土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その15の2)【影の神殿】(後編)
土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その15の2)【影の神殿】(後編)
《冒険14回目の続きの巻き》
★大体、土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、Dungeons&Dragons3.5版を持って行く訳です。
※注記:このリプレイは、DMの記憶からダウンロードされて書かれているため、大体の流れ以外は、セリフも含め、大幅に自動改竄されていることを、ご了承ください。
《前編のあらすじ》
★冒険者達が、滞在している「ラックルスタートタウン」の町長からの依頼で、リーデルリバー村に、脅威を与えている、オーク達の首領である、エティンを、退治してくれと言われました。
冒険者達は、これを、引き受け、リーデルリバー村で、詳細を聞きます。
案内人の青年ハーソンに連れられ、エティン丘陵地帯と呼ばれる場所へと向かう途中で、シルデールレイク村に立ち寄りました。
トム村長の追加の依頼で、隣接している村が心配なので、様子を見てきてくれといわれたからです。
シルデールレイク村は、ひとりのエルフの女性を残して、シャドウというアンデッドモンスターに、やられていました。
シャドウを退治し、エルフの女性を、リーデルリバー村に運び、エティン丘陵地帯へと向かうと、オークの砦が見えてきました。
冒険者は、オークを、倒し、1人を捕らえると、尋問しました。
オークは、答えます。
「お前達から、攻めてきたんじゃないか!」
《シナリオ:影の神殿》冒険14回目(後編)
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)
【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル7)
※「パラディンになったら女にモテルゾ~」という天からの啓示を受けて、パラディンとなり、旅をしている男。女性への挨拶は、胸を揉むことから入る。
ケレス(人間、22歳、男性)
【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル7)
※なぜか師匠から、厄介者扱いされてるぽい、ペイロアの神官。激情に駆られると、過激な行動を起こす。
チェレ(人間、20歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル7)
※混沌な性格の「ごろつき」。罠は、発動させて解除する主義だと、仲間から勘違いされている。
(NPC)
リリージ(人間、23歳、女性)
【属性:混沌にして善】
クラス:バーバリアン(レベル4)、ウィザード(レベル3)
※バーバリアンだったが、知的興味があったために、ウィザードの門を叩いた女性。
1.オーク砦
聞くだけ聞き出して、オークは、殺してしまったようです。
このままだと、村に被害が、出そうなので、ゴブリン語で、「ゴブリン参上!」と、書き残したのでした。
※しかし、後で調べたところ、ゴブリン語には、文字は存在せず、ゴブリンは、文字を書くときは、ドワーフ語を、使っているのでした!
ちなみに、オークも、文字は、ドワーフ語を使っています。
このパーティは、誰も、ドワーフ語を知らないので、あじゃぱー(笑)
どちらにしても、この冒険者達、本当に、善人なのでしょうか?w
もっとも、オークを、解放すると、間違いなく、リーデルリバー村に、迷惑がかかりそうです。
そういう意味では、善なる行為なのかもしれませんね。
D&Dの善悪の概念は、多方面から考えたほうが良いのだと思うので、無差別に酷いようでなければ、属性変更は、考えないほうが良いような気がします。
サプリメントの善なる種族も、いい加減、酷いと思うのいるし!
2.バージルストーン村跡
前回、シルバーが、言っていた、遺跡が怪しいと思い、冒険者達は、シルバーと、別れた地点へ戻り、北へと移動していきます。
案内人の、ハーソンが、場所を知っているので、道には、迷いません。
DM:焼け落ちた、石造りの壁に囲まれた、村であったようです。 建物は、崩れ、瓦礫が、転がっています。 奥に進むと、石造りの神殿のようなものが建っているのが見えます。
リリージ(DM):「なんか、瓦礫の中を、うろうろしてる人がいますよ」 彼女が指差した先に、皮鎧で武装した貧相な男が、うろうろしています。
ケレス:「近づいてみるか」
ゴールド:「近づいたら、ゴールドアイっ!」(ディテクト・イーヴル(悪の感知))
DM;イーヴル(悪)の反応がありますよ。 24秒後には、そいつが、悪なのだとわかります。
ゴールド:「悪だぞー。こいつ」
チェレ:「えー」
リリージ(DM):「なんか、レンジャーか、ローグみたいな身なりしてますね」
ケレス:「ヤッチャ・ターなんじゃないのか?」
ハーソン(DM):「ヤッチャ・ターさんですね」
DM:彼は、君達を、まったく無視している。 ブツブツ良いながら呪文を唱えている。 すると、足元の瓦礫から、スケルトンや、ゾンビが、立ち上がってくる。 そういう行動を繰り返しています。
ケレス:「なんだ、そりゃ? この、ペイロアなめんなっ!」 ターンアンデッド(アンデッド退散)判定&ダメージ (ダイス転がす)
スケルトンも、ゾンビも吹き飛び、ついでに、ヤッチャ・ターに、憑依していた、ゴースト(幽霊)も、ターンされたので、ヤッチャ・ターは、気が付きます。
ヤッチャ(DM):「悪夢を見ていたようだ・・・。 簡単に言うと、俺は、仲間割れをして、フォックステイルというチームから出て、この遺跡を見つけたんだ。 で、神殿の扉を開けたところまでは、覚えてるのだけど、後は、さっぱりさ」
ケレス:「なんだろうな?」
リリージ(DM):「封印でも解けたんじゃ?」
ヤッチャ(DM):「とりあえず、ありがとよ。 お礼と言っちゃなんだが、この、「金の小箱」をあげるよ」
DM:金庫箱には、ドラゴンのレリーフが、彫られています。
チェレ:「これって、シルバーさんが、探しているやつだよね」
ゴールド:「そうだな・・・」
ヤッチャは、その場で、別れて去っていきました。
DM:周りの瓦礫は、骨や、ガラクタしか、無さそうです。
チェレ:「ええと、神殿は、扉が2つかー。 正面から調べようかな」(捜索判定などをしている)
ゴールド:「罠は、ないか? では、開けるぞ。 さがってろ」 がちゃ
3.バージルストーン神殿
ペイロアの紋章が刻まれた、石の扉を開くと、幅50フィート(約15m)。 奥行きは、灯りが届く40フィート以上(12m以上)で、奥は暗がりで見えません。
中央に、腐ったカーペットが、奥まで続いていて、その左右をはさむように、石の柱が立ち並んでいるようでした。
天上までの高さは、15フィート(4.5m)ほどで、左右の壁の上の方に、窓があるようですが、全て、木の板で、塞がれているようです。 隙間から、火の光が、やんわりと、差し込んでいますが、灯りとしては不足なようです。
ケレス:「なんか、出そうだなぁ・・・」
チェレ:「暗いと不利だよね。 はしご持ってるから、窓の板を、はずしてくるよ」 たったかたー
ゴールド:「・・・」 見ている
チェレは、手近な壁に、10フィート梯子を、立て掛けて、窓を目指して上っていきます。
DM:(しかし、この部屋には、なんと、6体のシャドウが、柱の中に潜んでいるのだよ。音も無いし、気づきようがないなぁ) チェレは、天井近くまで着ました。 で、窓を、調べようとしてるとですね。 天上から、にゅーっと、シャドウが! ということで、不意打ち攻撃です。 たー! (攻撃ロール) はずれた。
チェレ:「ぷぎゃー!」
ケレス、ゴールド、リリージ:「「チェレー! うしろうしろ~」」
ゴールド:「他にもいるのか? ゴールド・アイッ!」 ディテクト・イーヴル(悪の感知)
DM:他にも、5つほど、悪の反応があり、迫ってくる様子。
ケレス:「ペイロア、なめんなっ!!!」 アンデッド退散判定&ダメージ判定 ばーん!
DM:(結果見て) 全部、吹き飛びましたね・・・
部屋は、結局、幅幅50フィート(約15m)で、奥行き70フィート(約21m)の石の部屋で、一番奥に、ペイロアの祭壇。 そして、右の壁に、扉があり、そこは、ワンルームの居住区になっていました。
チェレが、祭壇を調べると、ペイロアの石像が動き、地下へ降りる梯子が、出現しました。
4.地下室
ゴールドを戦闘に、梯子を降りると、石の通路が延びており、行き止まりに、これまた、石の扉が出現したのでした。
慎重に、調べて、扉を開けると、そこには・・・。
DM:まず、20フィート(6m)四方の床が、入り口から伸びており、その床から一段・・・5フィートほど、降りたところにも、床があります。部屋的には、幅30フィート(9m)、奥行き35フィート(9.5m)の広さですね。天井までは、10フィートほど。
入り口から、20フィート四方の床の置くに、台座のようなものがありますが、台座の上には、何も乗っていません。
部屋の奥、つまり、一段下がった場所には、赤い色の魔方陣のようなものが見えます。
部屋の隅は、暗がりで、よくわかりません。
チェレ:「んじゃー、台座を調べてくるよー」
ゴールド:「おれらは、入り口で待機かな」
ケレス:「そうだな」
リリージ(DM):「わたしも待機」
DM:では、チェレさんは、まず、〈視認〉判定をしてください。
チェレ:「えー」 ころころ(判定)
DM:ころころ(〈隠れ身〉判定)・・・台座に、近づいたチェレに、台座の裏から現れた、シャドウの不意打ちがありました! たー!(命中判定) はずれた。
チェレ:「ぷぎゃー! またかーッ!」
ケレス:「ペイロアなめんなっ」 退散判定&退散ダメージ判定 ばーん
DM:(判定結果を見て) シャドウは、消え去った。
ゴールド:「なんか、すごいよな・・・」
チェレ:「では、改めて、台座を調べるけど・・・動いたりしない?」
DM:(捜索判定結果を見て)台座には何も仕掛けは無さそうです。 なにかが、乗っかっていたようですが、今は、無いですね。
ケレス:「うーん、そうだ。 ディテクト・マジック(魔法の感知)の呪文をかけて、見渡そう」 びびびー
DM:台座と、奥の魔方陣と、あと、右の一段下がった床のあたりに、魔法のオーラが、あるようです。
ケレス:「なにか、落ちてるのかな」
DM:なんか、石の球が、転がっていますね。 とか、やってると、奥の魔方陣が、光って、何かが、出現します。 ブーン
ゴールド:「なにっ!?」
DM:なんか、グレイブを構えた、牙を生やした、人間型の生物が、現れます。 尻尾生えてるけど。
ケレス:「ううむ」 〈宗教知識〉で、わからん?
DM:〈次元界知識〉なのよ。こいつ。
チェレ:「リリージ、わからん?」
リリージ(DM):「ええと」〈次元界知識〉判定・・・ころころ・・・「たぶん、デヴィル(悪魔)ですよ。ビアデッド・デヴィルとかいう種類の」
ケレス:「で、デヴィル?」
チェレ:「うわ、やだなぁ。ダメージ通るのかな?」
DM:じゃあ、イニシアチブ判定してね。
※ビアデッド・デビル・・・中型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、バーテズゥ)。
地獄からやってきた、この来訪者は、手に、グレイブを持ち、長い髭を生やしている。
様々な特殊能力を持つが、デヴィル(悪魔)としては、下位のランクである。
ゴールド:「ええい、ブレス・ウェポン(武器祝福)!」
ケレス:「ディヴァイン・パワー(信仰の力)!」
ビアデッドデビル(DM):「むぉお!?」
※ブレス・ウェポン(武器祝福)・・・パラディンレベル1呪文(パラディンクラスレベル4から使用可能の呪文)。 武器にかける呪文で、武器は、「善属性」となり、武器に、+1強化ボーナスを与える。 更に、悪属性の敵に対しては、クリティカル可能状態(武器にもよるが、攻撃ロールで、クリティカル値が出た場合)に、なった場合、判定なしで、自動的にクリティカルに成功する。
※ディヴァイン・パワー(信仰の力)・・・クレリックレベル4呪文。 術者は、守護神格の力を、呼びおろし、その身に、神の力を纏う。 これにより、術者の基本攻撃ボーナスは、術者のキャラクターレベルに等しくなり(これによって、追加攻撃ができるようになることもある)、【筋力】への+6強化ボーナス(つまり、筋力修正が、現在の数値に+3状態)を得、術者レベルごとに、1ポイントの一時的ヒットポイントを得る。
DM:ゴールドの剣が、善の光に輝き、ケレスは、筋肉が、もりあがるのか?・・・。
チェレ:DM-。こいつ、急所攻撃できる?(ローグは、急所のある生物には、特殊攻撃ができる。挟撃する必要があるけど)
DM:ありますよ。
チェレ:じゃ、回り込もう。 でやー! 命中! ダメージは・・・(ころころ)
DM:しかし、銀か、善じゃないと、ダメージ5点分は、防がれちゃうのだ。
チェレ:やっぱり!
デヴィルは、傷つくと病気になる髭の攻撃や、刺さると血が止まらなくなる、グレイブを振り回して奮闘したけど、冒険者に、囲まれ、瀕死です。
ビアデッド・デビル(DM):「くそー。擬似呪文で、グレーターテレポートしよう」 ええと、これ機会攻撃あるなぁ
ゴールド:「じゃあ、斬る」 命中判定。あたったので、ダメージ。
DM:死んだっ!
※実は、呪文を唱えるときに、〈精神集中〉判定で、15以上だせば、機会攻撃を誘発しないのだ。 まぁ、こいつ、技能もって無いので、無理そうですけど・・・。
5.バージルストーンの謎
部屋を、捜索すると、デカイ箱が出てきたので、チェレが、調べました。
宝物表で、何が、入っていたかを調べます。
入っていたのは、芸術品が3つに、ポーション、小さいバッグ。
ケレス:「なんのバッグだろうかな」
リリージ(DM):「まぁ、アイデンティファイ(識別)呪文を使えばわかるけど、用意してないですよ。1回、100gpかかりますけど」
DM:あと、日誌みたいなのが、ありました。
チェレ:「日誌?」
日誌には、大体、下記のような内容が、書いていたのでした。
この地域は、もともと、時空が、ゆがんでいる場所で、影界や、エーテル界といった、異次元の入り口が、開いていました。
これを、バージルという司祭が、村のあちこちに、ペイロアのシンボル入り柱を建て、魔法装置として、時空の歪みを、塞いでいたのです。
しかし、先の戦争で、エーテル界のゲートを貫通させようと、ヴァルダークの実験の被害に合ったのでした。
村の勇士達は、ヴァルダークの実験を阻止したのですが、村は壊滅したのです。
生き残りの村人は、退避し、僧侶は、神殿に、アンデッドを退散させて、バージルストーンにより、神殿を封鎖しました。
村の装置は、殆どが破壊されたため、神殿のみ機能していたのです。
リリージ(DM):「どうも、神殿の扉が封印で、それを、ヤッチャ・ターさんが、やっちゃったみたいですね」
ケレス:「そうか・・・つまり、この石を、台座にのっけて置けばいいのかな」
ゴールド:「ふうん、そうなのか」
チェレ:「じゃあ、乗せるよ」
DM:乗せると、台座が光って、ブーンと唸っていますね。
ケレス:「あとは、あの魔方陣だなぁ。 とりあえず、削っとくか」
※DMは、D&Dにおける、ポータル(転送装置?)の作成方法を、良く知らない。
ゲート(次元門)や、テレポーテーション・サークル(瞬間移動陣)を、永続化するのかなぁ?
ゆえに、無効化の方法はよく、わからないのですが、削っちゃったら、壊れるよね。多分。
ゴールド:「じゃ、帰るか?」
DM:あ、忘れてた。 あと、ブラックオニキス(黒瑪瑙)が、ごっそり出てくる。100gp分くらいかな。
ケレス:「なんだろ?」
リリージ(DM):「多分、アニメイト・デッド(死体操り)の呪文触媒ですよ」
ケレス:「そういや、外で、アンデッド作ってやがったよな」
リリージ(DM):「ところで、エティンは、どうするの?」
ケレス:「あれは、様子見だろうな。 あいつを倒すと、東のゴブリンが、来るだろうし、あの伝言が、上手く機能すれば、ゴブリンのせいに、出来たろうしな」
リリージ(DM):「じゃあ、その辺を、町長さんとかに、説明すれば、良いですね」
こうして、冒険者達は、帰途に着いたのでした。
《感想とか反省》
ルール面で、呪文は、〈精神抵抗〉判定15に成功したら、機会攻撃を誘発しないとか、グレイブは、間合いが遠い武器だから、10フィート先に届くけど、手前の5フィートには攻撃できないとかを、失念していたというか、知らなくて、あじゃぱーなことがありました!
かなり、セッションを忘れているので、大体の流れしかあってませんが、勘弁な!(笑)
次回どうしようかなぁ。
ベジルグリン倒すのに、ドラゴンスレイヤー欲しいと言っていたから、それにしようかな・・・。
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コメント
初めまして。
たまに此処を拝見させて貰っています。
(たぶん、過去に2回ほど、京都の会館で遊びにきた者です)
まったり感のあるD&Dで和みました。
凡ミスドンマイですお。
投稿: かわうそ? | 2007.09.15 13:46
オレ悪役みたいだ、
後アーマーぱんちゅはスゴイと思った。
投稿: ゴールド | 2007.09.16 22:11
☆かわうそ?様
京都の会館って、KFCですか? これまた懐かしいですね! いまや、KFCは、一桁人数ですよ!
また、読んでくださいね。
☆ゴールド様
あれだな。格好良い男性絵を描きなれてないのが、原因か、愛が足りないのか?
アーマーぱんちゅは、今思うと、鎖網にすりゃよかったかもしれないなぁ。
投稿: SA.星忍冒険 | 2007.09.17 15:20