の中にある世界なのです。
「エーテル界」は、物質界の精神と魂の世界です。
影界や、エーテル界の一部は、「物質界」と重なるようにして存在しています。
キャラクターの足元に見える、「影」は、「影界」の一部ですし、夢や、幽体離脱した場合に魂が、うろつく世界は、「エーテル界」なのです。
さて? DMは、先ほど、何を間違ったのでしょうか?
「悪の反応」を放っている、存在は、現在、エーテル界に浮遊し、冒険者たちの様子を伺っています。
「エーテル界」のいる場合、その場から、「物質界」を「見る」ことが、出来ます。
しかし、「物質界」から、見ることは、できません。
もっとも、「エーテル界」で、武器振るったり、魔法を発動しても、「物質界」には、何の影響も起きません。
逆もしかりです(例外は、あります)。
ゴールドの発動した「ディテゥクト・イーヴル(悪の感知)」は、60フィート以内に存在する、悪を感知する魔法ですが、これは、自分のいる世界に限ります。
つまり、別世界の「エーテル界」には、効果が及ばないのです。
DMは、そのルールをスッカリ失念しています。
ちなみに、しばらく、この間違いに気づかなかったので、これ以降のシナリオでも、同じ間違いをしています。
まぁ、TRPGでは、ルールを間違っても、その場で気が付かなかった場合、「起こったことは事実」となります。
「あれ?間違ってた!?」と気が付いたときから、直せばいいのです。 やりなおしは、イタシマセン。
ゴールド:「どういうこと? どうすりゃいいの?」
DM:悪の反応は、そのまま、上昇し、消えていきます。
ゴールド:「あれ?」
ケレス:俺にも見えないの?
DM:見えませんよ
ゴールド:「悪の反応があったのだが、姿は見えないし、それに、上のほうへ移動してしまったようだ」
リリージ(DM):「多分、姿を消す魔法を使っていたか、エーテル化してたんじゃないですか?」
ゴールド:「エ、エーテル化って、何だ??」
リリージ(DM):「エーテルってのは・・・」(先ほどの、GMの間違いのついでの説明のエーテルのところだけを説明する)
ゴールド:「げー? てことは、こちらからの攻撃は、当たらないってことじゃないか」
リリージ(DM):「一応、物質界側からなら、力術呪文・・・例えば、マジック・ミサイル(魔法の矢)の呪文なら、当たりますよ。見えてれば」
ゴールド:「どちらにしても、ずるいぞ! 簡単に、逃げられるじゃないか」
リリージ(DM):「大丈夫ですよ。 エーテル界からは、相手も攻撃できないし、攻撃してくるなら、物質界に出てこないとダメなので、逃げる前に倒せば良いんですよ」
ゴールド:「えー・・・とりあえず、俺は、あれを、追うぞ!」 ブレス・ウェポン(武器祝福)の持続時間がヤバイ!
※ブレス・ウェポン(武器祝福)の呪文の持続時間は、「1分/レベル」です。レベルは、術者レベルのことで、パラディンの術者レベルは、クラスレベルの半分であることから、ゴールドのブレス・ウェポン(武器祝福)の持続時間は、なんと、「4分」だけです。 4分あれば、戦闘中に、切れることはないのですが、問題は、ゴールドの実力では、1日に、1度しか、この呪文を発動できないのです。 つまり、この部屋で、のんびりしてると、呪文が切れて、いざ戦闘になったときに、強敵に出会った場合、まずいという判断ですね。
呪文の発動してしまった、ゴールドは、決着をつけるべく、梯子を上って、1階に出ます。
ゴールド:ディティクト・イーヴル(悪の感知)で、見渡すけど・・・
DM:反応はないですね。
ケレス:俺らも、ゴールドを追うよ。
チェレ:「へーい」
ゴールド:呪文の時間が無い。 外に出てみよう。
DM:屋敷の外に出てみると、甲冑を着た、ミーリアの後姿があります。 ・・・が、その甲冑が、がらんと崩れ落ちて、黒い霧のようなものが、立ち上がり、それは、老婆の形をとります。
ケレス:知識判定は? 次元界? (コロコロ・・・)わかんねー
リリージ(DM):(コロコロ・・・) 「うーん、あれは、ナイト・ハグ(夜の妖婆)ですねー」
ケレス:「なんだ、そいつは?」
※ナイト・ハグ(中型サイズの来訪者・悪、次元界)・・・8~16HDのクリーチャー。 ハデスの次元界からの来訪者で、常に罪なき男女の血肉に飢えている、人食いである。 呪文抵抗を持ち、武器も「冷たい鉄」か「魔法」がなければ、ある程度、ダメージを防いでしまう。 擬似呪文能力を持ち、病気を持っている。
リリージ(DM):「こいつ、擬似呪文能力で、回数無制限で、エーテル化したり、変身したりしますよ!」
ゴールド:「敵って、そんなん、ばかりだな!」
ケレス:「病気って?」
リリージ(DM):「ナイト・ハグに噛まれると、「魔鬼熱」に感染する可能性がありますよ」
ゴールド:「まぁ俺、パラディンだから、病気にならんけど」
ナイト・ハグは、マジック・ミサイル(魔法の矢)や、光線を飛ばしてきました。
冒険者たちも、武器を抜いて、応戦します。
そこへ、空間を割って、炎に包まれた、「黒い馬」が、出現しました。
ケレス:「なんだ、あれ?」
DM:次元知識で・・・
ケレス:(コロコロ・・・)だから、わかんねーよ!
リリージ(DM):(コロコロ・・・)「ナイトメアっすね。あいつも、回数無制限で、エーテル化しますよ」
ゴールド:「そんなん、ばっかりだな!」
ナイトメアは、挟撃を狙って、冒険者に接近してきます。
ひとりは、ナイトメアに接近し、それを阻止しますが、ナイトメアは、激しく鼻を鳴らすと、煙(超常)を発動しました。
チェレ:「なんだこれ!?」
DM:熱くて硫黄の匂いがするガスですね。頑強セーヴしてね。
チェレ:「ぷぎゃー!?」
冒険者達は、傷つきますが、確実に、ナイトメアと、ナイトハグを追い詰めます。
DM:(ナイトメアは、ナイトハグが、逃げないなら、逃げないしなー) うーん、そろそろ、ヤバイなぁ、ナイトハグ逃げるかも?
ゴールド:えー?
DM:士気判定(そんなものはルールにないけど)してみよう。20面サイコロで、10を超えたら、逃げる・・・(コロコロ・・・) 逃げないな。 まだ、やれると思ってるらしい。
ゴールド:ようし 「うりゃー!」 どうだ!
DM:あたり。ダメージちょうだい。 あ、死んだ。
ゴールド:「よしっ!」
残った、ナイトメアも、冒険者たちに囲まれ、止めを受けてしまいました。
3.事件の真相
DM:ナイトハグと、ナイトメアは、来訪者なので、死体が残らない。 つまり、絶命と共に、消え失せます。
チェレ:えー 「なにも、残らないの?」
DM:いや、なんか、「石」のような物が、転がっていますよ。
チェレ:「なにかな?」 回収しておく。
冒険者達は、屋敷に戻り、梯子を降りて、地下室を捜索します。
梯子を降りて、直ぐ左手の扉の中には、罠の掛かった宝箱があり、それを解除して開けると、なにやら、血まみれの装備品(剣や鎧など)が、出てきたのでした。
あと、宝物表を振ってもらい、1800gpをゲット。
奥の扉を開けると、部屋になっており、どうも、ナイトハグの住居になっていたようでした。
その部屋の左手に、扉があり、血の匂いがしていました。
慎重にあけると・・・
DM:幅25フィート、奥行き40フィートの、石造りの部屋になっており、奥の壁に、誰かが居るようですが、コンティニュアル・フレイムの光源では、視認困難なので、ぼんやりとしか見えません。
ゴールド:「ゴールド・アイッ!」 ディティクト・イーヴル(悪の感知)は?
DM:悪の反応は無いですね。
ケレス:「では、近寄ってみよう」
DM:すると、半裸のミーリアさんが、両腕を鎖に繋がれて、壁に張り付けられていますよ。
ケレス:「あれ?」
リリージ(DM):「どうやら、ナイトハグは、ミーリアさんに化けて、村人を騙してたみたいですね」
ケレス:「とりあえず、助けよう」 キュア・モデレット・ウーンズ(中傷治癒)を使うよ。
ゴールド:流石に、この状態では、胸を揉むわけには、いかんな。
DM:揉まないの?(笑)
ゴールド:「うむ。おれは、合意の上で無いと揉まん。ほのぼのレイプなのだ」
DM:(それは、レイプじゃないような)
ケレスは、ミーリアに、回復呪文をかけて、傷を治し介抱します。
気がついた、ミーリアから、事情を聞きます。
ミーリア(DM):「我々は、村人から事件を聞いて、精霊フェルイーラを探して、森に踏み込んだんだ。 この村跡を見つけて、調査してると・・・ナイトハグと、ナイトメアに遭遇して、戦闘になり、負けてしまったんだ。 私たちは、死ぬか、捕まるかして、2,3日ごとに、仲間をひとり、また、ひとりと、目の前で、死体を、または、生きながら食べられてしまった。 あいつは、魔法で、わたしに、化けて、村人を騙し、この村跡につれてきては、魔法で眠らし、そして、食べていたんだ」
ゴールド:「すると、この間連れて行かれた村人も含めて、生きてるものは・・・」
ミーリア(DM):「残念ながら、ひとりも、いないだろう」
ケレス:「あんたは、なぜ、生きているんだ?」
ミーリア(DM):「たまたま最後だっただけだ。 あなた方が、来てくれなければ、食べられていただろう」
ゴールド:「くそー! 結局、誰も、助けられないのかっ! マイクに、なんて言ったらいいのか」
リリージ(DM):「食べられちゃって、死体も無いですし・・・いまのグランゼリカでは、レイズ・デッド(死者の復活)を超える呪文の使い手が居ないので、生き返らせることは、できないですね・・・」
冒険者達は、ミーリアを連れて、デドリー村へと帰還します。
4.凱旋
村に、戻ってきた冒険者達は、村人に事情を説明しました。
村長(DM):「な、なんと・・・つ、つまり、我々は、騙されていたのですか・・・!?」
ケレス:「そういうことですが・・・しかし、ナイトハグは、倒しました。 これで、村の脅威は、無くなりました。 亡くなった方は、残念ですが・・・」
村長(DM):「むぅ・・・いや! あなた方には、なにも、頼んでいないのに・・・よくぞ、モンスターを退治してくれました。感謝しますぞ」
ゴールド:「すまない、マイク。 ご両親を、助けることは、できなかった」
マイク(DM):「・・・仕方が無いよ。ありがとう。 ぼくは、大丈夫だよ」
ゴールド:「すまん」
村長(DM):「あなた方は、村の恩人です!」
さて、D&Dらしい(?)演出をして見ましょう!
この村は、「秩序にして中立」ないし、「混沌にして中立」の村ですので、中立(ニュートラル)らしく、失敗した人物に対して、非難してみることにします!
村長(DM):「・・・それに、引き換え、この!偽パラディンめ!」
DM:・・・村長に続いて、村人全員が、同じように、ミーリアを、非難し始めますよ! 「そうだそうだ! この役立たずめ!」「家族を帰せ!」「キーキー!」 ミーリアは、歯を食いしばり、泣きそうですが、耐えています。
ゴールド:「うわ!?」
ケレス:「いやいや、あれは、どうしようも、ないですよ。 あまり、責めないで」
村長&村人(DM):「そうですか? あなた方が言うならば、まぁ・・・」 と、収まります。
ゴールド:「とりあえず、町に戻るか」
村長(DM):「いやいや!そんな!暫く、村にご滞在ください。 お礼もしたいですし・・・キサマ(ミーリア)は、帰れ! 二度と顔を見せるな、このクソヤロウ!」
ゴールド:「おいおいおい(笑) 勘弁してやれよ」
ケレス:「まぁまぁ落ち着いて」(笑)
チェレ:「まぁまぁ」(笑)
ミーリア(DM):「ううう・・・(泣)」
その夜は、村を上げての、感謝と死者の弔いの宴となりました。
翌日、冒険者達は、村を出て、ミーリアと共に、町に帰ったのでした。
~おしまい~
《感想とか反省》
ディティクト・イーヴル(悪の感知)が、エーテル界には、届かないことを失念していました!
今後も、暫く間違い続けるのですが、ご了承くださいませ!はっはっは(笑)
今回は、救いの無いシナリオだったので、村人を助けることは、不可能でした。
唯一助けれたかもしれない村人は、冒険者が、村に来たときに、連れ去られた人々だったのですが、まさか、喰われてるとは、思わないでしょうから、これは、仕方が無いですね。
次回は、どうしようかなと思いつつ、実は、フェルイーラの森編は、まだ、終ってないのでした。
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★・・・と、いうわけで、いつも、セッションで使用していた、「Panasonic CF-R1 Let's note PRO」の、HDDが、クラッシュしたようで、カスンカスン言って、「あのー。システムが無いよ」とか、言います。
★D&D関連ファイルは、バックアップ日付が、2007/10/06なので、見てみると、「ブラックオニキス」こと、「ポート・アルバス」に付いたばかりあたりのデータまでのようです。
シナリオとか、音声ファイルも同様。
わっはっは。
シャミラや、シルバー、リリージのデータは、書面化してるので、良いとして、他のNPCは、あらかた消滅したんで、作り直しですね!
データが、全く残ってないので、全然違うものになるわけですが、きっと、誰も覚えて無いので、オッケーですね!
前回の経験値を、まだ算出してないのだけど、確か・・・
・アンバーハルク2体
・オーガメイジ1体
を、倒したくらいだったはずなので、それで算出することにします。
あと、多少ボーナスをつけて・・・という感じ。
家のパソコンもバックアップ取らないとなぁ・・・。
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その17の2)【夜の人食い魔女】(中編)
《冒険16回目の続き巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《前回までの、あらすじ》
俗に、「悪魔戦争」と、呼ばれることもある戦後の「グランゼリカ王国」。
領土が半分以下にまで、減少した、この土地は、つかの間の平和な時を、得ていた。
プレイヤーキャラクターである、冒険者達は、特に、「世界平和のため!」とか、関係無しに、出来る範囲で、属性(アライメント)の赴くまま、生活しているのでした。
都会(城塞都市ファ・テリア:現グランゼリカ臨時首都)へ、出てきた、冒険者一向は、助けを求めて、町に、やってきた、少年マイクに、出会います。
彼の、住む、村では、行方不明者が、続出してました。
村長が、既に、他の「冒険者」に依頼して、原因究明をお願いしてましたが、一向に解決する様子がありません。
マイクは、行方不明の、両親を、一刻も、早く助けたいと思い、村を出て、別の冒険者にも、助けを求めようと思ったわけです。
「善」なる、我らが、ケレス、ゴールド、チェレ、(ついでに、リリージ)は、彼の申し出を、引き受け、村へと向かいました。
村へ行くと、村人は、歓迎してくれましたが、「依頼」については、既に、別の冒険者に、頼んでるから、と、断られました。
別の冒険者達は、森で、「精霊フェルイーラ」と、「交渉の儀式」を、行なっている最中だということです。
「行方不明」の原因は、「精霊フェルイーラ」だと、いうのでした。
別の冒険者の1人である、パラディン(聖騎士)の「ミーリア・パイソン」が、やってきて、「儀式に必要な、人手を」と、村人を選別し、森へと、連れ去ります。
しかし、ゴールドのパラディン能力「ディテクト・イーヴル(悪の感知)」は、「ミーリア」の属性(アライメント)を、「イーヴル(悪)」であると、見破りました。
思わず、倒してしまおうと、思ったのですが、そんなことを、すれば、「属性」を看破する術がない、村人から見れば、ゴールドたちが、「ならず者」になってしまいます。
「正義」は、手中あらず。
尻尾を掴むため、冒険者達は、ローグ(浮浪者)「チェレ」に、「ミーリア」の尾行をしてもらうことにしました。
クレリック(僧侶)の「ケレス」は、対象のクリーチャーの状態と位置を知ることの出来る呪文を、チェレに、かけることにして、チェレを、送り出しました。
《シナリオ:夜の人食い魔女》冒険16回目の2(中編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル8)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル8)
※領域:太陽、治癒
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
※ドロップアイテム、命。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
※最近、ゴールドのことが、気になっている。
1.追跡者チェレ
DM:・・・チェレは、どれくらい離れて追跡してるの?
チェレ:うーん、ぎりぎり見える範囲かなぁ。
DM:なるほど・・・では、とりあえず、1時間くらい、追跡しました。 森は険しく、ミーリアは、村人を連れて、どんどん、奥へ向かいます。 (ミーリアたちの、〈聞き耳〉と、〈視認〉判定は・・・(コロコロとサイコロ振る)失敗かー)
チェレ:ついていくよ。
DM:ステイタス(状況確認)の呪文の効果で、ケレスには、脳裏に、『チェレ』マーカーが動いて行くのが、見えるわけですね。
ケレス:「うむうむ、体調は、万全のようだな」
リリージ(DM):「これで、ダメージを受けたり、すると、赤く見えたりするんですねー」
ゴールド:「便利だな」
ケレス:「反応が消えたら、死んだってことだしな」
チェレ:いやだなぁ。
途中、際どい、シーンは、あったものの、チェレは、5時間ほど、追跡に成功する。
DM:5時間ほど追跡すると、少し開けた場所に出たようです。 見たところ、数軒の打ち捨てられた小屋が立ち並ぶ、集落の跡という感じですね。 奥まった場所に、大き目の屋敷が見えます。屋敷は、裏山の土砂が崩れて、半ば埋まっています。 ミーリアは、村人を連れて、屋敷の中へ、入っていきます。 チェレは、その開けた場所の手前の森の中に、潜んでいます。
チェレ:うーん・・・、その小屋の中を、すこし探ってみよう。〈忍び足〉〈隠れ身〉で・・・。
DM:(判定の数値を確認して)・・・小屋をみると、白い骨が、立ち上がっておりますね。
チェレ:「ぎゃー!」〈宗教知識〉が、無いから、わからないけど、どうみても、アンデッド・・・。
DM:どうしますか。
チェレ:帰る!
DM:(帰るのか) では、戻っていきます。 5時間・・・よりは、少し短めの時間で。
チェレ:「ただいまー、かくかくしかじか、アンデッドみたいなのが居たよー」
ゴールド:「もうちっと、調べて来てくれても良かったんじゃないかな」
ケレス:「そこが、儀式の場所なのかな」
リリージ(DM):「どうしましょうか?」
ケレス:「呪文を用意して、明日、そこに、行こう」
ゴールド:「そうだな」
ケレス:村の人に、その集落跡の事を知らないか、聞いてみよう。
DM:村長の話では、その辺りには、「ダッパ村」というのが、あったそうです。 今、いる、「デドリー村」の周囲には、いくつか、村があるのですが、現在は、交流が途絶えてるそうです。 主な理由は、森に住む、モンスターの増加ですね。
ケレス:「ふーん」
2.ダッパ村跡
翌朝、冒険者達は、チェレの案内で、ダッパ村跡へ、向かいます。
途中、〈生存〉技能による、「迷子判定」も、行ないましたが、なんとか、辿り着きます。
チェレ:「あぶねー。 迷うところだった」
ケレス:「で、どうなってるんだ」
DM:チェレが、報告したとおり、打ち捨てられた、小屋が、数軒あり、村の中央広場の向こう側に、2階建ての、屋敷が見えますね。
リリージ(DM):「おや? 広場の中央に、なにか、山のようなものが、盛り上がってますよ」
ケレス:「なんだろ?」
DM:遠めなので、〈視認〉判定どうぞ・・・(判定結果を聞いて)チェレが、見えるかな? 骨を積み上げた、小山ですねー。
チェレ:「骨?」
ゴールド:「嫌な予感が・・・」
チェレ:周囲には、何も居ないのかな? 〈視認〉判定?(判定する)
DM:怪しいものは、見当たらない。
チェレ:「でも、小屋の中には、骨が動いてるはず」
ケレス:「まぁ、それは、放っておくとして・・・まぁ、後で、葬ろう」
チェレ:「えー、後でやるの? なにか、あるかもしれないのに」
リリージ(DM):「じゃあ、どうしましょうか?」
ケレス:「あの、屋敷だろうな。 行ってみようぜ」
DM:よくみると、屋敷は、裏山の土砂が崩れて、半ば埋まっています。入り口のところは、土砂がありません。
ケレス:ダンジョンだなぁ・・・。
3.部屋探索
DM:屋敷の扉を開けると、そこは、幅15フィート(約4.5m)、奥行き10フィート(約3m)、高さ10フィートの玄関になっており、またもや、扉が、正面にあります。
チェレ:〈捜索〉と、〈聞き耳〉するよー(判定する)。
DM:特に、罠も鍵も無く、物音もしないですね。
ゴールド:「では、俺が、開けよう」
DM:奥の扉を開くと、幅45フィート(約13.5m)、奥行き30フィート(9m)の、木造の部屋になっています。 右の壁に、2階へ登る木の階段が、見えます。 あと、左の壁には、扉があります。 正面の壁にも、扉がありますね。 扉は、どれも、両扉です。 ・・・それと、入ってきた扉の脇に、人間大の「石像」が、立っています。
ケレス:「ぶっ(笑)」 怪しいぞ!
ゴールド:「うお?」
チェレ:どんな石像なの?
DM:芸術品かな? こう、騎士って感じの石像です。
ゴールド:「ううむ。 ゴールドアイッ!(ディテクト・イーヴル(悪の感知))」
DM:イーヴル(悪)では、無さそうです。
ケレス:「動きそうにないな」
チェレ:「うーん、じゃあ、調べてみるよ」 石像を〈捜索〉~。(判定する)
DM:タダの石像のようです。 持って行くには、すごい重いかも。(この石像は、脅かすためのオブジェクトで、価値も、殆ど無いのだ。 持って行ったら、笑う)
ケレス:バック・オヴ・ホールディングが、あるから、持っていけないことも無いけどな・・・。
ゴールド:部屋に入って、ディテクト・イーヴル(悪の感知)で、見渡そう。
DM:・・・するとですね。 部屋から入ってきて、正面。 つまり、「南側」の扉の向うに、悪の反応があります。
ゴールド:「うお!」 いくつくらい見えるのか。
DM:4ラウンドほど集中すると、わかります。
ゴールド:するよ。
DM:6つありますね。 並んでいて、あまり、動いて無い様子です。 オーラの強度は、「微弱」ですね。
チェレ:「6つ!」 扉を、〈聞き耳〉してみるー(判定する)
DM:なにかいるような物音がします。 話し声はしないかな。
ケレス:「では、そこは、後回しにして、東側の扉へ行こうか」
4.捕らわれの・・・
DM:扉を開けると・・・同じような大きさの部屋ですね。扉から見て、奥行きが、45フィート。幅30フィート。 右側、つまり、南側の壁に、片扉が、一枚あります。
リリージ(DM):「ちなみに、灯りは、わたしらの腰に刺さっている、「コンティニュアル・フレイム(尽きせぬ炎)」の棒切れの灯りだけなので、つまり、奥が、良く見えないですね」
※コンティニュアル・フレイム(尽きせぬ炎)の灯りの範囲は、半径20フィート。但し、半径40フィートまでは、薄暗い状態(視認困難状態 命中判定などに20%の失敗判定)で、見ることは出来る。
チェレ:「じゃあ、少し入って、部屋を見てみよう」
DM:どうやら、部屋の中央辺りに、人骨のようなものが、積みあがっています。 ふた山ほど・・・あと、部屋の南側の奥、つまり、左手の置く側に、ゴミの山のような物が、見えますね。
ゴールド:ディテクト・イーヴル(悪の感知)の効果時間は、まだ、あるのだけど、悪の反応は?
DM:ええと・・・悪の反応は、ありませんね。
ケレス:「アンデッドじゃ、無さそうだな。 これは、一体・・・」
チェレ:「とりあえず、骨の山を、調べてみるよー」 〈捜索〉判定~(判定する)
DM:骨は、骨だった。 人骨ぽい。
チェレ:「じゃあ、今度は、ゴミの山に行って、調べてみるよー」
DM:ふむ。 ゴミの山に行くと、実は、ゴミの山の手前の床に、落とし穴があったので、チェレは、落ちます。
チェレ:「ぷぎゃー!」
ケレス、ゴールド:「「ぶはははっ」」(笑)
DM:反応セーヴィングスローしてくださいー。
チェレ:(反応セーヴして結果を報告する)「うへー」
DM:落ちませんでした。 罠というよりは、床が朽ちて、地面は、地割れになってる感じですね。
チェレ:「じゃあ、ゴミ山を調べるよー」
DM:〈捜索〉判定をどうぞ。 (判定結果を聞いて) うん。 ただのゴミの山ですね(笑)。
チェレ:「ちぇー」
リリージ(DM):「うわっ、この女、汚物まみれですよ! エンガチョー! バリアー!」
チェレ:「なっ!?」
ケレス:「えんがちょー」
ゴールド:「ぶはははは」
部屋全体を、〈捜索〉してみるものの、特筆できるものは、発見できず、南側(入って右)の、片扉を、〈捜索〉し、安全と判断して、扉を開けて、侵入する冒険者達。
DM:やはり、同じような、大きさの部屋になっています。 つまり、横幅45フィート。奥行き30フィート。 右の壁に、片扉が、あります。 左奥・・・つまり、南東の隅に、暖炉が、あります。
チェレ:暖炉を調べてみよう。
DM:暖炉の中は、撒きの燃えカスが、あり、手前に、火掻き棒が、転がっています。 暖炉の上部には、エントツに繋がる柱が、天井に向かって、生えてますね。
チェレ:10フィート棒で、掻き出してみる。
DM:掻き出されました。 中は、レンガ造りですね。
チェレ:「じゃあ、中を捜索するよー」 (〈捜索〉判定を行い結果を報告する)
DM:なんと、暖炉の中に、隠し扉が、あり、そこには、宝物が! 宝物表を振りましょう~ (ダンジョンマスターガイドの、宝物表ページを、開く)
しばらく、宝物決定作業が、続くのです。
ケレス:「うーん、ろくな物が、ない」
チェレ:「部屋と、扉を調べたけど、扉の向うからは、物音がするね。 鍵が、掛かってる」
ゴールド:「まぁ、位置的に、先ほど、悪の反応が、あった部屋だからなぁ」
チェレ:「2階に行こうか?」
ケレス:「逃げ場が、無くなるのも、嫌だから、ここを、確かめよう」
チェレ:「じゃ、〈解錠〉するね」(判定して、成功)
ゴールド:「じゃ、開けるぞー」
DM:扉を開けると、同じような大きさの部屋で、南側、つまり、左手の壁に、手枷、足枷をつけて、座り込んだり、寝転がっている、人型生物が、6体。 部屋の中央付近で、倒れている、人型生物が、2体います。
ケレス:「なんだ?」
DM:〈地域知識〉判定で、わかりますよ。 まぁゴブリン族系ですけど。
ケレス:そんな、技能、持ってねぇ。
チェレ:持ってる。(判定する)「こいつらは、ゴブリンそのものだねー」
リリージ(DM):(判定する)「そうですねー」
ケレス:「ゴブリンが、捕まっているのか?」
ゴールド:「しかし、これは、一体・・・」
~つづく~
《感想とか反省》
森で、迷わなかったのは、残念!
迷えば、ひょっとしたら、「精霊フェルイーラ」との遭遇も、ありえたのですが、今の流れだと、そのイベントは、発動しなさそうです。
まぁ。会わなくても良いんですけどね(笑)
さて、捕らわれのゴブリンたちは、一体、何者なのかー?
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その17の1)【夜の人食い魔女】(前編)
《冒険16回目の巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《シナリオ準備》
そろそろ、ベジルグリン(グリーンドラゴン)と、戦ってもらおうかな? と、思い、出した「ドラゴンスレーヤー(+1“ドラゴン”ベイン・グレートソード)」でしたが・・・
ゴールド:「グレートソードか・・・これは、両手持ちの剣なのだな」
ケレス:「盾が持てないんじゃ、今の俺たちじゃ、ドラゴンの攻撃を凌ぐのは、難しいぞ」
チェレ:「へー、残念だねー」
えー・・・
・・・という様子だったので、まだ、挑むつもりは無いらしい(爆)。
まぁ特に、今倒して欲しいわけでもないので、この辺りは、自由なのです。
剣を、ロングソードに、変更するという手もあったのですが、設定を変えると、ろくな事が無い!という経験と、持論から、変更はしません。
僕の、持論は、「世界設定と、NPCの設定ができてれば、なんとでもなる」なのです。
・・・どうにもならんことも、ありますが・・・
ともあれ、モンスターマニュアルを読んでいると、シナリオが浮かんだので、そちらになら誘導できそうです。
《シナリオ:夜の人食い魔女》冒険16回目(前編)
前回の経験点では、レベルアップできませんでした。
さらに、チェレは、レイズ・デッド(死者の復活)を受けたため、レベルが、1下がり、累積経験点も、下がったレベル必要経験値と、本来のレベル必要経験値の間までの点数に下がります。
下がった総経験値に、前回の取得経験値足しても、レベルが、戻るには、足りませんでした・・・。
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル8)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル8)
※領域:太陽、治癒
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
※最近、ゴールドのことが、気になっている。
リリージ(DM):「チェレさん、わたしと、一緒のレベルになりましたね。うししし」
チェレ:「うるさいなぁ!」
1.デドリー村のマイク
DM:買い物、済んだ?
ゴールド:「鎧を新調したぞ。魔法のAC強化付だ。盾もね」
ケレス:「俺もだ」
チェレ:「良いなぁ。 蘇生費払ったから、お金がないよ」
DM:ええと、きみらは、城塞都市「ファ・テリア」にある、「魅惑の腰つき亭」に、います。 亭主は、ドワーフの男性で、「ゴーゼット・ガンガル」という名前です。 夜になると、褐色のハーフエルフの踊り子、「ナディ・モディック」が、踊りを披露したりします。 店の隅には、ハーフオークの「片目のシンディア」が、睨みを利かせています。
(・・・って、あまり、説明を聞いてない気がする・・・)
DM:・・・で、この宿は、一階が、食堂兼酒場になってるわけですが、1人の少年が、場違いにも、やってきて、きょろきょろしています。 彼は、聖騎士と思しきゴールドのところへ・・・
ゴールド:いやいや、待ってくれ。 見ただけで分かるの?
DM:多分、鎧の様式とか、こう、パラディンのマーク入れてんじゃないの? ルールブックのイラストのパラディンなんかは、「ハイローニアス」の刺青いれてるし・・・
ゴールド:でも、俺、特に、特定の神格に仕えてないよ。
ケレス:あんまり、身分が分かるのもなぁ。
DM:ケレスさんの鎧、イラストで、ばしばし、ペイロアの紋章いれちゃったけど(笑)
ケレス:そういやそうだね・・・。 俺は、あちこちに、ペイロアの紋章つけてるのか!?
ゴールド:じゃあ、俺は、盾に・・・「パラディンぽい」と書いている。
DM:ぽいって! ・・・(なぜ、2人とも、身分を隠したがるのだろう?) じゃ、じゃあ、少年は、ペイロアのクレリックの紋章をつけている、ケレスに、近づいてきて、こう言います。
※イラストでは、鎧に書いちゃったけど(笑) 英語で書きたかったけど、「~ぽい?」て、どう書くのか、わからないよー。
少年(DM):「お兄さんは、クレリックですよね。 ぼくの、村を、助けてください!」
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「え???」」」」
ケレス:「落ち着いて、どういう話なのかな?」
彼の名前は、「マイク・デドリー」8歳の少年でした。
彼の村は、徒歩で、3日間南下した、森の中にあります。
村の名前は、「デドリー」と言い、マイクの両親や、村の何名かが、精霊に、攫われているというのでした。
マイク少年(DM):「村長さんが、この街に使いをだして、冒険者を、雇って、なんとかしようと、しているのだけれど、全然解決しないんだよ」
チェレ:「あんたは、1人で、きたの?」
マイク少年(DM):「うん。 村を抜け出して来たんだ。 ポニーのパックマンと一緒にね」
ケレス:「この間、シルバーさんに貰った、地図によれば、「エリーシャスフォレスト」の辺りになるのかな」
※クリックすれば、少し、大きめに表示されます。
マイク少年(DM):「お金も持ってきたよ」 と、言って、彼は、銅貨を数枚出した。
ゴールド:「いや、まぁ、それは、持っとけ」
ケレス:「そうだな。 村に、行って、村長に話を聞こう」
冒険者達は、保存食を買い込んで、マイクと一緒に、南へ向かいます。
2.デドリー村
DM:3日目の朝方、森に侵入し、道なりに進むと、小さい村が見えてきます。
リリージ(DM):「60戸ほどしか家がなさそうですね。 ちんけな、小村ですねー」
ケレス:「村長の家に行こう」
ゴールド:「では、少年。 村長の家に、案内してもらおうか?」
マイク少年(DM):「うん。 村長さんは、こっちの家だよ」
チェレ:「ふーん」
冒険者達は、マイク少年の案内で、村で一番大きな建物に向かいます。
そして、村長と挨拶し、事情を聞くことにしました。
村長(DM):「わたしは、ダールイ・デドリーと申します。 村長をしております」
ケレス:「マイクから聞いたのだが、精霊が、悪さをしているとか?」
村長(DM):「村の子供が、勝手なことをしたようで、すみません。 この件については、既に、冒険者に、依頼して、現在、解決してもらっているところなのです。 わざわざ来てもらってくださったのですが・・・」
チェレ:「そういえば、そんなことも、言っていたね」
ゴールド:「しかし、まったく、解決してないと聞いたぞ」
村長(DM):「そんなことは、ありませんよ。 今は・・・彼らが言うには、精霊を鎮めるための、【儀式】を、行なっているそうです」
ケレス:「儀式?」
村長(DM):「はい。 そうらしいです」
精霊を鎮めるための儀式・・・村長が、説明してくれることを、列記すると・・・
・この村の周りは、「フェルイーラの森」と、呼ばれる、森林が、広がっている。
・フェルイーラは、古き森の精霊である。
・村が、ファ・テリアに依頼した、冒険者は、4名。
・パラディン「ミーリア・パイソン」
・ファイター「トム・アーリング」
・ローグ「タッファ・ゴーズ」
・クレリック「テガーソン」
・彼らは、森に分け入り、森を調査していた。
・ある日、パラディンだけが、戻ってきて、「原因が、わかった」と、言った。
「原因は、精霊フェルイーラである」
・原因は、精霊フェルイーラが、森での狩猟などを、村人が行った際に、なんらかの逆鱗に触れてしまったからである。
・精霊を鎮めるために、森の奥に、儀式の場を設け、「鎮めの儀式」を、行なう必要がある。
・パラディンの仲間の冒険者達は、既に、そこで、儀式の準備をしており、現場に、はりついている。
・儀式は、数ヶ月の期間を要する。
・儀式は、村人の協力が、不可欠であり、1週間毎に、人を増やす必要があるので、こちらの指示に従って欲しい。
村長(DM):「・・・と、言うことです」
ケレス:「フェルイーラか・・・」 だれか、知識判定してくれー
DM:〈自然知識〉判定かな。 リリージしか持って無いのか・・・(判定する)
リリージ(DM):「わっかんないですねー」
ゴールド:「役にたたねぇな・・・」
リリージ(DM):「まぁ、フェイ(妖精)の類じゃないですかね」
ケレス:フェイって何だ?
※フェイ・・・フェイとは、超常能力を有しており、自然や特別な力や場所との結びつきを持つクリーチャーのことです。 フェイは、普通は、人間に似た姿をしています。
DM:まぁ、妖精の類ですね。
ゴールド:「・・・で、被害のほうは、その儀式とやらで、治まっているのか?」
村長(DM):「完全では無いですが、週に、1、2人だけになっています」
ゴールド:「解決してないじゃないか」
村長(DM):「いや、だ・か・ら、解決途中なんですよ!」
ケレス:「その冒険者は、どこにいるのだ?」
村長(DM):「儀式の場にいますが、1週間に一度、村に、協力者を連れにやってきます。たしか、ちょうど、明日ごろですよ」
ケレス:「そいつらに、会ってみるしかないな」
3.パラディン「ミーリア・パイソン」
冒険者達は、マイクの誘いで、彼の家に泊まります。
両親は、フェルイーラーに、攫われているため、マイクは、お爺さんと、2人で暮らしています。
DM:朝になると、村の中央が、騒がしいですよ。
チェレ:「精霊が、きたのかな?」
ケレス:「行って見よう」
DM:村の中央には、人だかりが出来ています。 中心となる場所には、村長と、「鎧を着た人」が居ます。 それは、見た目・・・ハーフプレートアーマーを着ていて、フードと、布で顔を隠し、手足は、ガントレット(腕の装甲)と、グリーブ(足の装甲)に覆われています。 首には、「ハイローニアス」の聖印を、下げていますね。 腰には、ロングソード。 背中に、ヘヴィ・シールドを背負っています。
※ハイローニアス(Heironeous)・・・武勇の神で、「秩序にして善」の神格です。 別名を「無敵」と呼び、「正義、勇武、騎士道、名誉」を尊び、関わりのある領域は、「戦、善、秩序」。 好む武器は、「ロングソード」。 主に、パラディン、善のファイター、善のモンクが、この神を崇めます。
ゴールド:「なんなのだろうか?」
DM:中央の人物は、村人を、何名か、指差し・・・「彼と彼女を、そして、彼を連れて行きたい」と、村長に、交渉していますよ。
ケレス:「例の、パラディンかな」
ゴールド:「うむ」 こっそりと、ゴールドアイッ!(ディテクト・イーヴル(悪の感知))
DM:悪の反応が、ありますよー!
ゴールド:ぶふぉ(笑)、だれが!
DM:3ラウンドほど(18秒)ほど見ないと、わかりませんが、中央の人物ですね。
チェレ:「アンデッドかな。布巻いてるし」
ゴールド:「ようし、悪だから、叩き斬っても良いんだよな!」
DM:斬っても良いけど、村人は、あなたを、「悪党」だと、思うでしょうね。 なにせ、中央の人物は、村を救おうとしてるのですし、村人は、そう思っていますから。
ゴールド:えー・・・。
DM:斬っても、アライメント(属性)は、変わらないと思いますけどね。
パラディンには、擬似呪文として、「ディテクト・イーヴル(悪の感知)」を、回数無制限で使用する、能力を、神から授かっている。
これは、パラディンが、倒すべき、「悪(イーヴル)」を、正確に判断する必要があるからなのだと思います。
間違って、「善(グッド)」な人や、普通の人(中立(ニュートラル))を、打ち倒してしまわないようにと、神が、力を、与えたわけですね。
しかし、パラディンには、それが、「悪(イーヴル)」な、存在だと、わかっても、ほかの人には、わかりませんし、例え、「パラディンには、悪を判断する能力があり、ウソもつけない」と、知っていても、普通の人は、疑心暗鬼にもなる場合が、あるわけです。
そのパラディンが、本当は、パラディンでなくて、「悪のパラディン(ブラックガードという)」で、ウソをついてるかも、しれないのですし!
人知れず、悪を倒していくのも、格好良いかもしれませんが、世間では、ただの、殺人鬼になってしまいそうです。
まぁ、状況に応じて、周りの見る目が、変わるのは、現実と、同じということですね。
でも、神様は、わかってくれますよ!
個人的には、殺っちゃっても、良いんじゃないか? と、思います。
「徳」は、低そうですけどね。
DM:で、斬りかかるのでしょうか。
ゴールド:いや、やめておこう。仲間だけに、知らせよう。 面倒くさいな。
ケレス:「そうだな・・・話をしようかな」 声を、かけよう。 「わたしは、ペイロアのクレリックだが・・・、君が、この事件を解決しようとしている、パラディンなのかな?」
ミーリア(DM):「いかにも。 あなたは、見かけない人だが、一体、この村に、何の用で、参られたのか?」
チェレ:「通りすがりの冒険者ですー」
ケレス:「通りすがりなのだが、村の苦境を聞いてね。 儀式とやらを、教えて欲しいのだが?」
チェレ:「あと、顔を、見せて欲しいな」
ミーリア(DM):「ああ、顔を見せないのは、失礼だったかな」 と、言って、顔にまいた、布と、フードを下ろして、顔を見せます。 金髪で、白い肌の若い女性ですね。
リリージ(DM):「ゴールドさん、胸、揉まないんですかー」
ゴールド:「あ、そうか。 もみもみ~って・・・いや、流石に、この場ではなぁ」
パラディンの、ミーリアは、冒険者達に、「儀式」について、説明します。
それは、村長が、話した、内容と、同じものでした。
ミーリア(DM):「・・・という訳で、今週の協力者の選別をしていたのだ」 彼女は、フードと、布を巻きなおします。
ケレス:今って、時期的に、寒いのかな。
DM:グランゼリカは、一年を通して、少し寒いのと、今は、冬だから、寒いですね。
ミーリア(DM):「では、儀式があるので、村人を連れて行きます。 あと、数ヶ月の我慢です」
ケレス:「儀式を、見せてもらえないだろうか?」
ミーリア(DM):値踏みするように見つつ 「・・・それは、できない。 精霊の怒りを買ってしまう」
ケレス:「うーん。 そうなのか」
DM:村長たちは、「よろしくお願いします」と、ミーリアに告げ、彼女は、協力者の村人を連れて、東の森へ去っていきますよ。
ケレス:「跡を、つけたいなぁ」
チェレ:行った後に、追おう。 「足跡を、追えるかなー」 ミーリアの足跡を追跡してみよう。
DM:足跡を探すのは、〈捜索〉判定ですね。
チェレ:(判定する) 「どうかな」
DM:足跡は見つかります。 えっと、では、追跡は・・・〈生存〉判定ですね。
チェレ:せ、〈生存〉? 持って無い・・・
DM:あ、しかも、《追跡》特技がないと、高い難度だったら、追跡行為ができないですね。(ルールブックを見つつ)
チェレ:げー
ゴールド、ケレス:「「役にたたねぇな」」
チェレ:「えぇー!?」
リリージ(DM):「げらげら」(笑)
ケレス:「次の週に、ヤツが、来たら尾行しろよ。 良い、呪文があるんだ」
ゴールド:「ほう、どんな呪文が」
4.追跡者チェレ
冒険者達は、一週間、村に滞在することにした。
その間、マイクと家に泊まり、食事も貰うことが出来たのでした。
この一週間に間に、1度だけ、村人が、1名、行方不明になる事件が起こったのでした。
村人(DM):「朝起きると、娘が、いなくなっていて・・・」
ケレス:「夜のうちにか・・・出て行った形跡は?」
村人(DM):「ありませんでした」
ゴールド:「おのれー」
村長(DM):「はやく、儀式を、終わらせて貰わないと・・・お、そろそろ、ミーリアさんが、来る時間ですな」
ミーリアは、先週と、同じように、協力者を募り、数名の村人と共に、森へ消えていく。
ケレス:パラディンのヤツが、村人を選んでる間に、チェレに、呪文をかけるよ。「ステイタス(状況確認)」の呪文だ。
※ステイタス(状況確認)・・・クレリック2レベル呪文。
接触したクリーチャー(術者3レベルごとに、1体)の状況が、1時間×術者レベルの間、術者に分かる。 呪文を掛けられたクリーチャーの「術者との相対位置」「方向」「距離」「状態(無傷、負傷、満身創痍、よろめき状態、気絶、瀕死、吐き気、恐慌、朦朧、毒、病気、混乱など)」を知ることが出来る。
ただし、異なる次元界へ、入ってしまったり、死んだ場合は、呪文は終了する。
ケレス:面白い呪文だろ。 多分、毒だと「紫」に見えたり、死んだら、反応が消えたりするんだよ(笑)
ゴールド:面白いな。
DM:そんな、呪文があるなんて・・・。 コンピュータゲームか、レーダーのオペレーターみたいだなー。
※そう、DMこと、僕は、コアルールの、プレイヤーズハンドブックの呪文を、把握しきっていないのだ!(爆)
チェレ:「それを、掛けてもらうと、ケレスに、わたしの位置や、状況が、わかるってことか」
ケレス:「俺たちが、着いていくと、つけてることが、ばれるからな。 チェレ、頼んだぜ」
リリージ(DM):「早く行かないと、見失いますよ」
チェレ:「んじゃ、こっそり行って来ますー」 〈忍び足〉&〈隠れ身〉判定~。
~つづく~
《感想とか反省》
便利な呪文が、あって、びっくりです(笑)
把握してない、呪文が結構あるので、不意打ちを喰らいますけど、それが楽しいですね!
DMとしては、ダメな気がしますけど、気のせいだ!(爆)
予想では、「尾行して、見つかり、戦闘になる→森の大捜索」「森で、フェルイーラと遭遇」などを、考えていたのですが・・・。
違う展開になりそうです。 これは、予想がつかなくて、DMも、わくわくですね!(ダメな気がするけど、気のせい)
チェレだけが、行くので、見つかったら、大変なことになりそうです。
それは、それで、面白いことになるかもしれませんけどね。
さて、どうなることやら・・・。
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その16の2)【ドラゴンスレイヤー・クエスト】(後編)
《冒険16回目の前編からの続きの巻き》
★こんにちは!不定期連載の、D&D3.5eリプレイ「D&Dグランゼリカ」でーす。
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《前編のあらすじ》
★冒険者達は、そろそろ、「聖剣」とか、格好良い武器が欲しいなぁと思いました。
そこで、その辺りに詳しそうな、シルバーさんに、情報提供を求め、相談しました。
しかし、シルバーさんが、提供してくれた、伝説の剣らは、どれも、凄そうなのですが、入手が、不可能に思えます。
ところが、そこへ、元バーバリアンのウィザードのリリージが、「ドラゴン・スレイヤー」の剣の情報を、仕入れてきました。
その情報に寄れば、近辺かつ、コボルトが、所持してそうなのです。
しかも、その付近のコボルトには、知り合いもいます。
★入手の可能性が、見えたので、コボルトの巣へと、冒険者達は、出かけました。
巣へ向かい途中で、コボルトに襲われましたが、それを、一撃で倒す、コボルトが、現れました。
以前の冒険で、友好的になった、コボルトの姫「ビャー」でした。
彼女は、かつての配下であった、コボルト達に、追われていました。
彼女の巣は、突然、恐ろしいモンスターに強襲され、さらに、モンスターは、ビャー姫の父親のコボルト王を、殺害し、宝物を、持ち去ったらしいのです。
王を失った、コボルト達は、次期、コボルト王の座を狙って、ビャー姫に、争うように求婚を迫ったのですが、ビャーは、それを拒否し、逃げ回っていたのです。
勢いあまって、殺していますが、これは、コボルトたちが、興奮のあまり、我を忘れて攻撃してくるためでもあります。
★そんな彼女と交渉し、モンスターを倒す代わりに、宝物の中に、「ドラゴンスレイヤー」があれば、譲ってほしいと、願い出ました。 ビャー姫は、これを快諾し、案内します。
★コボルトの巣に、入ると、王座の横の壁が、割れて、トンネルが、掘られていました。
冒険者達は、これを進み、途中、モンスターに出会います。
モンスター「アンバー・ハルク」を、撃破しましたが、彼らは、宝を持っていませんでした。
冒険者達は、トンネルの奥に進みます。
★すると、地上への出口が見えたのでした・・・。
《シナリオ:ドラゴンスレイヤー・クエスト》冒険15回目(後編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル8)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。礼儀として、女性への挨拶は、胸を揉むことから入ることを、信条としている。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル8)
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。慈悲深いペイロアの神官はずだが、激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル8)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。疑い深い性格。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。ものすごく不真面目。
1.謎の石門
DM:トンネルの上に空いた、穴から外を、覗いてみると、森の中だと、わかります。
チェレ:警戒して、外に出てみよう。
DM:〈視認〉判定と、〈聞き耳〉判定をしてください。(判定結果を聞いて) 100フィート(30m)離れた場所が、開けた広場になっていて、そこに、石で出来た、小さい建物があります。 幅15フィート(3.5m)、高さ10フィート(3m)の入り口が、見た方向の面に、開いていて、下り階段が見えますよ。
チェレ:「うーん」 降りて、報告しよう。
ケレス:「ふーん、なんだろうな」
ゴールド:「うーむ」
ケレス:「そとに、出て、チェレに、入り口を、調査してもらおう」
チェレ:「あいよー」
全員が、地上に出て、木陰に、潜み、チェレだけが、建造物に、〈忍び足〉判定をしつつ、近づいていきます。
DM:〈忍び足〉判定と、〈隠れ身〉判定と、〈視認〉判定と、〈聞き耳〉判定を、お願いしますね。
チェレ:(判定して、達成値を、DMに伝える) 「んー」
DM:階段は、15フィートほど、下に伸びていますね。下は、広い部屋になってるぽいです。
チェレ:じゃあ、こっそりと、少し、降りてみる。
DM:もう1回、〈忍び足〉判定と、〈隠れ身〉判定と、〈視認〉判定と、〈聞き耳〉判定を、お願いします。
チェレ:(判定して、達成値を、DMに伝える)
DM:降りていくと・・・まぁ階段の中間辺りで、何か見えます。
チェレ:なにが。
DM:ええと、階段の下は、石造りの部屋で、左右は、奥行きがあって見えません。 正面は、25フィート先で、両扉が見えまして、門番が、2人立っています。
チェレ:どんな、奴ら?
DM:2人とも、爬虫類ぽい顔と体つきをした、人型生物ですね。手には、ツーブレーデッド・ソード。 背中に、ジャヴェリン。 そして、フル・プレートアーマーを着用していますね。
チェレ:なんだろう?
DM:うーん・・・使用する知識を指定して、判定してみたら?
チェレ:〈知識(地域)〉しか、持って無いなぁ (判定する)
DM:よくわかんない。
チェレ:報告に、戻るかー。
チェレは、一旦、仲間のところへ引き返し、状況を報告します。
ケレス:「うーん、何者なのかな」
リリージ(DM):「そういえば、アンバー・ハルクというのは、知性があるので、雇われることがあると聞いたことがありますよ」
ゴールド:「つまり、アンバー・ハルクを操っている奴らというわけか」
ケレス:「ここは、隊列を組んで、強襲しよう。 階段の上で敵を誘って、有利な位置関係で、戦おう」
ゴールド:「それがいいな」
敵より高い位置から、近接攻撃をした場合、攻撃判定に、+2のボーナスが貰えます。
射撃武器では、ボーナスは、貰えませんけどね。
前衛3列に、「リリージ」「ケレス」「ゴールド」。 後列2列に、「ビャー姫」「チェレ」が、並びます。
リリージ(DM):「わたし、ウィザードなんですけど、前衛?」
ケレス:「いや、あんた。 バーバリアンだろ」
ゴールド:「これは、ボス戦だよな。 ディヴァイン・フェイヴァー(神寵)かけておこう」
※ディヴァイン・フェイヴァー(神寵)・・・クレリックおよび、パラディンのレベル1信仰呪文。
1分の間、神格の力と知恵を呼びおろし、攻撃ロールと、武器のダメージロールに、術者レベル3レベルごとに、+1の幸運ボーナスを得る。但し、最低+1で、最高でも+3までである。(※但し、パラディンの術者レベルは、パラディンレベルの半分です)
つまり、ゴールドは、レベル8なので、術者レベルは、4。1分の間、+1幸運ボーナスです。
ゴールド:「あと、念のために・・・ゴールド・アイッ!」 ディテクト・イーヴル(悪の感知)
DM:えーと、階段の上から、やるのかな。 うーん、悪の反応が、2体ですね。
ゴールド:「悪だー。 手加減無用だな」
2.VSハーフ・ドラゴン
冒険者達は、上から、敵に呼びかけてみます。 すると、門番達は、明らかに敵意を持って、階段を、ゆっくりと、上がってきます。 これを、入り口付近で、迎え撃ちます。
敵は、ツーブレーテッド・ソードを、振り回し、左右に展開して、1人は、左端のリリージへ、1人は、右端のゴールドの前に立ちます。 ケレスは、中央にいるため、どちらからの攻撃も受ける可能が、ありますが、どちらへの攻撃も可能です。
そして、お互いの武器で、切り結び始めます。
チェレ:「これって、射撃できないような・・・」
※入り口が、15フィート幅で、3人の前衛のため、チェレは後列なので、射線が通っていない。
・・・が、実際には、味方の真後ろからでも、射撃できる上、誤射は、起こりません(コアルールのみの場合)。 但し、この場合、味方の真後ろからの為、敵は、「柔らかい遮蔽」を得てるとして、AC+4になり、さらに、チェレは、接近戦闘中の敵に射撃しているため、攻撃ロールに、マイナス4のペナルティを被る。
このため、実質、攻撃判定に、マイナス8を受けているのと同様の結果になるため、殆ど、命中できないことになります。
リリージ(DM):ええと、〈知識(神秘学)〉判定をして・・・ 「あ、こいつら、ハーフ・ドラゴンですよ!」
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「 ハーフ・ドラゴン!?」」」
リリージ(DM):「ブラックドラゴンのハーフぽいから、酸のブレス吐いてくるかも」
※ハーフ・ドラゴン・・・中型サイズの竜(人型生物の変性種)
ドラゴンは、魔法的な存在であるため、ほとんどすべてのクリーチャーとの混血が可能です。
混血は通常、ドラゴンがその姿を変えている間に行なわれ、そしてドラゴンは自分の血を引いた幼子を置いて去ってゆきます。
ハーフドラゴンは、強力な存在であり、牙と爪、堅い鱗、そして、親の種別によるブレス攻撃を行なえます。
ハーフ・ドラゴンB(DM):「死ね!侵入者め!」 ツーブレデッドソードの全力攻撃! とーとー。
ゴールド:1d20+10攻撃2回!? 「ぐおっ」 当たる。 「いてぇ!ほんどに、いで~」
チェレ:二回とも、同じ攻撃力なの?
※全力攻撃は、2回目の攻撃が、通常は、5低いのです。
ハーフ・ドラゴンB:「おれは、《二刀流》特技を持っているのだ!」
※ツーブレデッド・ソード(双頭剣)・・・双頭武器。もち手が中央にあり、両端に剣が付いている武器。 丁度、二つの武器を持ってるかのように扱えるが、二つ武器を持って戦うペナルティは、通常通り受ける。
双頭武器の逆手側は、「軽い武器」として判断する。
※二刀流のペナルティ・・・通常武器を、両手に、1つずつ持つと、利き手に、-6。逆手に、-10のペナルティを被る。 但し、逆手に持つ武器が、軽い武器の場合は、逆手のペナルティは、-8になる
※《二刀流》特技・・・両手に1つずつ武器を持って戦う場合のペナルティが、軽減される。 利き手のペナルティは、2軽減し、逆手のペナルティは、6軽減する。
・・・つまり、ハーフドラゴンは、右手も左手も、攻撃ロールに、-2のペナルティだけで良いのです。
ハーフ・ドラゴンB(DM):うう、でも、かなり、ダメージ受けてきたなぁ。ようし 「ブー!」 ブレスを吹こう。 酸の息が直線状に飛び出します。 ええと、ゴールドの前の奴だから、ゴールドと、チェレは、反応セーヴしてね。
ゴールド:「よけれねー」
チェレ:「ひぇー」 避けたー。 身かわし(変則)持ってるから、ノーダメージー。
ケレス:硬いなぁ。全然、命中しねー。 チェレちょっと下がれよ。5フィートステップで後ろに下がって、ゴールドに、キュア(治癒魔法)するからさ。
チェレ:「ちぇー」 下がる。
ハーフ・ドラゴンA(DM):「でやー」 ええと、どっち攻撃しようかな。ランダムで(サイコロを振る)。リリージ。 命中。 ごっそりダメージ
リリージ(DM):「ぎゅあー」
ケレス:「おま、弱えーな。下がれ」
リリージ(DM):「わたし、ウィザードだから、仕方が無いですよー」
チェレ:「バリザードじゃないかー」
ケレス:5フィートステップして 「ひとまず、キュアー(治癒呪文)かけるぜ」 ゴールドに、キュアー・モデレット・ウーンズ(中傷治癒)」
ゴールド:「御坊。ありがてぇ!」 そして、俺は、「悪を討つ一撃(超常)だ!」 ヒット! ダメージ!
ハーフ・ドラゴンB(DM):「ぎゃー」 だめだ。死んだー。
3.アンホーリィ・ブライト
残り、1体残すのみ! と思っていると、奥の扉が、バターンと開きました。
そこには、ブレストプレートを着て、手に、モーニングスターを持った、蝙蝠のような翼を持って小さい角が、生えた、人型生物が、立っていました。
ケレス:「お?なんだ? デヴィル(悪魔)か?」 ええと、知識の種類は? 次元界? 持って無いぞー。
リリージ(DM):(〈知識(次元界)〉判定して)「あれは、ハーフフィードですね」
チェレ:「ハーフフィーンド?」
リリージ(DM):「ええと、悪魔(デヴィル)と人間の混血ですよ」
ゴールド:「そんなん、ばっかりだなっ!」
しかし、次のラウンドには、ハーフ・フィーンドは、開けた扉を閉めてしまった。
ゴールド:「? なんだったんだー!? と、言いつつ、(ハーフドラゴンを)攻撃」 ヒット
ハーフ・ドラゴンA(DM):「ぐおー」 そろそろやばいー 「まずい! ボス!救援をー! ぼすけてー!」 と叫ぶ。
チェレ:「逃げたかもよー」
数ラウンド後、ハーフ・ドラゴンは、打ち倒されてしまったのでした。
ゴールド:「よし、呪文が切れないうちに、一気に行くぞ!」
リリージ(DM):「わたしも、怪我治してもらったし、いきますね」
ケレス:「おれは、もう、呪文が無いから、上で待ってるぞ」 ※ケレスは、みんなの怪我を治したので、呪文を使い切ってしまった。
チェレ:「わたしも、いくよー」
DM:階段を下りようとしたところで、再び、奥の扉が、バーンと開いて、ハーフ・フィードが、武器と、盾を構えて、立ちふさがります。 ヤツは、扉の枠の位置に立っているから、左右の脇は、5フィートずつ空いてるだけですね。
ゴールド:よし、じゃあ、通常移動で、階段下まで、移動だ。
DM:リリージは、どうしようかな。 通常移動で、ゴールドに並んで・・・
リリージ(DM):「トゥルー・ストライク(百百百中)の呪文を自分にかけようっと」 構成要素ポーチから、触媒の「弓術の的をかたどった小さな木製のレプリカ」を取り出す。
※トゥルー・ストライク(百百百中)・・・ウィザード1レベル呪文。
自分自身にしかかけれない呪文だが、呪文をかけた次のラウンドが終了するまでに、1回攻撃することができれば、その攻撃ロールは、+20の洞察ボーナスを得ることが出来る。
術者には、一瞬、未来の状態が見えるのだ!
この場合、たとえ視認困難による、失敗確立があったとしても、それを、無視することができます。
ハーフ・フィーンド(DM):「むむ、門番達を、やったのか。 やるな、お前達! 今なら、許してやってもいいぞ。 立ち去れ」
ゴールド:「アホかー」
ケレス:「お前、ここで、なにを、しているのだ」
ハーフ・フィーンド(DM):「襲撃者に、答える義務は無いな」
ケレス:「コボルトの巣を襲ったのは、お前か?」
チェレ:「剣とか、なかった~?」
ハーフ・フィーンド(DM):「そうか。あの、剣を、狙ってきているのか。 あれは、俺のものだ。 去らぬならば、ここで、朽ち果てるが良い」
ゴールド:よし、距離を詰めるぞ。
リリージ(DM):「うう、トゥルー・ストライクの持続時間切れた・・・」(泣)
ゴールド、チェレ、リリージは、両扉の戸口の前まで前進し、ハーフ・フィーンドと、武器を、交えます。
ダメージを敵に与えつつも、敵も強く、お互い、傷つきます。
しかし、ハーフ・フィーンドのACは、高く、チェレと、リリージの攻撃は、なかなか命中しません。
チェレ:「くそー、挟撃したいな」 ハーフ・フィーンドの脇を抜けて、後ろに回ろう。
※敵を、味方の機会攻撃範囲で、挟むと、「挟撃状態」になり、攻撃ロール+2のうえ、ローグのチェレの能力「急所攻撃(変則)」で、ダメージが、増加するのです。
DM:敵の直ぐ側を、移動すると、1回だけ、機会攻撃を受けちゃうけど、いいの?
ケレス:〈軽業〉技能を、使えば、難度15で、機会攻撃の誘発を阻止できるぞ。
チェレ:そうなの? 〈軽業〉持ってないなぁ。 判定~(コロコロ) 失敗~。
ハーフ・フィーンド(DM):「俺のモーニングスターを喰らえ~」 命中判定~、ヒットー。ごしゃー
チェレ:「いてー!」 ま、まだ、大丈夫。 よし、後ろに回ったぞ。
ゴールド:これは、俺も、攻撃ロールに、+2なのだな。
DM:そうだよ。 リリージは、微妙に、ダメな位置だけど。
多少有利になったため、ハーフ・フィーンドは、ピンチになりました。
このままでは、死は確実です。
ハーフ・フィーンド(DM):「くそっ、なにか、手は、なにか。そうだ」 お、これ、使えそうだぞ。 モーニングスターを、フリーアクションで、落として・・・ 「くらえ! アンホーリィ・ブライト(不浄なる影)!」 もわわ~。
※ここで、DMは、ミスを、犯しています。
ハーフ・フィーンドは、敵の機会攻撃範囲内で、呪文を唱えたので、機会攻撃を受けてしまうはずだったのですが、そのルールを、すっかり、忘れていました。
その場にいた、全員、気が付きませんでした(ルールを、知らなかった可能性大)。
ただし、ハーフ・フィーンドは、〈精神集中〉判定を行い、「使用した呪文レベル+15」の難度に、成功すれば、機会攻撃を誘発することなく、呪文を発動できます。
これを、「防御的発動」と、呼ばれるルールです。。
アンホーリィ・ブライト(不浄なる影)は、レベル4呪文なので、難度は、19です。
ハーフ・フィーンドは、〈精神集中〉判定値12を所持してるので、20面ダイスを振って、7以上出せば、難なく呪文発動に成功すると、言うわけです。
TRPGなので、ルールのミスに気づかずに起こってしまった事象は、基本的には、「実際に起こった」ことになります。 その場で、気が付けば、撤回できたのですけど。
まぁ、野球の審判みたいな、ものです。
そう、俺(DM)が、ルールブックだー!(最低)
とはいえ、ミスは、ミスなので、反省し、今後は、間違えないようにしましょう~。 ・・・気をつけます。
※アンホーリィ・ブライト(不浄の影)・・・悪領域呪文レベル4。
射程は、中距離(100フィート+10x術者レベル)で、半径20フィートの拡散魔法である。
この不浄の力は、冷たく甘ったるい匂いのする、油じみた闇の雲の形をとる。
この呪文によって、害を被るのは、属性が、「善」か、「中立」つまり、「悪」以外のクリーチャだけなのだ!
この呪文は、「善」のクリーチャーに対して、術者レベル2ごとに1d8(最大5d8)ポイントのダメージを与え、1d4ラウンドの間、不調状態になる。 善の来訪者に対しては、1d8でなく、1d6(最大10d6)となる。 「中立」属性の場合は、これの半分のダメージになり、不調にもならない。 「善」でも、意志セーヴに成功すれば、半減する。
※不調状態・・・不調状態になると、その間、攻撃ロール、武器ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、能力値判定に、-2のペナルティを被る。
DM:敵は、悪なので、ノーダメージ(笑)
ゴールド:「ずるい! なんじゃ、そりゃー!」 意志セーヴには、成功したぞ。
リリージ(DM):「甘いにおいがするぅ」 意志セーヴ成功。
チェレ:げげーッ! 失敗したーッ! ローグは、意志セーヴ値が、低いんだよー。
DM:じゃあ。ダメージを・・・(バラバラと、3d8を振る)
ゴールド:「いてぇ」 耐えたなー
リリージ(DM):「なんとか」
チェレ:(計算して) ああー、だめだ!死んだっ! 「ぷぎゃーぁあああ!」 ばたーん
DM:ありゃ!
ゴールド:「おのれー!」
チェレは、死んでしまいました!
残り、HPの少なかった、ハーフ・フィーンドは、ゴールドの一撃で、倒れ伏します。
DM:とは言え、〈呪文学〉判定に成功しないと、死んでるのが、分からないかも? 無傷だし。
ケレス:〈呪文学〉持ってるけど、わかんないだろうなぁ・・・(判定する)・・・ほら、わかんない。
ゴールド:てことは、いつも、罠にかかって、転がってるのと同じレベルに、見えるかもしれんなぁ。
チェレ:んな、アホな~。
ケレス:「お~い、チェレ。 終わったぞー。起きろよ~」
ゴールド:「いつまでも、寝てるんじゃないぞ~」 もみもみ~ 「ん? これは・・・」
リリージ(DM):「あれ! コイツ、死んでますよ!」
ゴールド:「なんと! 御坊(ケレス)! チェレが、やられてしまった」
ケレス:「・・・そうか・・・うむ。 ・・・しかし、大丈夫だ! 明日になれば、死体保存の呪文をかけて、ファ・テリアにつれていき、神殿で、蘇生呪文をかけてもらおう」
ゴールド:「え? そんなん、できるんですか?」(びっくり) ・・・そういや、D&Dの映画でも、生き返ってたもんなぁ・・・。
DM:ファンタジー世界だからねぇ。
チェレ:とほほ・・・。
4.レイズ・デッド
冒険者達は、敵の死体や、扉の向こう側を捜索し、宝箱を見つけ、持っていけるものは、まとめて、担いだり、背負い袋に詰め込んだりしました。
とりあえず、プレイヤー達に、宝物表のサイコロを、振ってもらいます。
普通は、多分、DMが、宝物表で、中身を決定するのだろうけど、ぼくは、プレイヤーに、振ってもらっています。
ゴールド:「なんだか、銅貨が、むちゃくちゃあるな・・・銀貨も」
DM:銅貨が、110,000枚と、銀貨が、12,000枚だね。(50枚で、1ポンドだから、銅貨が、2,200ポンド。銀貨が、240ポンド)
ケレス:「銀貨だけにしようぜ」
ゴールド:「そうだな。バック・オヴ・ホールディング(物入れ袋)にも入りきらんし・・・」
※バック・オヴ・ホールディング(物入れ袋)・・・2フィートx4フィート(約60cmx120cm)の布袋に見えるが、袋の中は、次元空間となっており、見た目より沢山入り、重量も袋の重さしか無いという、魔法のバッグです。
ただし、限界重量があり、その限界重量別に、タイプI~タイプIVの種類に分かれています。
冒険者達は、城塞都市ファ・テリアで、これを購入しており、彼らが所持してるのは、「タイプI」なので、最大合計250ポンド(約113.5Kg)まで、入ります。
ケレス:「あとは、宝石が、数個と、妙な、背負い袋だな」
ゴールド:「あれ? ドラゴン・スレイヤーは?」
リリージ(DM):「奥の部屋にあった、箱に入ってましたよ。 多分、これじゃないかなぁ」
ゴールド:「グレート・ソードか・・・」 両手武器だから、盾が、持て無いじゃないかー。
ケレス:「そうだなぁ、ドラゴン相手に盾が使えないと辛いなぁ」 つかねーなー。
DM:(ありゃ? ドラゴン殺しとくれば、大剣だと思ったので、そうしたけど、不評だな。 まぁ、いいか。 変更するのも主義に反するしなぁ・・・)
ケレス:「こいつ(ハーフフィーンド)ら、一体、何者だったんだろうか」
ゴールド:「なんか、手がかりは、なかったのか?」
リリージ(DM):「ハーフフィーンドが、エリスヌルの邪印を、持ってたくらいですね」
ゴールド:「エリスヌル?」
リリージ(DM):「“混沌にして悪”の神様ですよ。 別名、虐殺の神ですね」
ケレス:「それ以外、手がかりなしか」
リリージ(DM):「大方、半年前の戦争で、置いてけぼりになった、ヴァルダーク帝国兵の残党なんじゃないですかねー。 たまたま、ここに、潜んでいて、コボルトの宝を取ったのが、運の尽きってやつじゃないですか?」
ケレス;「・・・そんな簡単な、もんなのかな」
リリージ(DM):「じゃあ、かえりましょうか」
ゴールド:「そうだ。 ビャー姫は、どうするんだ」
ケレス:「そうだ。お前、言い場所があるぞ。 そこに住むと良いよ」
ビャー姫(DM):「え?ドコ?」
ケレス:「まぁ、着いてきなよ。 とりあえず、一休みしようぜ。 チェレは、明日、ジェントル・リポウズ(安らかな眠り)の呪文を準備して、かけてあげるよ」
※ジェントル・リポウズ(安らかな眠り)・・・ウィザードは、レベル3。クレリックは、レベル2の呪文。
塩を一つまみ、死体になってから1日につき、銅貨1枚が必要。
1体の死体を、腐敗しないように保存できる魔法です。
切り離された、手足などにも、有効です。
ゴールド:「死体が、ないと、ダメなのか」
リリージ(DM):「死体が無くても蘇生でくる魔法は、あるのだけど、あったほうが、蘇生費が安いんですよー。 それに、現在、死体が無くても蘇生できる神官が、知られてる限り、グランゼリカに、居ないんですけどね。」
ゴールド:「そうかー」
ケレス:「蘇生呪文には、いくらか、種類が、あるんだよ。 俺は、まだ、使えないけどなー」
冒険者は、キャンプして、翌日、ラックルスタートの町付近まで、南下し、街道を東に移動します。
数日後、街道を外れて、南の森へ向かいます。
森を進むと、少し壊れた、古城が見えてきました。
リリージ(DM):「グリーンドラゴンに、追われて、飛び込んだ、古城ですねー」
ゴールド:「吸血鬼が、潜んでたところだな」
ケレス:「ここに、テレポータが、あったろ、それを使って、ファ・テリアまで行こうぜ」
ビャー姫(DM):「おしろだー」
ケレス:「ビャー姫は、ここに、住むと良いぞ」
ビャー姫(DM):「やったー!」
リリージ(DM):「ああ、テレポータの門番にするのか」
ゴールド:「じゃあ、ファ・テリアにいくか」
冒険者は、古城のテレポータを使って、ファ・テリア付近に、瞬間移動しました。
リリージ(DM):「現在、グランゼリカ国内で、蘇生魔法が使えるクレリックは、1人だけなんですよ」
ゴールド:「へー、誰なんだ?」
リリージ(DM):「リン・レックアートと言う名の、クレリックで、宗派は、オーバドハイですね」
※オーバドハイ(Obad-Hai)・・・自然の神オーバドハイは、“真なる中立”属性の神様です。
主に、バーバリアン、レンジャー、ドルイドに、崇拝されています。
中立を激しく守るため、同じ自然の神で、属性が、“中立にして善”の森の女神「アローナ」とは、競争関係にあるそうです。
ケレス:「・・・ペイロアのクレリックは、使えないのか?」
リリージ(DM):「ファ・テリアのペイロアの司祭長さんは、レベル8なので、使えないですよ」
ケレス:「お、俺と同じレベルなのか・・・」
ゴールド:「すげぇー、御坊(ケレス)!」
※現在のグランゼリカは、半年前の戦争で、多くの有力者が死亡または、行方不明なため、多くの高レベルのNPCが、不在なのです。
城塞都市ファ・テリアは、臨時の首都なため、小都市規模であることから、貧弱な国家となっています。
ゴールド:「でも、それだけの力を持った、ケレス殿が、司祭長じゃないのは、なぜだ」
DM:クレリックとしての超能力のレベルと、社会権力のレベルは、関係ないから。 コネと、実績が無いと、駄目ナンダヨー。
ケレス:「くそー」
DM:リン・レックアート司祭は、レベル12なので、蘇生呪文は、レイズ・デッド(死者の復活)しか、使えません。 彼女以上のレベルを持った、クレリックは、現在の、グランゼリカには、居ませんからねー。
ゴールド:「げ、つまり、死体がないと、復活できないのか!」
DM:そういうこと、気をつけましょうねー。
ケレス:「俺が、やられると、死体を保存できないから、やばいってことだなー」
※レイズ・デッド(死者の復活)・・・クレリック呪文レベル5。
術者は、術者レベルごとに1日前までに死んだクリーチャーしか復活させることができない。
(※ジェントル・リポウズ(安らかな眠り)で、死体を保存した場合は、それ以降、死んだ日数をカウントしません)
死者は、魂が自由であって、蘇生に同意してなければならない。
復活したものは、あまりの苦しみのため、1レベル失う。
HPは、全快する。
0点になった、能力値があれば、すべて、1になる。
欠けた部位がある場合、それは、欠けたままである。
通常の病気や、毒は、治癒される。
魔法の病気や、毒は、治癒されない。
老衰や、アンデッド、[即死]呪文で、殺された場合などは、復活できない。
DM:あと、触媒として、5,000gpの価値のある、ダイアモンドが、必要です。
ゴールド:「ご、ごせんっ!」
ケレス:「チェレは、それくらいは、持ってたろ。出させようぜ」
DM:では、オーバドハイの神殿で、事情を説明し、チェレと、ダイアモンドを、渡します。 ええと、リンさんのスケジュールの都合で、1週間後くらいに、蘇生してくれるそうです。
ゴールド:「時間かかるなー」
DM:なにせ、蘇生できるのが、1人しか、いませんからね。 彼女は、いろいろと、忙しいのです。
ゴールド:「なんで、そんなに、人が、居ないんだー。 貧相な国だなー」
ケレス:「まぁ、俺は、ペイロア神殿に、顔売っておいてから、買い物にでも行くよ」
ゴールド:「俺も、買い物するか」
リリージ(DM):「じゃ、わたし、鑑定魔法の触媒買って、明後日にでも、宝物を売ってきますよ」
1週間後・・・チェレは、復活して、戻ってきました。
チェレ:「とほほー。折角、あがったレベルが、元に戻っちゃったよ・・・お金も、ごっそり無くなったー」
ゴールド:「まぁ、復活できて、良かったじゃないか」
ケレス:「まぁ、チェレだしな。 いつかは、こうなるかと思っていたよ」
リリージ(DM):「まったくですよねー」
チェレ:「おまえ(リリージ)だけには、言われたくないわー!」
《感想とか反省》
防御的発動と、機会攻撃の、ミスのため、チェレが、死んでしまいました!
もっとも、20面ダイスで、7以上でれば、同じ結果になってはいたものの、痛恨のミスですね。
まぁ、これが、逆の立場であった場合も、時間を巻き戻さず、そのままで、ゴーするので、「やりなおし」は、していません。
TRPGの進行は、こういうものだと思っています。
レイズ・デッドを体験できたので、これはこれで、良かったのではないでしょうか!
ある意味、グランゼリカのクレリック事情も垣間見れたことですし!
だめですか!そうですか! すみません!
次回は、城塞都市ファ・テリア周辺の冒険です。
おたのしみに~♪
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その16の1)【ドラゴンスレイヤー・クエスト】(前編)
《冒険15回目の続きの巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《シナリオ準備》
前回セッションが終わり、帰宅の間際に、プレイヤーの1人が、
「そろそろ、キャンペーンのキーとなる、『聖剣』とかのアイテムが欲しいよな」
「そうだな。ドラゴンとかも出てるしなー」
「シルバーさんにでも、聞いてみようか。何か、知ってるかも」
と、言ったのですよ。
そうか。聖剣か・・・。
しかし、予め決められた1本のレールが見えるシナリオは、したくないので、複数考えよう。
結局、1本だとしても、選択肢があると、かなり違うものだ・・・と思う。
でも、ぱっと思いつくかというと・・・あるのですよ。
グランゼリカは、僕が、いろんなシステムで遊ぶために考えた汎用世界「パーテリア」の国なので、別の場所で使ったネタを、流量できます。
『聖剣グランド・マウゼル』(既出)
『聖剣ホワイトファング』
『魔剣ブラック・マウゼル』
3本しかない・・・
これに、『ドラゴンスレイヤー』を加えてみましょう。
グランドマウゼルは、『魔獣の氷像』で、出したので、能力は決まっているけど、他は決まっていません。
しかし、DMガイドブックには、魔剣や聖剣の作成方法が、載っています。 いやあ、助かりますよね!
他にも増やそうか・・・
《シナリオ:ドラゴンスレイヤー・クエスト》冒険15回目(前編)
前回の経験点で、レベルアップで、8レベルになりました。
NPCのリリージは、累積経験値のスタートの値が異なるので、少し遅めです。レベルアップしません。
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル8)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル8)
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル8)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
DM:レベル8なので、能力値を、1つだけ、1ポイント上昇してください。
ゴールド:お、ダブルアタックが出来るようになったぞ!
ケレス:基本攻撃ボーナスが、6になったからだな。
基本攻撃ボーナスから、5を引いた数が、1以上ならば、2回目の・・・さらに、5を引いても1以上なら3回目と、攻撃回数が増えていくのです。
2回目の命中率は、5ずつ下がっちゃいますけどね。
但しこれは、「全力攻撃」をした場合だけです。
DM:あと、ゴールドさんは、【判断力】が、高いので、レベル2のパラディン呪文が、使えるようになりましたよ。 1日1回だけど。
DM:君らが、ラックルスタートの町で、過ごしてるとですね。 シルバーさんが、「聖剣にまつわる情報」を、集めてきたようで、お話したいそうです。
ケレス:「おー、聞きましょう」
ゴールド:「やあ、シルバーさん。こんにちは」 と、(シルバーの)胸を、もみもみ
ケレス:「いきなり、なにすんだ」(笑)
ゴールド:「いや、これ、あいさつだし」
DM:(ううむ、この子の反応どうしよう。 悩むな・・・基本的には、怒るで良いのだろうけど、シルバーは、人間の常識に疎いという設定だから・・・) 彼女は、ちょっとビックリするけど、嫌がる様子は無い。
シルバー(DM):「前から、思っていたのですが、あなたは、なぜ、触ってくるのでしょう?」
ゴールド:「うん? これは、女性への、あいさつなのさ。 俺は、礼儀正しいからな」
ケレス:「いや、だめだろ」
シルバー(DM):「なるほど、挨拶ですか」
チェレ:「いや、違うから」
シルバー(DM):「?」
ゴールド:「あいさつだってば」
DM:しかしこれ、セクハラって、「悪」なんじゃないか?
ゴールド:ただの、コミュニケーションじゃないか! なんだ! エロが、悪なら、種族繁栄しないじゃないか! 人類は、絶滅だよ!
ゴールドのプレイヤーの力説に、押されるDM(爆)。 このままでは、人類が滅亡する。
DM:ううむ。 一理ある(あるのか?)。 中世の世界では、結構、おおらかかもしれない。 善悪は、関係ないかもしれないなぁ。
ゴールド:そうだろう。
DM:(うーむ。 しかし、女性に会うたびこれでは、いちいち反応を、考えるのが、面倒だな。 ・・・今度、判定システムを考えてこよう・・・ それは、置いといて、ボクのシルバーさんの、胸を揉むとは、羨ましい! ・・・じゃなくて、憎たらしい。 おのれ、ゴールド、許すまじ・・・)
※Attention! ご安心を! わたしは、一時の感情に左右されての、判定や、シナリオに、私情を持ち込むことの無い、公平な、DMです。 ご安心を! ご安心を!
リリージ(DM):「・・・ていうか、わたし、揉まれてないんですけどー↑」
ゴールド:「おお、悪かったな」 もみもみー
リリージ(DM):「わーい」
チェレ:「喜ぶのか」
シルバー(DM):「ええと、で、聖剣ですが。 まぁ、あまり期待は、して欲しくは無いのですが・・・、まずは、わたしの買ってきた、グランゼリカ周辺地図を見てください」
ゴールド:「凝ってるなぁ」
※上記の地図は、東西南北の表記に、誤りがあります。 正解は、地図の上が、「北」です。
シルバー(DM):「わたしが、集めてきた情報では、4本ありまして・・・」
(1)フレイム・タン・・・「火炎山」にあるという魔法のロングソード
(2)ホワイトファング・・・「天使山」にあるという、ホーリィ・アヴェンジャー(降魔の聖剣)
(3)グランド・マウゼル・・・「龍神村」にあるという、ジャイアントベイン(巨人殺し)の聖剣
(4)ブラック・マウゼル・・・聖騎士マウゼルが、所持している、魔剣。行方不明。
シルバー(DM):「・・・ですね」
ゴールド:「グランドマウゼルてのは、以前、借りたやつだな。 これは、駄目だ。 人のだし」
ケレス:「火炎山って、大峡谷(ビックキャニオン)の、向うじゃないか」
シルバー(DM):「火炎山(フレイムマウンテン)には、レッドドラゴンが、住んでいるらしいです」
チェレ:「いや、それ以前の問題だし・・・そこ、行けないじゃん」
ケレス:「ブラックマウゼルてのは?」
シルバー(DM):「先の戦争で、北の土地へ出かけたまま、行方不明の、聖騎士(パラディン)マウゼルの愛用の魔剣です」
ケレス:「・・・可能性が、ありそうなのは、ホーリィ・アヴェンジャーくらいか・・・」
※選択肢は、あるが、選択できない気がするのは、気のせいである。 単に、非常に困難な、だけである。
チェレ:「この天使山というのは?」
シルバー(DM):「天使山(エンジェルマウンテン)は、巨人山(ジャイアントマウテン)を越えた向うにありますね。 山頂の崖に突き刺さっているという、噂です」
ケレス:「巨人山って、この間、フロストジャイアントが、いたところだろ?」
ゴールド:「あの剣(グランドマウゼル)を、借りれたら、脅しながら行けるかもしれないがな・・・」
チェレ:「それより、シルバーさんが、背中に乗せて飛んでくれればいいじゃん」
シルバー(DM):「いえ、この辺りの上空は、グリーンドラゴンが飛んでるので、無理・・・じゃなくて、わたし、飛べませんよ!」
※冒険者達は、シルバーさんが、「シルバードラゴン」の化身だと、思っているのだ!
チェレ:「えー?」(疑いの眼差し)
シルバー(DM):「うぐ・・・じ、じつは、私の知り合いには、なんと・・・シルバードラゴンが、いまして、地図の『銀竜山(シルヴァー・ドラゴン・マウンテン)』に、住んでいるのです」
チェレ:「ふぅん。 名前は?」
シルバー(DM):「『シルファーミアル』という名前です。 彼女に、頼むこともできますが、問題は、グリーンドラゴンの、『ベジルグリン』なのです」
ゴールド:「この間、追いかけられた、あの、ドラゴンか」
チェレ:「そうなの? シルファーミアルさん」
シルバー(DM):(そうきたか(笑)) 「そうですね」 (・・・と、答えちゃう)
チェレ:「あれー? あなたが、シルファーミアルさんなの?」 にまにま
シルバー(DM):「あ・・・、ち、違いますよ。 シルファーミアルは、シルヴァードラゴンの名前です」
チェレ:「いま、返事したよ?」
シルバー(DM):「してません」
ゴールド、ケレス:「「はっはっは」」
シルバー(DM):「と、兎も角! あの辺りの上空を飛ぶと、ベジルグリンが、シルファーミアルを襲うので・・・」
ケレス:「あれを、倒すのは、無理だぞ。 ドラゴンベイン(竜殺し)の剣でも、あれば、別だが・・・」
リリージ(DM):「ふふふ・・・仕入れて着ましたよ。 『ドラゴンスレイヤー』の情報を」
ゴールド:「へ?」
リリージの話を聞くと、彼女は、町の吟遊詩人から、「ドラゴンスレイヤー」の噂を聞いたというのでした。
リリージ(DM):「ドラゴンベイン(竜殺し)の能力を持った「ドラゴンスレイヤー」の剣を持った戦士が、この町の付近で命を落としたらしいのですよ。 噂では、その付近には、コボルトが居て、剣を、持ち去ったとか?」
ケレス:「胡散臭い話だな」
チェレ:「この辺りのコボルトといえば・・・」
ゴールド:「あ、あいつか・・・」
ケレス:「おい、ビャー姫、探そうぜ」
ゴールド:「えぇー・・・」
2.ビャー姫との再会
ビャー姫は、この辺りのコボルトを統べる王の娘。
彼女ならば、「ドラゴンスレイヤー」の情報を知っているかもしれません。
ゴールド:「俺、あいつに、会うの、嫌だなぁ」
DM:姫ですよ。
ゴールド:「いや、ちゃうやん!!」
チェレ:「簡単に見つかるかなぁ」
DM:ええと、君達は、最初の冒険の舞台であった、僧院から、東へ向かい、廃墟となった砦へと向かう。 途中、以前見たことのある、森が見えてくる。 すると、コボルトが、「キー!」と言って飛び出してくる。
ケレス:「いまさら、コボルトなんて、怖くないよ」
DM:しかし、別の場所から、ドレスを纏ったコボルトが飛び出してきて、手にした槍で、次々と、コボルトを殺す。
チェレ:「ぶっふ」(吹
ケレス:「ビャー姫か、なにをやってるんだ?」
ビャー姫(DM):「ア、ゴールドさまっ!」(目の中に星)
ゴールド:「俺は、知らんっ」
ビャー姫(DM):「ゴールドさま。ワタシを、助けに来てくれたのネ!」
ケレス:「ん? どういうことだ?」
ビャー姫は、事情を話しました。
なんと! 彼女の王国で、反乱が、起こったのです!
突然、王の寝室の壁が破壊され、怪物が王を、ひと薙ぎで、殺害し、宝物を持ち去ったという事件が起きたのです。
王が居なくなったため、腕に覚えのあるコボルトの派閥が、分かれ、新しい王を決めるべく争っているのでした。
ビャー姫(DM):「そして、ワタシを、妃にするために、オスどもが、ワタシを奪い合ってるのヨ!」
ゴールド:「・・・はぁ?」
チェレ:「・・・へぇ・・・そうなんだ」
ビャー姫(DM):「ワタシは、ゴールドさまのものなのに!」
ゴールド:「ちょw」
ケレス:「よかったな、ゴールド!」
チェレ:「ぎゃはははは」
リリージ(DM):「え? そんなことになってるの?」
ゴールド:「なってねぇよ!!」
ケレス:「ともかく、そいつが、ドラスレ(※ドラゴンスレイヤー)持ち去ったかもしれないぞ」
チェレ:「そうかも」
ケレス:「俺たち、ドラゴンスレイヤーという剣を探してるんだ。 なにか知らないか?」
ビャー姫(DM):「ワタシは、知らないけど、父上は、いろんなものを集めてイタヨ」
ケレス:「宝物庫に案内してくれたら、そのモンスターを倒してやるぞ」
ビャー姫(DM):「ウーン。そうしてくれると助かるケド。 じゃあ、案内スル」
ゴールド:「そうだ。 念のために・・・ゴールドアイッ!」 ディテクト・イーヴル(悪の感知)
DM:悪の反応は無い。
ゴールド:「ビャー姫、悪じゃ、なくなっている!」(笑)
DM:どうやら、君達の影響で、ローフル・イーヴル(秩序にして悪)から、ローフル・ニュートラル(秩序にして中立)に、属性が、変わっているようですね! 多分! まぁ、もともと、彼女は、ニュートラルよりの、イーヴルだったのです。
ケレス、チェレ:「「げげー」」
3.コボルトの巣
ビャー姫が、先頭になって、森を進み、コボルトの巣まで案内することになりました。
DM:時折、草陰から、出てきて襲ってくる、コボルトを、ビャー姫は、槍で突き刺し倒す。 こう、突き刺して捻る!グリッ!
ケレス:「すげぇ、プロの手際だ!」
ゴールド:「ランボーかよ!」
ビャー姫は、次々襲い掛かるコボルトを、突き刺し捻り殺し、森を進む。
すると、洞窟の入り口が見えてくる。
ビャー姫(DM):「あれだよ」
ケレス:「あれか」
ビャー姫(DM):「宝物庫まで、案内するよ。オット」 洞窟の影に潜んで飛び出してきた、コボルトを突き殺す。 グリッ!
ケレス:「強えぇ」
ゴールド:「うへぇ」
チェレ:「いいのかコレ」
ビャー姫は、途中の罠などを説明しつつ、洞窟を進む。
この洞窟マップは、初期のころに、発見されなかったので、それを使用しています。
でも、コボルトだらけだったので、もはや意味無し。
そして、問題の宝物庫へ・・・
DM:玉座の間だと思われる、血まみれの部屋があります。 壁の一部が破壊されており、反対側の壁には、巨大な扉があります。
ケレス:「あれ? 壁は、宝物庫からだったのでは?」
ビャー姫(DM):「記憶違いだったかも」
チェレ:「とりあえず、捜索するよ」
しかし、出てきたのは、隠し扉に隠されていた、「槍」が、1つだけ。
チェレ:「これだけしかない」
ケレス:「持ち去られたのかもな」
リリージ(DM):「その、槍どうするんですか?」
ゴールド:「この槍は、ビャー姫のものだろう? 彼女の家にあったんだし」
ケレス:「ビャー姫が、持っていれば良いよ。 槍使いだし」
ビャー姫(DM):「ワタシ、持つね」
4.脅威!幻惑の異形
壁に空いた穴を覗くと、暗闇が、真っ直ぐ続いているのでした。
DM:東へ、幅5フィートの穴がぐねぐねと、ほぼ真っ直ぐ続いてるように見えます。 かなり進んだところで、幅10フィート高さ、10フィートに広がり、そこそこしっかりした、洞窟が続いています。
ケレス:「隊列を組もう。 先頭に、チェレとゴールド、次が、リリージと、俺で、最後が、ビャー姫だな」
ゴールド:「よし」
チェレ:「んじゃ、10フィート棒を出してっと」
冒険者達は、消えずの松明(コンティニュアル・フレイム)を腰に挿して、洞窟内を進みます。
DM:(敵は地中から、様子を伺っていると・・・) 通路は、前方に続いているけど、途中の右の壁に穴が開いていて、そちらにも、通路が続いています。トの字ですね。
チェレ:両方覗いてみるけど・・・
DM:〈視認〉と、〈聞き耳〉の判定をどうぞ。(こっちも対抗判定を、コロコロ)
チェレ:(ダイスを転がす) コロコロ
DM:(結果を聞いて) 何もなさそうです。 暗い通路が、双方に延びている。
ケレス:「そうだなぁ・・・右へ行くか」
ゴールド:「そうだな。MAP的に」
リリージ(DM):「・・・いや、紙をつなげれば行けますよ・・・」
※洞窟の地図は、DMが、書き記して見せています。 ゲーム的には、リリージが、描いてることにしています。 よく素で、地図を間違って描く(笑)。 その地図の紙の端が、前方なので、進めないと踏んでいるようです。
DM:では、右へ行くとですね。 足元の地面が、盛り上がり、モンスターが出現、襲い掛かってきます! 皆さんは、「立ちすくみ状態」です。
※不意を撃たれたりした場合や、敵と予期せぬ遭遇をお互いがした場合などは、この、「立ちすくみ状態」に、なり、1R目は、多少不利な状態となります。 具体的には、AC(アーマークラス)に、【敏捷】ボーナスが、除外されてしまうのです(マイナスの修正は、除外しません)。
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「うわー」」」
リリージ(DM):(〈知識:ダンジョン探検〉判定を行う)「・・・これは、アンバー・ハルク!」
ケレス;「なんだそれ」
※アンバー・ハルク・・・大型サイズの異形。
説明では、「大きな類人猿と、カブトムシを合わせたような」姿と、書かれているけど、イラストを、見る限りでは、「大きな類人猿と、クワガタと、オケラを、合わせたような」姿に見えます。
アンバー・ハルクは、地中を、自由に進み、そして、恐ろしい巨大な複眼を持っています。
DM:大型なので、10フィート四方のマスを占めます。
ゴールド:「でかいな」
DM:とりあえず、イニシアチブ判定を、しましょうか。
しかし、ラウンドの初めに、アンバー・ハルクの、超常能力が、発揮されます。
DM:こいつは、「凝視」の超常能力を持っているのだ。 凝視は、常時稼動で、ラウンドの開始に発揮されます。 目をそらしても良いけど、ペナルティが、入ります。
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「げえええ!」」」
※ちょっと間違えてます。 ラウンドの初めでなくて、毎ラウンドの、各冒険者の行動の頭にセーヴするのが正解。
※アンバー・ハルクの必殺技 「精神混乱の凝視(超常)」・・・コンフュージョン(精神混乱)の呪文と、同様の効果がある。全周囲30フィート。術者レベル8。難易度15の意志セーヴに成功すれば、無効。
ケレス:「毎ラウンド?」
DM:うん。 セーヴしてね。 ギローーーーーリ!
まぁ、アンバー・ハルクが、見るのでなくて、冒険者達が、こいつの目をみたらってことなんだけど、基本的に見ることになっている。 目をそらす場合は、冒険者は、視認困難(敵を攻撃する際、20%で、外す)になる。代わりに、凝視を食らっても、50%の確立で、見ないことになる。
セーヴ判定に失敗したら、100面ダイスを振って、コンフュージョンの呪文の混乱の「行動表」を参照するのだ。
DM:うーん、チェレは、脱兎の如く逃げ出す。 リリージは、最寄の敵を攻撃する・・・って、位置的に、アンバー・ハルクを攻撃するしかないな。
ケレス:「さすが、バーバリアン」
混乱状態は、8ラウンド続き、混乱の「行動表」は、毎ラウンド、再決定する(爆)。
ケレスや、ゴールドは、なんとか、意志セーヴに成功し、アンバーハルクに、斬りかかる。
ケレス:「当たらん! 硬いぞ!」
アンバー・ハルク(DM):「キュルルルルァ!」 全力攻撃で、爪2回と、顎でガブー。
ゴールド:「うおおお、イテェ! これは、ヤバイ! ブレス・ウェポン(武器祝福)!」
※ブレス・ウェポン(武器祝福)・・・パラディンレベル1呪文(パラディンクラスレベル4から使用可能の呪文)。 武器にかける呪文で、武器は、「善属性」となり、武器に、+1強化ボーナスを与える。 更に、悪属性の敵に対しては、クリティカル可能状態(武器にもよるが、攻撃ロールで、クリティカル値が出た場合)に、なった場合、判定なしで、自動的にクリティカルに成功する。
DM:アンバー・ハルクの番だけど、だれに攻撃しようかな・・・(ダイスで、ランダムに決定)。 あ、ビャー姫だ。 当たった! うわ、倒れた。 生きてるけど、HPマイナス(笑)
ゴールド:やった! そのまま、死んでくれ! あ、いや、ゴールドは、そんなこと思ってないよ!(善なので)
DM:そんなこと、思ったら、ゴールドの属性は、善から、中立に変化だなー(笑) まぁ、安定化しないと、死んでしまうな、コレ。
※安定化・・・HPが、マイナス10になるまで、クリーチャーや、キャラクターは、死ぬことは無い。 が、マイナスになると、気絶し、毎ラウンド、1点のダメージを負う。 この時、毎ラウンド、10%の確立で、血が止まり、「容態安定状態」となる。 安定化すると、それ以上ダメージを負う事は無いのだ。
ケレス:よし、ゴールド! 俺が、面白いことをしてやるぜ! 5フィートステップして・・・「キュア・モデレット・ウーンズ(中傷治癒)!」 を、ビャー姫に(笑)
DM:ビャー姫の、HPは、プラスになった!(笑)
ゴールド:ぎゃーーーーーーーーーー!(爆笑)
その後、アンバー・ハルクの強力な腕や、顎の攻撃を受けましたが、数ラウンド後には、なんとか、倒すことが出来たのでした。
その間チェレは、我に返って、戻ってきたり、また逃げたり、ケレスを攻撃したり、キテレツなことに。
そして、混乱してるはずのリリージは、サイコロの目がいいのか。アンバー・ハルクを気が狂ったかのように攻撃続けていました・・・、グレートアックスで・・・。
ケレス:「リリージ、いくぞー」
リリージ(DM):「はっ!」(我に返る)
ゴールド:「手強い相手だったな。 自分の傷を癒そう」("癒しの手"を使う)
ケレス:「怪我人に、キュア・ライト・ウーンズ(軽傷治癒)だ。 ビャー姫は、戦闘に参加せず、下がっていてくれ」
ビャー姫(DM):「アリガトウ。わかったヨ」
少しばかり休憩した後、奥へと進み始める冒険者。
DM:T字路になっています。
ゴールド:「地図的には、左は、ないな」
ケレス:「そうだな」
リリージ(DM):「いや、だから、紙をつなげれば、書けますって!」
チェレ:一応、両方の通路を覗こう。
DM:〈視認〉と、〈聞き耳〉判定を・・・
そして、角を曲がったところで、また、地中から、アンバーハルクが登場!
アンバー・ハルク(DM):「キュロロロッロ!」 どばーん!
ケレス:楽しそうだな、DM(笑)
チェレ:「まだ、いたー!」
ゴールド:「くそう、やっかいだなこいつ! ブレス・ウェポン(武器祝福)!」
ケレス:セーヴ失敗した・・・
ケレスが、ブツブツと、意味不明なことを、呟いたり、時折我に返ったり、チェレが、また逃げたり、リリージが、殴ってきたり、大混乱になったものの、なんとか、アンバー・ハルクを倒します。
ゴールド:「そういえば、ビャー姫は?」
DM:少し離れたところで、目を塞いでましたよ。
ケレス:「ボロボロだな、ゴールド。 治してやるよ」
リリージ(DM):「酷い目にあいましたね」
ゴールド:「くそう。 ブレスウェポン使い切ったぞ。 これ、まだ、序盤だよな?」
DM:で、どうしますか?
ケレス:奥へ進もう。
DM:T字路の、右へ進むと・・・しばらくして、行き止まりになり、天井に穴が、あって、そこから、光が漏れていますよ。
チェレ:「あれ? 地上に出るのかな?」
ゴールド:「そのようだなぁ」
~つづく~
《感想とか反省》
ついに? 明らかになった周辺地図登場です。
地図に記載されていない町や、遺跡は、勿論あります。沢山。
グランゼリカの現状も、徐々に明らかになることでしょう。多分。
いろいろ伏線を張ったような、無いような。
まぁ。TRPGのシナリオって、伏線ぽいものを、張るだけ張って、使えるときに、使うのが普通ですよね!
使えなかったやつは、そのまま消えるという・・・ですよね!
とりあえず、今回は、アンバー・ハルクが、楽しかったです。
また、出したい(笑)
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その15の2)【影の神殿】(後編)
《冒険14回目の続きの巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《前編のあらすじ》
★冒険者達が、滞在している「ラックルスタートタウン」の町長からの依頼で、リーデルリバー村に、脅威を与えている、オーク達の首領である、エティンを、退治してくれと言われました。
冒険者達は、これを、引き受け、リーデルリバー村で、詳細を聞きます。
案内人の青年ハーソンに連れられ、エティン丘陵地帯と呼ばれる場所へと向かう途中で、シルデールレイク村に立ち寄りました。
トム村長の追加の依頼で、隣接している村が心配なので、様子を見てきてくれといわれたからです。
シルデールレイク村は、ひとりのエルフの女性を残して、シャドウというアンデッドモンスターに、やられていました。
シャドウを退治し、エルフの女性を、リーデルリバー村に運び、エティン丘陵地帯へと向かうと、オークの砦が見えてきました。
冒険者は、オークを、倒し、1人を捕らえると、尋問しました。
オークは、答えます。
「お前達から、攻めてきたんじゃないか!」
《シナリオ:影の神殿》冒険14回目(後編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル7)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル7)
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
1.オーク砦
聞くだけ聞き出して、オークは、殺してしまったようです。
このままだと、村に被害が、出そうなので、ゴブリン語で、「ゴブリン参上!」と、書き残したのでした。
※しかし、後で調べたところ、ゴブリン語には、文字は存在せず、ゴブリンは、文字を書くときは、ドワーフ語を、使っているのでした!
ちなみに、オークも、文字は、ドワーフ語を使っています。
このパーティは、誰も、ドワーフ語を知らないので、あじゃぱー(笑)
どちらにしても、この冒険者達、本当に、善人なのでしょうか?w
もっとも、オークを、解放すると、間違いなく、リーデルリバー村に、迷惑がかかりそうです。
そういう意味では、善なる行為なのかもしれませんね。
D&Dの善悪の概念は、多方面から考えたほうが良いのだと思うので、無差別に酷いようでなければ、属性変更は、考えないほうが良いような気がします。
サプリメントの善なる種族も、いい加減、酷いと思うのいるし!
2.バージルストーン村跡
前回、シルバーが、言っていた、遺跡が怪しいと思い、冒険者達は、シルバーと、別れた地点へ戻り、北へと移動していきます。
案内人の、ハーソンが、場所を知っているので、道には、迷いません。
DM:焼け落ちた、石造りの壁に囲まれた、村であったようです。 建物は、崩れ、瓦礫が、転がっています。 奥に進むと、石造りの神殿のようなものが建っているのが見えます。
リリージ(DM):「なんか、瓦礫の中を、うろうろしてる人がいますよ」 彼女が指差した先に、皮鎧で武装した貧相な男が、うろうろしています。
ケレス:「近づいてみるか」
ゴールド:「近づいたら、ゴールドアイっ!」(ディテクト・イーヴル(悪の感知))
DM;イーヴル(悪)の反応がありますよ。 24秒後には、そいつが、悪なのだとわかります。
ゴールド:「悪だぞー。こいつ」
チェレ:「えー」
リリージ(DM):「なんか、レンジャーか、ローグみたいな身なりしてますね」
ケレス:「ヤッチャ・ターなんじゃないのか?」
ハーソン(DM):「ヤッチャ・ターさんですね」
DM:彼は、君達を、まったく無視している。 ブツブツ良いながら呪文を唱えている。 すると、足元の瓦礫から、スケルトンや、ゾンビが、立ち上がってくる。 そういう行動を繰り返しています。
ケレス:「なんだ、そりゃ? この、ペイロアなめんなっ!」 ターンアンデッド(アンデッド退散)判定&ダメージ (ダイス転がす)
スケルトンも、ゾンビも吹き飛び、ついでに、ヤッチャ・ターに、憑依していた、ゴースト(幽霊)も、ターンされたので、ヤッチャ・ターは、気が付きます。
ヤッチャ(DM):「悪夢を見ていたようだ・・・。 簡単に言うと、俺は、仲間割れをして、フォックステイルというチームから出て、この遺跡を見つけたんだ。 で、神殿の扉を開けたところまでは、覚えてるのだけど、後は、さっぱりさ」
ケレス:「なんだろうな?」
リリージ(DM):「封印でも解けたんじゃ?」
ヤッチャ(DM):「とりあえず、ありがとよ。 お礼と言っちゃなんだが、この、「金の小箱」をあげるよ」
DM:金庫箱には、ドラゴンのレリーフが、彫られています。
チェレ:「これって、シルバーさんが、探しているやつだよね」
ゴールド:「そうだな・・・」
ヤッチャは、その場で、別れて去っていきました。
DM:周りの瓦礫は、骨や、ガラクタしか、無さそうです。
チェレ:「ええと、神殿は、扉が2つかー。 正面から調べようかな」(捜索判定などをしている)
ゴールド:「罠は、ないか? では、開けるぞ。 さがってろ」 がちゃ
3.バージルストーン神殿
ペイロアの紋章が刻まれた、石の扉を開くと、幅50フィート(約15m)。 奥行きは、灯りが届く40フィート以上(12m以上)で、奥は暗がりで見えません。
中央に、腐ったカーペットが、奥まで続いていて、その左右をはさむように、石の柱が立ち並んでいるようでした。
天上までの高さは、15フィート(4.5m)ほどで、左右の壁の上の方に、窓があるようですが、全て、木の板で、塞がれているようです。 隙間から、火の光が、やんわりと、差し込んでいますが、灯りとしては不足なようです。
ケレス:「なんか、出そうだなぁ・・・」
チェレ:「暗いと不利だよね。 はしご持ってるから、窓の板を、はずしてくるよ」 たったかたー
ゴールド:「・・・」 見ている
チェレは、手近な壁に、10フィート梯子を、立て掛けて、窓を目指して上っていきます。
DM:(しかし、この部屋には、なんと、6体のシャドウが、柱の中に潜んでいるのだよ。音も無いし、気づきようがないなぁ) チェレは、天井近くまで着ました。 で、窓を、調べようとしてるとですね。 天上から、にゅーっと、シャドウが! ということで、不意打ち攻撃です。 たー! (攻撃ロール) はずれた。
チェレ:「ぷぎゃー!」
ケレス、ゴールド、リリージ:「「チェレー! うしろうしろ~」」
ゴールド:「他にもいるのか? ゴールド・アイッ!」 ディテクト・イーヴル(悪の感知)
DM:他にも、5つほど、悪の反応があり、迫ってくる様子。
ケレス:「ペイロア、なめんなっ!!!」 アンデッド退散判定&ダメージ判定 ばーん!
DM:(結果見て) 全部、吹き飛びましたね・・・
部屋は、結局、幅幅50フィート(約15m)で、奥行き70フィート(約21m)の石の部屋で、一番奥に、ペイロアの祭壇。 そして、右の壁に、扉があり、そこは、ワンルームの居住区になっていました。
チェレが、祭壇を調べると、ペイロアの石像が動き、地下へ降りる梯子が、出現しました。
4.地下室
ゴールドを戦闘に、梯子を降りると、石の通路が延びており、行き止まりに、これまた、石の扉が出現したのでした。
慎重に、調べて、扉を開けると、そこには・・・。
DM:まず、20フィート(6m)四方の床が、入り口から伸びており、その床から一段・・・5フィートほど、降りたところにも、床があります。部屋的には、幅30フィート(9m)、奥行き35フィート(9.5m)の広さですね。天井までは、10フィートほど。
入り口から、20フィート四方の床の置くに、台座のようなものがありますが、台座の上には、何も乗っていません。
部屋の奥、つまり、一段下がった場所には、赤い色の魔方陣のようなものが見えます。
部屋の隅は、暗がりで、よくわかりません。
チェレ:「んじゃー、台座を調べてくるよー」
ゴールド:「おれらは、入り口で待機かな」
ケレス:「そうだな」
リリージ(DM):「わたしも待機」
DM:では、チェレさんは、まず、〈視認〉判定をしてください。
チェレ:「えー」 ころころ(判定)
DM:ころころ(〈隠れ身〉判定)・・・台座に、近づいたチェレに、台座の裏から現れた、シャドウの不意打ちがありました! たー!(命中判定) はずれた。
チェレ:「ぷぎゃー! またかーッ!」
ケレス:「ペイロアなめんなっ」 退散判定&退散ダメージ判定 ばーん
DM:(判定結果を見て) シャドウは、消え去った。
ゴールド:「なんか、すごいよな・・・」
チェレ:「では、改めて、台座を調べるけど・・・動いたりしない?」
DM:(捜索判定結果を見て)台座には何も仕掛けは無さそうです。 なにかが、乗っかっていたようですが、今は、無いですね。
ケレス:「うーん、そうだ。 ディテクト・マジック(魔法の感知)の呪文をかけて、見渡そう」 びびびー
DM:台座と、奥の魔方陣と、あと、右の一段下がった床のあたりに、魔法のオーラが、あるようです。
ケレス:「なにか、落ちてるのかな」
DM:なんか、石の球が、転がっていますね。 とか、やってると、奥の魔方陣が、光って、何かが、出現します。 ブーン
ゴールド:「なにっ!?」
DM:なんか、グレイブを構えた、牙を生やした、人間型の生物が、現れます。 尻尾生えてるけど。
ケレス:「ううむ」 〈宗教知識〉で、わからん?
DM:〈次元界知識〉なのよ。こいつ。
チェレ:「リリージ、わからん?」
リリージ(DM):「ええと」〈次元界知識〉判定・・・ころころ・・・「たぶん、デヴィル(悪魔)ですよ。ビアデッド・デヴィルとかいう種類の」
ケレス:「で、デヴィル?」
チェレ:「うわ、やだなぁ。ダメージ通るのかな?」
DM:じゃあ、イニシアチブ判定してね。
※ビアデッド・デビル・・・中型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、バーテズゥ)。
地獄からやってきた、この来訪者は、手に、グレイブを持ち、長い髭を生やしている。
様々な特殊能力を持つが、デヴィル(悪魔)としては、下位のランクである。
ゴールド:「ええい、ブレス・ウェポン(武器祝福)!」
ケレス:「ディヴァイン・パワー(信仰の力)!」
ビアデッドデビル(DM):「むぉお!?」
※ブレス・ウェポン(武器祝福)・・・パラディンレベル1呪文(パラディンクラスレベル4から使用可能の呪文)。 武器にかける呪文で、武器は、「善属性」となり、武器に、+1強化ボーナスを与える。 更に、悪属性の敵に対しては、クリティカル可能状態(武器にもよるが、攻撃ロールで、クリティカル値が出た場合)に、なった場合、判定なしで、自動的にクリティカルに成功する。
※ディヴァイン・パワー(信仰の力)・・・クレリックレベル4呪文。 術者は、守護神格の力を、呼びおろし、その身に、神の力を纏う。 これにより、術者の基本攻撃ボーナスは、術者のキャラクターレベルに等しくなり(これによって、追加攻撃ができるようになることもある)、【筋力】への+6強化ボーナス(つまり、筋力修正が、現在の数値に+3状態)を得、術者レベルごとに、1ポイントの一時的ヒットポイントを得る。
DM:ゴールドの剣が、善の光に輝き、ケレスは、筋肉が、もりあがるのか?・・・。
チェレ:DM-。こいつ、急所攻撃できる?(ローグは、急所のある生物には、特殊攻撃ができる。挟撃する必要があるけど)
DM:ありますよ。
チェレ:じゃ、回り込もう。 でやー! 命中! ダメージは・・・(ころころ)
DM:しかし、銀か、善じゃないと、ダメージ5点分は、防がれちゃうのだ。
チェレ:やっぱり!
デヴィルは、傷つくと病気になる髭の攻撃や、刺さると血が止まらなくなる、グレイブを振り回して奮闘したけど、冒険者に、囲まれ、瀕死です。
ビアデッド・デビル(DM):「くそー。擬似呪文で、グレーターテレポートしよう」 ええと、これ機会攻撃あるなぁ
ゴールド:「じゃあ、斬る」 命中判定。あたったので、ダメージ。
DM:死んだっ!
※実は、呪文を唱えるときに、〈精神集中〉判定で、15以上だせば、機会攻撃を誘発しないのだ。 まぁ、こいつ、技能もって無いので、無理そうですけど・・・。
5.バージルストーンの謎
部屋を、捜索すると、デカイ箱が出てきたので、チェレが、調べました。
宝物表で、何が、入っていたかを調べます。
入っていたのは、芸術品が3つに、ポーション、小さいバッグ。
ケレス:「なんのバッグだろうかな」
リリージ(DM):「まぁ、アイデンティファイ(識別)呪文を使えばわかるけど、用意してないですよ。1回、100gpかかりますけど」
DM:あと、日誌みたいなのが、ありました。
チェレ:「日誌?」
日誌には、大体、下記のような内容が、書いていたのでした。
この地域は、もともと、時空が、ゆがんでいる場所で、影界や、エーテル界といった、異次元の入り口が、開いていました。
これを、バージルという司祭が、村のあちこちに、ペイロアのシンボル入り柱を建て、魔法装置として、時空の歪みを、塞いでいたのです。
しかし、先の戦争で、エーテル界のゲートを貫通させようと、ヴァルダークの実験の被害に合ったのでした。
村の勇士達は、ヴァルダークの実験を阻止したのですが、村は壊滅したのです。
生き残りの村人は、退避し、僧侶は、神殿に、アンデッドを退散させて、バージルストーンにより、神殿を封鎖しました。
村の装置は、殆どが破壊されたため、神殿のみ機能していたのです。
リリージ(DM):「どうも、神殿の扉が封印で、それを、ヤッチャ・ターさんが、やっちゃったみたいですね」
ケレス:「そうか・・・つまり、この石を、台座にのっけて置けばいいのかな」
ゴールド:「ふうん、そうなのか」
チェレ:「じゃあ、乗せるよ」
DM:乗せると、台座が光って、ブーンと唸っていますね。
ケレス:「あとは、あの魔方陣だなぁ。 とりあえず、削っとくか」
※DMは、D&Dにおける、ポータル(転送装置?)の作成方法を、良く知らない。
ゲート(次元門)や、テレポーテーション・サークル(瞬間移動陣)を、永続化するのかなぁ?
ゆえに、無効化の方法はよく、わからないのですが、削っちゃったら、壊れるよね。多分。
ゴールド:「じゃ、帰るか?」
DM:あ、忘れてた。 あと、ブラックオニキス(黒瑪瑙)が、ごっそり出てくる。100gp分くらいかな。
ケレス:「なんだろ?」
リリージ(DM):「多分、アニメイト・デッド(死体操り)の呪文触媒ですよ」
ケレス:「そういや、外で、アンデッド作ってやがったよな」
リリージ(DM):「ところで、エティンは、どうするの?」
ケレス:「あれは、様子見だろうな。 あいつを倒すと、東のゴブリンが、来るだろうし、あの伝言が、上手く機能すれば、ゴブリンのせいに、出来たろうしな」
リリージ(DM):「じゃあ、その辺を、町長さんとかに、説明すれば、良いですね」
こうして、冒険者達は、帰途に着いたのでした。
《感想とか反省》
ルール面で、呪文は、〈精神抵抗〉判定15に成功したら、機会攻撃を誘発しないとか、グレイブは、間合いが遠い武器だから、10フィート先に届くけど、手前の5フィートには攻撃できないとかを、失念していたというか、知らなくて、あじゃぱーなことがありました!
かなり、セッションを忘れているので、大体の流れしかあってませんが、勘弁な!(笑)
次回どうしようかなぁ。
ベジルグリン倒すのに、ドラゴンスレイヤー欲しいと言っていたから、それにしようかな・・・。
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土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その15の1)【影の神殿】(前編)
《冒険14回目の巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《シナリオ準備》
★故郷?のラックルスタートタウン(放浪の聖騎士ゴールドにとっては、故郷では、無いですけど)へ、戻ってきた冒険者達。
街の人たちは、東で行った、彼ら、冒険者達の活躍を知りません。
《シナリオ:影の神殿》冒険14回目(前編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル7)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル7)
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
1.近隣の村からの相談者
DM:・・・と、いう訳で、現在位置は、ラックルスタートタウンです。 リリージさんは、スターティの作った、魔術師ギルドの塔へ、入り浸っていますよ。
チェレ:そう言えば、スターティ居たんだっけ。
ケレス:俺は、ペイロア神殿に行ってるよ。
チェレ:私は家に・・・、シールドガーディアンが、居るのだっけ?
※シールドガーディアン・・・前々回「D&Dグランゼリカ(その13)【雷山の矢】で、入手した、ゴーレム。
DM:居ますよ。・・・そして、ゴールドですが、貴方は、前に泊まった事のある、「串刺しひき蛙亭」に居ます。 1階の食堂兼酒場で、食事でもしているわけです。
ゴールド:ふうん。
町長ロイ・ラックル(DM):どかどかと、宿屋の食堂に入ってくる 「あ!ほんとにいた! ゴールドさん!」
ゴールド:えぇ!? なんや? 「なんだ、あんた?」
町長ロイ(DM):「やだなぁ、水臭いじゃないですか。 帰ってるなら、言ってくださいよ」
※町長のロイは、最初の冒険の話を知っていて、ゴールドが、聖騎士(パラディン)であることを、知っているのです。
ゴールド:「いや、なんで、あんたに、そんなこと、言わなきゃならんのか」
町長ロイ(DM):「いや、ちょっと、聞いてくださいよ。 困ったことが起こりましてね・・・」
町長が、言うには・・・
・リーデルリバー村という場所があり、そこの使いが、町長のロイに相談に来ている。
・以前から懸念していた、エティンの住む、丘陵地帯から、オークたちが徒党を組んで巡回しており、そのために、村では仕事がままならず、襲われるものも発生している。
・依頼は、エティンの退治である。
・依頼料は、1200gp
ゴールド:「え、えてぃん??」
※エティン・・・大型サイズの巨人、身長約13フィート(4m)、体重5,200ポンド(約2.4t)で、頭部が、2つある巨人です。通常は、10HDと+20種族ボーナスのモンスターで、《特級二刀流》の変則特技を持つため、ペナルティなしで、両手に、1本ずつのモーニングスターを持ち、殴ってきます。 通常は、単独で行動しますが、まれに、オークなどを、率いることがあります。 通常の脅威度は、「5」。
町長ロイ(DM):「わしらでは、手に負えんのよ」
ゴールド:強そうだなぁ・・・「ううーん、しかし、流石に、俺1人じゃ無理だし、先立つものも無いしな」
町長ロイ(DM):「ははは、もちろん依頼料として、1200gpを用意してますよ」
ゴールド:「ううーむ」
町長ロイ(DM):「では、頼みましたよ。 町役場へ、後で来てください。使いのものを、会わせますのでね」
DM:そういうと、ロイさんは、帰って行きます。
ゴールド:おぉい、まだ、返事してないのに 「仕方が無いな、御坊(ケレスのこと)に、相談に行くか・・・」
ケレス:「いや、俺は、忙しいのでね。 無理だよ、ね? 司祭様」
ゴールド:「えぇー?」
司祭マルロイ(DM):「いや、行って上げなさい。 仕事無いし」
ケレス:「えー」
チェレ:レベルで言うと、ケレスのほうが、上なのになー。
※ケレスのクレリッククラスレベルは、「7」だけど、司祭マルロイのレベルは、「5」なのです。
ゴールド:あとは、あのゴロツキにでも、声をかけるかな。
チェレ:ゴロツキって言うなー! あと、スターティを、誘おうよ。
ゴールド:「そうだなー」
一行は、魔術師ギルドの塔(3階建て)に、向かいました。
スターティ(DM):「わたしは、ギルド長なので、塔を空けるわけには、いかないのです」
チェレ:「留守番させれば、いいじゃん」
スターティ(DM):「現在、ギルド員は、わたしと、リリージさんだけなのです」
ゴールド:「えらく、小規模だな!」
スターティ(DM):「あ、そうだ。 それなら、リリージさんを連れて行ってくださいよ。 暇そうだし」
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「えー」」」
リリージ(DM):「うぃーっす。 行きましょう」
ケレス:「バリザードじゃなぁ・・・」
※バリザード・・・リリージは、バーバリアンとウィザードのマルチクラスなので、そう、あだ名されている。
2.リーデルリバー村
仕方なく、リリージを、連れて、役場へ行く。
役場では、リーデルリバー村からの使者「ハーソン」が、待っていた。
彼と、挨拶を、交わし、リーデルリバー村へと、出かけるのでした。
ラックルスタートタウンから、徒歩で、3日ほど行くと、小規模の村に到着します。
冒険者達は、村長に、会いに行きました。
トム・リーデル村長(DM):「わしが、村長の、トム・リーデルです」
ゴールド:「エティンを倒して欲しいとか?」
トム村長(DM):「その通りです」
話を、聞くと・・・
エティンは、今までは、川向こうの丘陵地帯の環境に満足しており、こちら側には関心を持っていなかったが、最近になって、手下と思われるオークたちを、派遣してるように思える。
川向こうには、シルデールレイク村があり、トム村長は、シルデールレイク村のことを心配しているようでした。
トム村長(DM):「シルデールレイク村は、ここから、1日半ほど、行った場所にあります。エルフのドルイド達の集落なのです」
ゴールド:「そこの様子も、見てくれば良いのかな?」
トム村長(DM):「できればそうして欲しいですな。 あと、案内人として、ハーソンを付けましょう」
ハーソン(DM);「よろしく」
ケレス:「うーん、聞くのは、それくらいかな? あと、最近、変わったことはありましたか?」
トム村長(DM):「変わったことですか? そうですな。 先日、冒険者を名乗る、レンジャーの方が、村に来たくらいですよ」
チェレ:「レンジャー?」
トム村長(DM):「名前は、確か・・・、『ヤッチャ・ター』さんですね」
チェレ:「名前が・・・」
ゴールド:「なにか、やっちゃったのか?」
ケレス:「やっちゃったのかもしれないな」
リリージ(DM):「やっちゃったのでしょうね」
3.シルデールレイクの村
ハーソンの案内で、シルデールレイク村の様子を、見に行く冒険者達。
DM:建物が、5戸ほどしかない、集落ですが、人気がありません。
チェレ:「家をあけて回ってみようかな」
開けて回ってみると、壁から、にゅーっと、黒い影が出てきて、攻撃してきました。
チェレ:「うわ! でたー!?」
ケレス:「なんだ?〈宗教知識〉判定してみよう」
DM:「シャドウ」ですね。
※シャドウ・・・中型サイズのアンデッド(非実体)。通常は、HD3で、脅威度3の、実体を持たないアンデッドです。 姿は、人の形をした、影で、壁などに潜んでいます。 魔法の武器しかダメージを与えられず、シャドウに触れられると、筋力に、ダメージを負います。 さらに、シャドウに殺されると、シャドウに、なってしまうのだ!
DM:シャドウは、いやらしい手つきで、チェレに、向かってくるのだ。
チェレ:「ぎゃー、武器が、効かないー」
ケレス:「ペイロアなめんなっ!」 アンデッド退散判定そして、退散ダメージ、ばーん
シャドウは、あっというまに、アンデッド退散により、破壊されてしまったのでした・・・。
DM:5戸とも、家の中には、誰もいません。 たいしたものも、ありませんね。
チェレ:村の周囲を探ってみます。
DM:〈視認〉判定をしてください。・・・んーと、木陰に誰か、倒れていますよ。
倒れていたのは、エルフ(ハイエルフ)の女性でした。
ゴールド:「しっかりしろー」 と介抱する。 (エルフの)胸をむにゅーっと
DM:どういう介抱なのか。
介抱(?)に、より目覚めた、彼女は、その名を、シンディア・シルデールレイクと言い、集落は、突然現れた、「シャドウ」の襲撃にあったそうです。
彼女も、シャドウの特殊能力の犠牲となり、筋力が、低下していました。
シンディア(DM):「長の、アルマリンディアは、最後まで戦っていたように思えます。 わたしは、木陰に隠れ、そのまま、気絶してしまいました」
ケレス:「やられてしまった、エルフたちは、シャドウになってしまったのだろうな」
冒険者達は、シンディアを、連れて、一旦、リーデルリバー村に、戻ることにした。
道中、シンディアから、エティンの情報を、得ることが出来た。
シンディア(DM):「西には、エティンが、住む岩山があり、その向うには、先の戦争で、取り残された、ゴブリンと、バグベアの軍隊が、砦を作り、潜んでいます。
エティンは、「グレート&マックス」と呼ばれているようです。
彼は、ゴブリンと、バグベアが、気に入らないらしく、東へ侵攻してくる、彼らを、見つけ次第、潰しているらしいです。
エティンは、その仕事が、忙しいので、私達のいる、東側に、興味を持ってないのです」
チェレ:「ふーん」
ゴールド:「グレート&マックスか、変な、名前だな」
ケレス:「リーデルリバーに来てるのは、ゴブリンじゃなくて、オークなんだよな・・・とりあえず、エティンを、倒しに行こうか」
ハーソン(DM):「お願いしますよ」
冒険者達は、ハーソンを、連れて、再び、東へ、向かいました。
シルデールレイクの、南側を、歩いて、数日後・・・
DM:前方から、旅装束の、少女が、見えてきました。 シルバーさんですね。
※シルバーさん・・・13,4歳の外見をしている銀長髪の少女。プレイヤー達は、彼女は、シルヴァードラゴンだと、疑っている。
ゴールド:「おや。 シルバーさん、こんなところでなにを?」 挨拶代わりに、彼女の胸を、むにゅーっと
ケレス:彼女って、イラスト見る限りでは、結構小さい子だよなぁ。
DM:確かに、胸もあまりない。
ゴールド:「おれは、胸の大きさで、差別はしないのだ」
DM:どういう反応するかなぁ・・・(設定を思い浮かべて)、くすぐったそうにするけれど、あまり、気にしないかな。
シルバー(DM):「? こんにちは。 わたしは、遺跡を捜索しているのです」
チェレ:「ひとりで?」
シルバー(DM):「いえ、フォックステイルと、言う、冒険者チームを、雇っていたのですが・・・彼らの態度が、あまりに失礼で、不快でしたので、解雇しちゃったんです」
ケレス:「へー」
シルバー(DM):「わたしは、これから、南にあるはずの、遺跡群を、捜索する予定です。 そうだ。 あなた方? もし、黄金の竜のレリーフが、彫られている小箱を見つけたら、わたしに、譲ってくれませんか?」
ケレス:「あんた、この間も、銀の小箱を、探してたよな? あれには、何が、入ってんの?」
シルバー(DM):「それは、秘密です。 この場所から、北にも、遺跡というか、神殿があるのですけれど、そこは、後で、行こうかと思っています。」
チェレ:「へー」
DM:すると、ハーソンが、「あそこは、近寄っちゃ駄目ですよ」と、いいます。
ケレス:「なぜ?」
ハーソンは、説明を始めました。
そこは、打ち捨てられた、バージルストーン村の跡で、ペイロアの神殿があったが、戦争で村が焼け落ち、放棄されていると言う。
バージルストーン村の生き残りの僧侶が、言い残した、「神殿に近寄ってはならない」という言葉を信じて、リーデルリバー村の人は、近寄らないようにしている・・・ということでした。
ケレス:「ペイロアか・・・まぁ、しかし、今は、エティンのことが、先だな」
ゴールド:「そうだな。 東へ行こう」
冒険者達は、シルバーと、別れ、遺跡のことは、無視して、東のエティン丘陵地帯へ、向かいます。
途中で、スケルトンの大群に出会いましたが、ケレスの「アンデッド退散」能力により、一気に壊滅させました。
DM:ええと、200フィート(60m)先に、小さい、急増の砦が見えてきます。 見張りらしきものは、見当たりませんね。
ケレス:「んじゃ、チェレ。 ちょっと、探ってきてくれよ」
チェレ:「はいよー」
チェレは、こっそり砦に近づき、周囲や、砦の窓から覗き込んだりしました。
暫くすると、戻ってきます。
チェレ:「砦の向こう側で、5体ほどのオークが、行進してたよ。 訓練かな? 砦の中には、寝てるオークが、6体いたよ」
ケレス:「そうか・・・じゃあ、外のオークから、片付けるか」
冒険者達は、砦の裏側に突入して、オークに、切りかかります。
オークたちは、ウォリアー1レベルなので、あっという間に、全滅します。
そのまま、砦に踏み込み、1体を残して、切り殺し、尋問を始めます。
オーク(DM):「お前達、人間が、アンデッドを使って、グレート&マックスさまに、挑戦してきたんじゃないか」
チェレ:「アンデッド?」
ケレス:「しかし、人間は、アンデッドなんて、送り込んで無いぞ・・・あの、シェイドが、何か、関係してるのかな」
この後、オークを、殺したか、解放したか、覚えていないのだけど、どっちでしたっけ?
ケレス:「これは、アンデッドを、どうにかしたら、収まるかもしれないな」
ゴールド:「うーん」
ケレス:「シルバーさんが、言っていた、神殿が、怪しいから、そこに言ってみようぜ」
冒険者達は、シルバーが言っていた、神殿跡に、行って見る事にしたのでした。
~つづく~
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サブタイトル:「ウィザードの呪文書」
★ある日、バーバリアンと、ウィザードのマルチクラス(NPC)である、リリージは、某サイトの、D&D公式FQAの、非公式和訳を、読んでいた。
文章や、問答が、面白くて、延々と読みふけっていたのだが、とある、一文で、「おや?」と、思った。
リリージ:「呪文書に、呪文を、書き込むと、呪文ひとつにつき、レベルに関係なく、24時間かかり、1ページにつき、100gpの材料費(特別なインク代など)が、かかる・・・?」
プレイヤーズハンドブックを、調べてみると、まさに、その通り。
もっとも、レベルアップに、伴い習得する、呪文は、タダで、書き込めるようだ。
リリージ:「わたし払って無いぞ?? わたしの呪文書は、一体・・・し、師匠に聞いてみよう」
リリージは、魔術師ギルドの塔に赴き、師匠である、スターティに、問う。 すると・・・
スターティ:「ああ、わたしが、立て替えてましたよ」
なんということでしょう。 DMが、すっかり失念していたのです。
まぁ、NPCなんですけど・・・
しかしながら、リリージさんは、パーティーメンバー扱いなので、アイテムの類は、パーティーメンバーから、分配されている報酬で、賄っています。
リリージ:「うわー、すみません。 払います!」
属性が、「混沌にて、善」である、リリージさんは、知ってしまったからには、踏み倒せません。
呪文書を、開き、「レベルアップに伴う学習による、呪文」と、「レベル1時点で貰った呪文」を、除いて、計算をしてみます。
呪文書は、1ページにつき、呪文レベルページ必要です。
レベル0に関しては、例外で、1つにつき、1ページ必要です。
つまり、例えば、レベル2の呪文は、1つ書く為に、2ページを使ってしまいます。
学習したものを、含むと、呪文数は、下記の通り
レベル0・・・19個 (19ページ)
レベル1・・・19個 (19ページ)
レベル2・・・15個 (30ページ)
レベル3・・・5個 (15ページ)
うち、学習したものを、除くと、
レベル1・・・12個 (12ページ)
レベル2・・・11個 (22ページ)
レベル3・・・1個 (3ページ)
つまり、
書き込み済み総ページ・・・83ページ
学習を除いた総ページ・・・37ページ
リリージ:「3,700gp!」(ガーン)
まぁ、それくらいは、あるので、払います。
リリージ:「ところで、呪文書って、白紙もいれて、全部で、100ページだから、あと、17ページしか、空きがないですけど・・・」
スターティ:「2冊目の白紙の呪文書を、買ってください」
リリージ:「うへー・・・」
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