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2006.12.16

土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その7)【東へ向かうぞ!】

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《冒険6回目の巻き》

★土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、D&D3.5版を持っていくわけです。

《シナリオ準備》

★前回の終わりで、東の都市へ行くと言うことで、地上MAPを、ダンジョン化してみようと思う。
 ちょうど、ボードゲームみたいか感じで、「このマスに止まったらルーレット!」みたいなの。

 「ダンジョンマスターズガイド」を見ると、地域別、遭遇ランク別に一覧が、用意されていて、これを元に、%ダイスで、ワンダリングモンスター(彷徨える怪物)表を、自作してね!と書いている。

 しかし、%ダイスだと、作成が、凄く大変だ。

 なので、いつもどおり?いい加減な表にしてみよう。

 基本的に、MAP1マス移動ごとに、「朝」→「昼」→「夕」と、時間が変わることにして、「夕」になったら、そのマスか、次の「朝」予定のマスで、キャンプをしてもらう。

 1マス踏むごとに、「イベント表」を振ってもらう。ダイスは、12面体。

 1:ワンダリング 2:天候変化表 3~10:何も無し 11~12:特殊イベント表

 と、いう感じ。

 但し、東へまっすぐいくと、街道を陣取っている「オーク」の砦と警戒地区へ踏み込むことになる。
 この場合は、3~10が出ると、オークと遭遇だ!

 ダンジョンマスターズガイドによれば、脅威度は、プレイヤーのキャラクターレベルに合わせて、「平均値3」だから、ワンダリングモンスターの、遭遇レベルは、1~6に、なるらしい。

 小さいドラゴンなら、遭遇できそうだ!うっしっし!


《シナリオ:東へ向かうぞ!》冒険6回目

★ルールの解読進捗は、いまだ、3割ちょっと程度という状態ながらセッション開始です。

 参加キャラクターは下記の通り。

 ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)【属性:秩序にして善】
  クラス:パラディン(レベル4)

 ケレス(人間、22歳、男性)【属性:中立にして善】
  クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル4)

 チェレ(人間、20歳、女性)【属性:混沌にして善】
  クラス:ローグ(レベル4)


DM:レベルが、上がってるなぁ・・・

ゴールド:「アンデッド退散」が、できるようになったぞ。

※パラディンは、レベル4に、なると、レベルが、3低いクレリックとして、「アンデッド退散」が、1日に、「3+魅力のボーナス」回数だけ、発動できる。

DM:ゲェー!

チェレ:ローグは、「直感回避」を入手。これで、戦闘開始時に、「立ちすくみ状態」にならない!

※D&Dは、最初の戦闘の遭遇時だけ、全員「立ちすくみ状態」になり、敏捷ボーナスを、ACに足すことができない。 しかし、ローグは、レベル4になると、危険に素早く対処できるようになり、ペナルティを被らない。

ケレス:クレリックは、魔法を使える回数が少し増えるだけだ。

DM:レベル4になったから、能力地の、どれか一つを、1上昇できるよ。 あと、HPもサイコロ振って増やしてね。

ゴールド:結構高い目を出せたぞ。

チェレ:わたしも

ケレス:じゃあ、ここで、オレは低い目を出すんだな。(サイコロの目は、1 ) ・・・オレは出すよ!

DM:あらま。

 ともかく、冒険者は、東へ行くことにした。
 レイファードタウンには、高い鎧や、武器、魔法の品が、売ってないからである。
 しかし、聞くところによると、最近、東の都市からの物資が、届かないらしい。

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DM:まぁ、東に行くならば、スターティは、「わたしは、ラックルスタートに戻りたいので、ここで、お別れですね」と、言う。 彼女は、他の冒険者を探して、西のラックルスタートへ戻るつもりらしい。

ゴールド:「とか、言ってると、俺らが、ここへ、戻ったときに、まだ、居たりするんだな」

チェレ:「ありそう」

DM:ところで、東に、行くならば、ノームの商人が、「護衛を雇いたいのだが、君ら、やらないか?」と、言ってきます。

ケレス:「ほう・・・」

ギンブル(DM):「わしは、ノームのギンブル・ギャリック。東へ商売をしに、行きたいので、護衛が、欲しいのだ。 どうせ東へ行くならば、わしに、雇われてみないかね。 一人、1日で、2gp払おうじゃないか。その日に、戦闘があるようならば、一人、10gpのボーナスを、追加で払おう」

ゴールド:「ふむ」

ギンブル(DM):「護衛対象は、わしと、荷馬車、そして、娘の、シャミルだ」

※ノームというのは、人間の半分くらいの身長しかない、小人族です。 技術者として名高い種族で、錬金術や、発明家が多い。 ノームは、いたずら好きで、好奇心が高い。 ノームの大多数は、「善」の属性である。

チェレ:「まぁ、良いんじゃないかな」

 冒険者たちは、ギンブル親子に、雇われることにした。
 食料は、自分で買うように言われたので、少しだけ余裕を持って、それぞれが購入した。
 水は、途中で、汲めるだろうということで、水袋は各自、1つだけ。
 まぁ、水は、クレリックである、ケレスが、魔法で出せるしね。

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DM:ギンブルは、旅人の服を着て、武器は、小さい剣ですね。 シャミルは、とんがり帽子に、クォータフタッフと、ライトクロスボウを装備している。 小人用だけど。 つまり、シャミルは、ウィザードですね。ノームなので、あまり攻撃的な魔法は持って無いけど(趣味の問題だが)。

※ノームや、ハーフリングのような小人の武装は、「小型」の数値を使用する。

ケレス:ロリキャラだな。

ゴールド:そうだな。

DM:いいじゃないか!

 冒険者たちは、ロバの馬車と、並んで、歩き出す。
 目的の都市「ファ・テリア」までは、街道を順調に行けば、7日間で到着予定です。
 そして、2日後のある日・・・


DM:君らの前方に、木の柵で、囲まれた集落のようなものが見えてくる。集落には、見張り台が、空に向かってそびえている。

ケレス:「ん? ギンブルさん。あのような場所に、村は、ありましたかな」

ギンブル(DM):「昔は、無かったな。ずいぶんと昔だが・・・」 現在のグランゼリカは、戦後の不安定で、村が、新しくできたり、消えたりしてるけどね。

チェレ:「門番とかいるよ」

ゴールドディテクト・イーヴル(悪の感知)をしてみるか

DM:その魔法は、距離60フィート(18m)だから、相手も魔法をかけてることが、わかるけども?

ゴールド:馬車の陰に隠れて、こっそりと・・・

DM:せこいパラディン!(笑) ・・・イーヴル(悪)の反応は、無いようです。

ケレス:「・・・普通の村なのか?」


 冒険者たちは、集落へ入ってみた。 集落の名は、「オークガード」と言った。 
 門番に聞いてみると、どうやら、この先へ2日ほど、行った先で、「オーク」の大砦が、建設されてるらしく、危険なため、ここで、回り道をするように、忠告してるらしい。


門番(DM):「最初は、ただの関所だったのだけど、人が増えて、住み着いたりして、ちょっとした集落になっちまったんだ。 宿屋もあるぜ」

チェレ:「へー」

門番(DM):「ここに、来た人に、地図を渡してるんだ。 これを、参考にするんだな」 と、言って地図をくれました。


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チェレ:(地図を見て)・・・なんだか、マインスイーパーみたいだ。

※マインスーパー・・・ウィンドウズに付属してくる、爆弾撤去のゲームですな


ケレス:「しかし、なんで、また、街道に、そんなものが出来てるのだ? 都市の軍隊や、レイファードの治安部隊は、何をしてるのだ?」

 グランゼリカ国は、つい、この間まで、戦争の真っ只中でした。

 北にある、隣国のイーヴル(悪)の国から、侵略戦争を仕掛けられ、首都が落とされてしまった。

 軍隊は、南へ逃げ延び、都市ファ・テリアを、暫定首都として、防衛線を張ったものの、戦争はジリ貧状態。

 しかし、突如、西から東に渡って、巨大な断崖絶壁が、北に発生し、敵勢力を分断した。

 こうして、強制的に、戦争が終結したのである。

 こちら側に渡ってきて、戻れなくなった、敵勢力が、未だ、暴れている状態なのである。

 しかも、グランゼリカ国軍の、状況は悪く、復興も芳しくないのであった。

門番(DM):「と言うわけで、首都も、他の町のやつらも、周りの状況が見えてないのさ」

ケレス:「ふーむ」

DM:とりあえず、この地図に、移動ルートを、書いて頂戴。 その通りに、馬車は進む。

 【地図のルール】

・1マス移動するごとに、「朝」「昼」「夕」と、時間が切り替わる。
・「夕」の移動最後で、キャンプになる。 キャンプの場所は、「夕」のマスか、「朝」のマスで行う。
・1マス移動ごとに、12面ダイスを振って、イベントを確認する。


ケレス:ううむ・・・ こうだ。(書き込む)


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DM:( うわ。まともに、オーク巡回地区を通るぞこれ! ) なるほど。

【DMのシナリオマップ】※ピンク色の地域が、オーク巡回路。
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 冒険者は、ルートに従って進みだす。
 ちょうどプレイヤーは、3名なので、朝、昼、夕のイベントダイスを、順番に割り振ってもらうことにした。
 そして、最初の日の、「夕」のマス。

DM:(オーク巡回地区に入ったぞ) 夕の担当の人、イベントダイスを振って (出た目を確認する) 視認判定をどうぞ。

チェレ:「なんかでたぞう」(地域知識判定を行う) 「オークだ!」

シャミル(DM):「スリープの呪文で眠らせましょうか」

ケレス:「そうだな。そうしてもらおう」

 あっけなく、眠るオークたちに止めを刺して、キャンプのできそうな場所を探して、野営をはじめる。


シャミル(DM):「わたしは、睡眠がいるから、眠るよ」

ケレス:「あんたは、それで良いよ」

ゴールド:「オレは、見張りの一直目を担当しよう」

チェレ:「わたし、最後」

ケレス:「3名で交代するから、1.5時間ずつくらいか・・・」


 夜のイベントも、移動と同じものを使う。
 そして、キャンプは、敵地真っ只中なのだ!


ゴールド:(聞き耳判定に成功) 「む。なんだ?おい、みんな起きろ・・・オークが沢山歩いてくるぞ」


 確認してみると、オークが、8体向かってきており、リーダらしいオークは、二周りくらいデカイ。
 弓で何匹かを射殺し。
 残りは、白兵戦に、なる。


ケレス:「あのデカイのは、やばそうだな。ホールド・パースン(対人金縛り)だ!」

オークリーダー(DM):「ブー!」 金縛りになった

ゴールド:「囲ませるなよ」

チェレ:弓矢って、近距離でも撃てるのかな?

DM:(ルールブックを確認する)・・・とくにペナルティはないな。

ケレス:特技で「近距離射撃」というのが無いとダメなのじゃないか?

DM:いや、それは、特技があると、攻撃ボーナスが貰えるみたい。

※後で調べてみると、実は、遠隔武器での近接戦には、ペナテルティが、あった。
 攻撃に、ペナルティとかでは、無くて、遠隔武器で、近接戦をすると、「機会攻撃」を誘発するのですね。
 そろそろ、戦闘ルールを、ちゃんと読んだほうが良いかなぁ。
 まとまった表とか、あれば、良いのですけどね。


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チェレ:「ふひー。なんとか、全員倒した」

ケレス:「次は、オレの見張りだな」(みんなが寝てから、イベント判定する)

DM:聞き耳判定を・・・

ケレス:「またか!」


 これも、なんとか、撃退するものの、ゴールドの、HPがマイナスになってしまう。


ゴールド:死んだ!

DM:いや、HPが、マイナス10になるまでは、瀕死状態といって、毎戦闘ラウンドに、HPが1下がるんだ。10%の確立で、「安定状態」になれば、HPは、それ以上下がらないけど。

ケレス:「魔法で治そう」 キュア・モデレット・ウーンズ(中傷治癒)を発動する。

 3直目のチェレは、何事も無く、朝がやってくる。

DM:シャミルは、余分に2時間ほど寝ないと駄目だなぁ。出発は、少し遅れるけど、移動に問題ないことにする。 彼女は、朝起きて、ゴーリゴーリと、触媒を調合して、魔法の準備をしている。

ケレス:「ここ、街道なのに、オーク出すぎだぞ」

ギンバル(DM):「この辺りは、オークの巡回地区なんじゃないか?」

 東へ向かう冒険者。
 遠めに、砦のようなものが見えてくる。
 実は、オークの「大砦」の周りには、中継砦が、設置されており、かなり広い範囲で、オークは行動しているのである。
 冒険者の前方に見えるのは、その中継砦なのであった。

ゴールド:(視認判定を行う)「見張り台があるぞ。オークがいる」

チェレ:「草むらにも、いくつかの隊が、行進してる」

ギンバル(DM):「ルートを考え直したほうが良くは無いか?」

ケレス:「そうだな・・・  こうしよう」 (ルートを引きなおす)

 冒険者たちは、一旦、真南へ向かい、大回りすることに決めた。

DM:(イベント判定を見て)遠くに、オークが出た。8体いるね。1体だけ強そうだ。

ケレス:「またか!」

チェレ:「クロスボウの射程になったら、一斉射撃しよう」

ゴールド:「おれ、ショートボウだから、届かないな」

ケレス:「町へ行ったら、合成弓を買ったほうが良いぞ」

 オークは、矢に撃たれて、ばたばたと倒れる。まるで、シューティングゲーム(笑)
 生き残ったオーク達は、雄たけびを上げて、「疾走」してくる。
 疾走は、3倍から4倍の移動速度で接近できるけど、全ラウンド行動なので、攻撃ができない。
 また、ACへの敏捷ボーナスを得られないのだ。
 オークに、敏捷ボーナスないけれど(笑)

 オークたちは、ゴールドの剣や、ケレスのヘヴィメイスに打ち倒される。
 チェレと、シャミルは、弓で援護射撃。
 味方との白兵戦相手なので、命中が、4下がってしまうけども。

 ともあれ、オークを倒して、懐から、金を奪って、先へ進む冒険者たち。
 夕方になり、イベントダイスを振ると、「特殊イベント」が、発生した。

DM:(特殊イベントは、僕が振るのだ、12面・・・コロコロ) 洞窟を見つけた。

ゴールド:「なぬ。どんな洞窟なのだろうか」

 調べてみると、洞窟は、安全そうだったので、ここで、キャンプをすることにした冒険者達。
 夜の晩で、洞窟の外に気配を感じ取り、見てみると、13体のオークが巡回している。
 みんなを起こして、警戒するが、
 こちらには、気づいてそうに無いので、様子を見てから、見張り以外は、寝ることにした。
 オークの巡回は、その後も続いたが、刺激しないようにした。

 朝になり、出発する。


ケレス:(イベントダイスをふる) また、オークかな。

DM:いや、何も起こらないね。

チェレ:「やっと、オーク地区を抜けたみたい。矢がもう無いよ!」

ギンブル(DM):「矢か。売ってあげるよ」 ちなみに、シャミルは、父上の商品を、ちゃっかり頂戴している。

チェレ:「売ってくれー」

 だがしかし、ある日のこと。

DM:(イベントダイスが、2を示してるのを見て) 天候が変わったので、6面ダイスを・・・(判定)「暴風」なった。 これから、移動時間が、2倍です。つまり、1マスで、「朝、昼」、2マス目で、「夕、朝」と、言う感じ。

ゴールド、ケレス、チェレ:「「「えぇー」」」

 暴風の中を進む冒険者。
 途中で、商隊と、出会って情報を交換したりしながら、進んでいく。


チェレ:「厄介なことに、なったなぁ」

DM:夕の担当の人どうぞ!(イベント判定で、特殊イベント発生)・・・12か、出るもんだなぁ (1なら、グリーンドラゴンだったのだが・・・残念!) ええと、進行方向から、銀髪の少女が歩いてくる。一応旅装束だけど、お嬢様という感じかな。

ケレス:怪しい!

チェレ:怪しすぎる!

ゴールド:・・・遠目の時点で、ディテクト・イーヴル(悪の感知)だ。

DM:イーヴル(悪)では、無いようですよ。 少女は、挨拶をしてくる。「こんばんは」

ケレス:「我らは、商隊ですが、あなたは、何者ですか?女性が一人で、旅とは・・・」

少女(DM):「わたしは、東へ向かう途中の、旅のレンジャー(野伏)です。怪しいものでは、ありません」 東は、レイファードタウンの方角ですね。

チェレ:怪しいってば!<真意看破>判定する!(少女の<はったり>技能とで、対抗判定)

DM:どうやら、ウソだと、思いますよ。

チェレ:「そんな格好のレンジャーが、いるかーッ!」

少女(DM):「え?レンジャーに見えませんか?・・・じゃあ、レンジャーじゃなくて良いですよう」 と、言って、ふくれっ面。

ゴールド:「・・・いや、じゃなくていいって・・・おい」

少女(DM):「そんなことより、日も暮れてきたので、キャンプを、ご一緒させて頂いてもよろしいですか?」

 明らかに、渋い顔をする、冒険者達。

ゴールド:「ううむ」

ケレス:「いや、すまないが、あなたは、怪しすぎる。 辞退を申し上げたい」

少女(DM):「・・・そうですか。残念です。では、ごきげんよう」 と、言って、暴風の中、少女は、東へ向かいます。

チェレ:「あれは、絶対、ドラゴンか、なにかだと思うよ」

少女(DM):振り返り 「そうだ。忠告しておきます。 この真南の森の入り口付近には、いたずら好きの、妖精が、出るので、絶対に行ってはなりません」

チェレ:「うわっ、びっくり。 わかったよ!」

 この出会いは、本当に幸運であったことを、後で知るようになる。


 冒険者達は、暴風の中、野営をし、翌朝、旅立つが、一向に天候が良くならない。

 イベントダイスで、2の目が、出ないと、天候変化の表が、振れないからだ(笑)。

 おまけに、川にぶつかり、進路を帰らざる得なくなり、南にずれていく・・・

 そして、翌日の野営。

 特殊イベントが、発生して、森から遠征してきた、いたずら好きの妖精「サテュロス」に、ゴールドが、眠らされてしまうが、起きていた見張りによって、追い返されるのであった。

 また、温泉を、見つけたりもした。

 入ると、HPが、全快する、秘湯である。
 しかし、警戒して、誰も入らない(笑)


 そして、事件は、ある晩の野営の時に起こった!・・・


DM:野営の当番の人、イベントダイスをどうぞ。・・・1ですか。 初のワンダリングモンスターだ。


 ちゃんとした、ワンダリング表は、作ってないが、決定方法は、決めてある。
 MAPの場所は、ちょうど、「温暖の丘陵地帯」で、「遭遇レベル」は、1~6である。

 ダンジョンマスターズガイドの94頁に、一覧があるので、「温暖・丘陵」の一覧を見る。
 脅威度順に並んでいるので、6までから、ランダムに選ぼう。
 11まであるなー。12番目は、脅威度7か。これもいれて、12面ダイスで決めよう。
 脅威3と5に、ブロンズドラゴンいるなぁ。 すごいぜ、丘陵地帯。

 コロコロ(ダイスを振る)・・・これは・・・


ゴールド:(聞き耳判定に失敗して、視認判定で気づく) 「・・・なにか、来たぞ。みんな起きろ」

ケレス:「なにが来たんだ?」

チェレ:「獣だ!」


 獣は、尾っぽを、2本もつ、6つ脚の獣であった。
 なぜか、ぼやけて見える。


DM:ぼやけて見えるので、%ダイスで、50以下だと、攻撃が当たりません。

ケレス:ディスプレイサー・ビーストか!


 どうやら、ケレスのプレイヤーは知ってるらしい。
 まぁ知っていても、問題は無いや。

 ディスプレイサー・ビーストは、大型サイズの「魔獣」で、光を屈折させて、自分の居場所を、勘違いさせることが出来るのだ。
 このため、5割の確立で、攻撃を、かわすことが出来る。
 尾っぽに見えた、それは、実は、触手で(尾っぽはちゃんと別にある)、全力攻撃時には、触手2回と、噛み付きの、合計3回攻撃が、可能なのだ!
 恐ろしい!運が、悪かった!

ゴールド:「悪を討つ一撃だ!」 (攻撃判定は外れ) 「くそー!」

シャミル(DM):「接敵されたー!きゃー!」 HPマイナスだ。気絶。

ケレス:「シャミルに、キュア・モデレット・ウーンズ(中傷治癒)だ。お前は下がれ」

チェレ:「挟み込んで、「挟撃」だ!こいつ、急所あるのか?」

 挟撃とは、味方とで、敵を、挟み込むことで、攻撃ボーナスを得るルールです。
 ちょうど、対角線上に捕らえる事によって、自分と、反対側の味方の攻撃が、+2されます。

 更に、ローグは、「挟撃」状態の場合、「急所攻撃」を行うことが出来る。
 単純に、ローグのレベルに応じたダメージを追加できるのだ。
 レベル4の場合は、2d6ダメージが追加される。

 獣形体なので、多分、急所わかるだろうと、思い、許可をする。

 苦戦しながらも、敵のHPを、削っていく。


DM:触手2回と、噛み付き1回っと・・・(攻撃判定)。あたりあたりあたり。ダメージこんだけ

ケレス:だめだ!倒れた!

DM:シャミルが、治癒技能で、ケレスに、止血をする。

ゴールド:あたらねぇ!

チェレ:ちくしょー

DM:ゴールドにも敵の攻撃がヒット!・・・おや?

ゴールド:オレも、倒れた!

チェレ:「わたしだけになった! 挟撃じゃなくなった!」

 そして、チェレも、噛み付かれて、昏倒!


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DM:全滅だー!(笑)

ゴールド:しまった。オレ自分を治癒できたのに!治せばよかった!

DM:(ううむ。終わってしまうなぁ・・・ そうだ。そういえば、彼女と、知り合いになっていたなぁ・・・) 運試しをしましょう。 皆さん、ひとりずつ、6面ダイス振って、4以上でれば、何か起こります。

チェレ:えー。(振った)・・・出た。

DM:(出たかー。よかった!) じゃあ、何者かに、キュア・ライト・ウーンズのポーション(軽症治癒の薬)を使われたので、これだけ回復します。(一人ずつ、回復量を決めて告げる)

ゴールド:「ううむ。一体どうなったんだ」

DM:銀髪のあのレンジャーと名乗った少女が、おりまして、「大丈夫ですか?」と、言っております。傍らを見ると、大きな爪引き裂かれて死んでいる、「ディスプレイサー・ビースト」の無残な死体がある。

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ゴールド:「・・・・」 やっぱり、ドラゴンやん、こいつ!

ケレス:うへー。

DM:ドラゴンか、どうかは、分かりませんが(笑)、彼女が、言うには、「偶然通りかかったところ、襲われてる現場に遭遇したので、手助けをしました」 と・・・

ゴールド:「ともかく、我らが、無下な扱いをしたのにも、拘らず、助けてくださったこと、礼を言う」

少女(DM):「いえ、私が、勝手に助けたまでです。・・・ついでと言っては何ですが、このキュア・ライト・ウーンズ(軽症治癒)のポーション(魔法薬)を、3本差し上げましょう」

ケレス:「かたじけない」

少女(DM):「私は、西へ行きます。 ご武運を、お祈りしてます。 そう、あなた方の名前を伺ってもよろしいかしら?」

ゴールド:「オレは、ゴールド」

ケレス:「ケレス」

チェレ:「チェレ」

少女(DM):「私は、シルバーです。いつか、手を貸してもらう時が来るやもしれません。そのときは、お願いします」

ゴールド:「オレに出来ることがあれば、次に会ったときに、力を貸そう」 と、いうか、ゴールドに、シルバーか!

チェレ:シルバードラゴンなんじゃないか?(笑)

 少女シルバーと、冒険者達は、別れ、再び、都市を目指して、旅を続ける。
 暴風の中、じりじりと、脚を進めるのであった。
 そして・・・

DM:では、次の担当の人、イベントダイスを・・・お。 天候変化ですね。結果は・・・穏やかになった。

チェレ:やっと、まともに進める。

ゴールド:「もうすぐだな」(イベント判定をする)

DM:お、特殊イベント発生だ。(特殊イベント判定をする)・・・明らかにレンジャーと分かる人間が、馬にまたがってやってくる。 彼は、「わたしは、旅のレンジャーのトレス。 都市ファ・テリアに向う旅をしている」と、言う。

ゴールドディテクト・イーヴル(悪の感知)を、しよう。

DM:相手にも、何かの呪文をかけてることは、わかるのだけども(笑)

ケレス:「我らも、そこへ向かうところだ」

トレス(DM):「都市は、直ぐそこさ。一緒に行こう」

 あと、1マスで都市というところで、「夕」の時刻となる。
 強行軍しようと、いうことで、夜中に、都市の巨大な門へ到着したのでした。

門番(DM):「こんな夜更けに、何用か?」

チェレ:「ひょっとして夜は締め出されるのかな?」

ケレス:ペイロア神のシンボルを掲げよう。「旅の物だ。入れて貰いたい」

DM:門番は、「しばし、待てと言う」 そして、別の人が出てきて、ディテクト・イーヴル(悪の感知)を、した。

ゴールド:「おお」

門番(DM):「うん。大丈夫のようだな。よし、通って良い。通行税を払えよ。一人、1spだ」

ケレス:「払おう。・・・ところで、ここへくる途中の街道に、オークが、砦を作ってたぞ。上のものに、伝えてくれ」

DM:門番は、驚いて、伝えましょうと、言ってくれました。 君らは、宿へ向かい、一息つける。

チェレ:「やっと、ついた」

ギンブル(DM):「ご苦労さん。 結局、9日間かかったな。 戦闘のあった日にちは、5日ほどだったかな」

ケレス:「そんなものだよ」

ギンブル(DM):「では、日当9日分で、18gpだ。危険手当は、5日分で、50gpだな。ごくろうさん」

ゴールド:「よしよし、これで、新しい鎧が買えるぞ」

チェレ:「魔法の鎧がほしいな。売ってる?」

DM:(ダンジョンマスターズガイドを見つつ) あるけど、なんか、ルールが、分からないから、次回にしよう(笑)

 後日談。

 数日後に、都市ファ・テリアから、軍隊が派遣され、オーク討伐に乗り出した。
 町の守護神である、「大ストーンゴーレム」(身長18フィート(約5.5m))1体を、引き連れて、騎士や、兵士が進軍するのであった。


DM:余談だけど、酒場で、見たことのある、銀髪のお嬢さんを見かける。西に行ったはずなのになぁ(笑)

ゴールド:「はは・・・」

《感想とか反省》

 パーティ全滅の危機!(爆)
 丘陵地帯は、危険だなぁ。休むなら、平地が、安全ですね!
 夜中の進軍の方が、危ないかもしれないですけど!

 偶然、シルバー・ド・・・いや、友好的で、強力なNPCと、遭遇できたので、なんとか、理由をつけて、助けることができました。
 他には、思いつかなかったので、新しい用紙を、差し出すところでしたね!
 それでも、よかったかもしれない!

 さて、とうとう都市に来てしまった!
 魔法のアイテムとか買えるので、ルール読まないといけない!ヒー!

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