土曜セッション:D&Dグランゼリカ(その4)
《冒険3回目の巻き》
★土曜に、1人暮らしをしている友人宅へ押しかけ、夜な夜な遊んでるわけですが、今夜も、D&D3.5版を持っていくわけです。
《シナリオ準備》
★前回、バグベア(脅威度2)を倒した噂が立って、そりゃすごい。ならば、これを依頼しようと、町長さんが思いつく・・・という、あらすじは、思いついたものの、その先から思いつけない。うーむ。
気がつくと、いつもお邪魔している、TRPGサイトのチャットルームで雑談してる、僕がいるわけですよ。
D&Dで使っている舞台は、実のところ、そのTRPGサイトでも、使ってるわけでして、ある程度はデータを共有できるってやつです。せこい?
まぁそのサイトのシステムは、ソードワールドなんですけどね。
ラックルスタートの付近には、もうひとつ、少し小さめの町があり、その先には、都市がある設定になっています。
SW(ソードワールド)の方は設定がかなり詰っているのですが、D&Dの方は、まだイメージがボンヤリ程度です。
チャットで話しているうちに、前回ブログに上げた「街作成」の話になって、ラックルスタートの近くの町もそれで、作成してみましょうということになりまして、SWのほうで、その町「レイファード」に関わっている、PL(プレイヤー)さんに、作成サイコロを、転がしてもらいました。
そうこうしてるうちに、シナリオ案も出てきました。
翌日、MAPなりを作成し始めるのでした。
《誤算!》
★シナリオは、レベル1を想定して作成したわけですね。
友人宅に、22:00ごろ向かって、前回の経験値計算と、財宝の計算をしてみたわけです。
あれー!?この経験値だと、レベルアップしてませんか?
つまり、全員レベル2になっております。
・・・まぁ、なんとかなるかしら。
《シナリオ:貴族の護衛》冒険3回目
★ルールの解読進捗は、いまだ、3割程度とう状態ながらセッション開始です。
参加キャラクターは下記の通り。
ゴールド・キャプファン(人間、25歳、男性)【属性:秩序にして善】
クラス:パラディン(レベル2)
ケレス(人間、22歳、男性)【属性:中立にして善】
クラス:クレリック(神格:ペイロア)(レベル2)
チェレ(人間、20歳、女性)【属性:混沌にして善】
クラス:ローグ(レベル2)
★全員が集合したのが、午前2時前(爆)。今日やるの?と聞いて見ると、シナリオないでしょとか言われるのでございます。作ってますよ、バッチリありますよ。コテンパンにのしてあげますよ。
DM:うわ、レベル2になってるじゃん。・・・なんだ?このパラディンレベル2の追加特殊能力。
《パラディンレベル2 追加特殊能力》
信仰の恩寵・・・パラディンは全てのセーヴィングスローに、「魅力のボーナス」を加える
癒しの手・・・12以上の「魅力」を持つパラディンは、傷を自分、他人に関係なく、パラディンレベルx魅力ボーナスに等しいヒットポイント(HP)を回復できる。これは、1日に回復回復できる合計ポイントである。複数の対象に分配してもいいし、全てを一度に使っても構わない。アンデッドに対しては、ダメージとして与えることができる。
DM:なんだこれ!D&Dのパラディンはバケモノか!
ケレス:パラディンは、レベルが上がると、どんどん人離れして行くんだよ。
チェレ:ローグもレベル2で、特殊能力「身かわし」が、もらえるよ。
《ローグレベル2 追加特殊能力》
身かわし・・・通常なら反応セーヴィングスローで半減できるダメージの場合で、セーヴィングスローに成功した場合は、半減でなく、ダメージをまったくうけずにすむ(但し、軽装鎧以下の場合のみ)。
DM:うへー。(こちらが、コテンパンにされそうだ)
ケレス:お金も入ったので、鎧買おう。ゴールドさん。フルプレートメイル(全身板金鎧)買ったら?
DM:あ、この町は、800gpまでの品しかないよ。2つ向うの都市なら売ってるけど。徒歩、2週間先。
ゴールド:「なにー。そうなのか。って買えねぇよ!」 フルプレートの鎧は、1500gpもする。
※装備を新調し始める一行。所持金が、スッカラカンになるのであった。
DM:そうそう、ゴールドさん、あなたに、町長さんからの、お使いが、来て、役所に来てくださいと言ってますよ。
ゴールド:またか。呼ばれていく。
町長ロイ・ラックル(DM):「おお、これはこれは、ゴールドさん。聞きましたよ。あの、バグベアを倒したそうで。流石ですな!」
ゴールド:「・・・いや、あの時は、俺は、役に立たなくてな。仲間がいてこそ・・・」
町長ロイ・ラックル(DM):「またまた、ご謙遜を!そこで、その腕を、また貸して欲しいのですよ」
ゴールド:「なに?また、悪か?」
町長ロイ・ラックル(DM):「実はですね・・・」
町長の話では、この町に、商談で、隣町のレイファードから、来ている貴族がいて、彼が、急ぎもとの町へ戻りたいらしい。町長は、護衛を町から出そうと思ったが、使える兵が、都合悪く、ゴブリン討伐を組織して、出払ってしまっているのだ。つまり、ゴールドに、貴族の護衛をして欲しいという依頼だった。
ゴールド:「いやまて。貴族の護衛?そんなの悪と全然関係ないじゃないか!」
村長ロイ・ラックル(DM):「いえ、話はここからですよ。そのレイファードまでの街道に、最近、バグベアの野盗がでるのです。バグベアは悪です。なんとかしてくださいよ」
ゴールド:「ううむ・・・」
町長に、丸め込まれてしまった、聖騎士ゴールドは、依頼料400gpを受け取り、護衛仲間を集めることにした。
パラディンが相手だと、導入が楽で良いですね!(笑)
声をかけるのは、以前に仕事をした神官(クレリック)、浮浪者(ローグ)、あとは・・・魔導師(ウィザード)である。
ゴールド:「おおい、また、手伝ってくれんか」 ケレスに声をかける
ケレス:神殿で作業をしている 「僕は、忙しいのですよ」
司祭マルロイ(DM):「君の仕事はそれが終ると、もう無いから、行ってきなさい」
ケレス:「えぇー!?(こいつめ!)」
ゴールド:「おう。手伝ってくれないかな。経験は溜めておいたほうがいいぞ」 スターティ(NPC)に声をかける
スターティ(NPC):「うーん。そうですね。お手伝いします」
ゴールド:「よし、いくぞ」 チェレを連れて行く
チェレ:町でうろついてた 「えー?」
一行は、ぞろぞろと、町役場へと集結するのであった。
貴族シント・バースロイル(NPC):「よろしく、わたしが、シント・バースロイルです。10日に後に、妻の誕生日があるので、それまでには、到着したいのです。お願いしますよ」
ケレス:「はぁ?」
バースロイル(NPC):「アレが、怒ると怖いのですよ。お願いしますよ。ホント」
チェレ:「・・・・・」
目的地の、レイファードタウンまでは、徒歩で一週間と聞いて、食料を買い込む。
ケレス:「徒歩・・・あなた、馬車で来たのでは?来るときは護衛はどうされたのですか?」
バースロイル(NPC):「徒歩ですよ。護衛は、冒険者を雇ってきました。帰りも同じ人に頼もうとしたら、もう、居なかったのですよ。それで、町長さんに相談してみたわけです」
チェレ:「お金が無いんだね・・・」
バースロイル(NPC):「まぁ、そうですね」
ゴールド:「じゃあ、行くか」
スターティ(NPC):「あ、ちなみに、わたし、まだ、レベル1ですから」
チェレ:え?なぜ?
スターティ(NPC):「わたし、前回は、後半だけの参加なので、倒したモンスターの数が少ないのですよ」
実際は、NPCなので、そのあたりは、どうにでもなるのですが、面倒くさかったのです。
だって、1レベルのままかなぁと思ってたので、レベルアップをこの場でするのも時間取りますしね。
さて、貴族を伴って、旅立つのでした。
DM:皆さん、視認判定をどうぞ(結果を確認して・・・)。ええと、街道から、1マイル(約1.61km)離れた草原を、コボルトの集団が、行進してますよ。あなた方とは反対方向に進んでいます。
チェレ:早速出ましたか。何体いるの?(DMの説明を聞いて)・・・10体?うわ。
ゴールド:・・・無視して進もう。
そして、3日後・・・
DM:1マイル(1.61km)先に、幅15フィートほどの、小川と、橋が見えてきます。視認判定を御願いします
チェレ:ありゃ(判定失敗)
他の皆も、判定失敗
DM:うーん、では、100m(約330フィート)ほどまで来たところで、もう一度、視認判定をどうぞ
チェレ:(判定成功)「・・・ん?なにか、向こう岸の藪に隠れてるよ。しゃがんでるみたいだけど・・・それでも、2mくらいある・・・」
ケレス:「で・・でかいな」
スターティ(NPC):「なんでしょうか?」
ケレス:「悪党かどうか、確かめてくれませんか?」 ゴールドを見る
ゴールド:「そうだな・・・ディテクトイーヴル(悪の感知)を使うぞ」 呪文を唱える
DM:イーヴル(悪)反応があるなぁ
ゴールド:「あれは、悪党だな」
ケレス:「とりあえず、矢の射程まで近づいて、撃ち込もう。周りに仲間が居ないか確かめてくれ」 チェレに目を向ける
チェレ:(視認判定をする)「辺りに潜んでる様子はないなぁ」 ライトクロスボウ(軽弩)を構える
ゴールド:「俺のは、届かないな・・・」 ショートボウ(短弓)を用意
スターティ(NPC):「私は、どうしましょうか」
ケレス:「万一のときは、スリープの呪文を頼みます」
じりじりと距離を詰めていく一行・・・そして、一斉射撃
ケレス、チェレ:「はずれた」
敵?(NPC):立ち上がる。身長10フィート(3m)で、手に棍棒。盾を持っている 「グオー!」
スターティ(NPC):「うわ、あれって、オーガバーバリアンですよ!」
ケレス、チェレ:「ゲェエエ!」
バースロイル(NPC):「やぁ出ましたね。倒してくださいよ。ゴールドさん」
ゴールド:「ううむ」 矢を構える
オーガバーバリアンとは、脅威度7(通常のオーガの3倍)である。つまり、レベル7のキャラクター4人で楽に倒せるという強さですね。わっはっはー!
ケレス:「とにかく撃て撃て!」
イニシアチブで先行をとったオーガは、疾走(行動の全てを走る行動に費やすことで、3倍~4倍の移動)で、一気に、パーティの目の前に移動してくる。
ゴールド、ケレス、チェレの矢は外れたり、当たったりするが、オーガにはかすり傷である。
スターティ:「すり~ぷっ!」 呪文詠唱 ぼしゅーん
スターティの睡眠魔法が、パーティをも巻き込んで炸裂する。オーガの背後で爆発した魔法は、オーガから眠りを誘う。合計4HDまでを眠らすから・・・オーガは、4HDモンスターだ。つまり・・・・あれ?
オーガバーバリアン(NPC):ずしーん!「ぐーすかぐーすか」(眠)
ゴールド、ケレス、チェレ:「「「そりゃそりゃそりゃ」」」 ザクザクザッシュ!
オーガだけ眠った上に、オーガは死んでしまった!(爆)しまった!経験値がぁああ!
ちなみに、この付近で野盗をしている、他のモンスターと、このオーガは敵対していたので、彼らも大喜びであろう。オーガは、家に宝を置いてるらしく、特に何も持ってなかった。
バースロイル(NPC):「やぁ、流石ですね、皆さん」
ゴールド:「いやまぁ・・・ははは・・・」
スターティ(NPC):「本日のスリープは、これでお終いです。あとは、ミサイルだけですよ」
辺りを注意しつつ、前進する。夕方になって、岩山が見えてくる。岩山の谷間に向かって、街道は進んでいるようだ。バースロイルが言うには、来るときは、あの谷を回避して、回り道をしたらしい。しかし、それでは、時間が足りなくなってしまうのだ。
チェレ:「んじゃ、入り口付近で、野宿しましょうか」
スターティ(NPC):「明日もスリープいるでしょうから。わたしは寝ますよ。起こさないでくださいね」
ケレス:俺のほうは、呪文つかってないから、休まなくても良いな。
※ウィザードは、一度消費してしまった呪文を、回復するために、8時間の睡眠時間を要する。
これは、連続してなければ、ならない。
中断した場合は、1時間追加して、残り時間を睡眠時間として計算して、眠る必要がある。
呪文を消費してなければ、翌日に持ち越すことは出来る。
但し、その場合でも、1日に、準備できる呪文のトータル数を超えることは出来ないのだ。
これは、「ソーサラー」や「バード」も同様である。
「クレリック」は、このような休息は必要としない。
スターティは、レベル0の呪文を3つと、レベル1の呪文を2つ準備できる。
※ちなみに、このとき、DMも、クレリックであるケレスのPLも、クレリックは休息を必要としないというルールを勘違いして、休息がいるもんだと思ってました(爆)
この記事を書きながらルールブックを確認して気がつきました!
ゴールド:「では、スターティ以外で、夜番をするぞ」
翌朝になり、スターティは、1時間かけて、呪文の準備をする。
呪文書をめくり、呪文構成要素ポーチから、触媒を調合して、呪文を「準備」するのだ。
「バード」や、「ソーサラー」の場合は、15分の精神集中で、済む。
彼らは、呪文を選ぶ必要は無く。使用するときに、使う呪文を選択できる。
「クレリック」は、ウィザードと同じで、1時間の準備・・・「瞑想」をしなければならない。
このとき、クレリックは、1日に使う予定の呪文を授かる(つまり、選択する)。
スターティ(NPC):「なにがいいですかね。ミサイルと、スリープ?」
ケレス:「今日は、スリープ2つでお願いしますよ」 スターティに言う
ケレスの要望に合わせて、スターティの準備もできたので、一行は、谷に伸びる街道を進む。
谷の道は、10フィート幅なので、2列に並ぶことになる。
バースロイル(NPC):「ここは、道幅が狭いでしょう。近々ここを広げる計画があるのですよ。馬車を通したいのでね」
チェレ:「なるほどねぇ」
ゴールド:「しかし、ここを広げるなんて無理なんじゃないか?」
ケレス:「おい、罠とか用心しろよ」
チェレ:「やってるよ。うわっ!」(罠の捜索判定に失敗した)
ゴールド:「うぉー!」
横隣で歩いていた、ゴールドと、チェレが、落とし穴に落ちる。少なからずダメージを受ける。
穴には、鳴子が入っており。ガラガラ音を立てた。
ケレス:「鳴子だ。なんか出てくるぞ!早く上がれ!」
スターティと、ケレスとで、ゴールドと、チェレを引きずりだした時点で、谷の左右の上から、槍を持った、ゴブリンと、ホブゴブリンが現れた。
DM:谷の高さは、15フィート(約4.5m)。右に、2体のゴブリンと、1体のホブゴブリン。同じく、左に、同じだけのモンスターが見下ろしている。おそらく、槍で攻撃するつもりだね。
ゴールド:「やばいな」 ショートボウ(短弓)を、構える。
ケレス:「スターティ。右のやつらを、スリープしてくれ。俺たちは、左側を落すぞ」 ライトクロスボウ(軽弩)を構える
チェレ:「はーい」 ライトクロスボウ(軽弩)を準備
DM:(あれ?やばいなぁ。ゴブリン達、やられちゃうなぁ・・・)
ゴブリン達の槍は、バースロイルと、スターティに、突き刺さるが、死には至らない。
スターティのスリープの呪文が、炸裂し、体勢を崩した、ホブゴブリンと、ゴブリンは、落下してしまう。
冒険者たちの放った矢は、槍を投げようとしたゴブリンに次々と突き刺さり、死んでしまった。
ゴブリン(DM):「イ~ッ!」 矢が刺さって、手足をジタバタしながら落下
ゴールド:「負傷者が出たな。癒しの手で、治そう」 何点?
ケレス:「バースロイルさんの方の傷が深そうだ。だが、わたしの呪文で、治せそうだから、ゴールドは、スターティの方を頼む」 キュア・ライト・ウーンズの呪文を詠唱
チェレ:「他に敵は、いないようだねー」
ゴールド:「よし、さっさと行くか」
谷を抜けると、夕方になった。
冒険者達は、野営の準備を始める。
DM:(うーん、谷を、突破されたなぁ。引き返してくれると思ったのになぁ。このままでは、目的地にアッサリ着いてしまうぞう。ええと、シナリオを読むと、南にある村には、レンジャーのハーフリングがいるから、こいつに、頼むか。ハーフリングさん、冒険者たちを呼んで来てくれい)
ゴールド:「では、夜番の一直目は、俺で」
DM:では、ゴールドさんは、視認判定と、聞き耳判定をどうぞ
ゴールド:いきなりか (判定する)
DM:まぁ相手は隠れるつもりないしなー。ええと、ハーフリングのレンジャーっぽいやつが、こちらに来ますよ。
ゴールド:なんだって?ディテクト・イーヴルをしてみるぞ 「うーん。悪ではないようだな。おい。お前、何者だ」
ハーフリング(DM):「僕は、ここから南西にある村に厄介になっているレンジャーだよ。きみら、ここで、何してんの?」
ゴールド:「旅の途中で、野営をしてるんだ。お前こそ、何してるんだ?」
ハーフリング(DM):(たしかに、こんな夜更けに、何してんだこいつ?(爆)) えーと、「いや、月が綺麗なんで、散歩してんだよ」(苦しい言い訳だなぁ・・・)
ゴールド:「・・・ふーん」 まぁ、イーヴルじゃないからなぁ
チェレ:起きていいのかー (起こしてもらった) 「(訳を聴いてから)ほんとうかー?」 真意看破判定をする
DM:うーん、多分、本当のことを言ってると思ったよ。(他の人も真意看破を試みた) 同じだねー。
ハーフリング(DM):「村までは、歩いて2時間ほどだから、そこの方が安全だよ。案内するけど?」
ゴールド:「うーん・・・」
ケレス:イーヴルじゃなくても、ニュートラルなら嘘だってつくぞ。きをつけろー。
しかし、結局、ハーフリングに、村を案内してもらう冒険者たちであった・・・。
村長(DM):「グレイロック村へようこそ。ほほう、パラディン(聖騎士)さまですか」
ゴールド:「まぁそうだが」
話をしてるうちに、冒険者たちが、谷に出現した、ゴブリンを撃退したことを知った村長は、心配事を口にした。
村長(DM):「それは、なんと(汗)・・・実は、この村の北側の岩山に、戦争で残された砦がありまして、2体のバグベアと、複数のゴブリンの野盗が、住んでいるのです。このままでは、村に復讐があるかもしれません」
ケレス:「それはなぜ?村は関係無いではありませんか?」
村長(DM):「いえ、八つ当たりですよ。まぁ、しかしながら、来ないかも知れませんね」
村長が言うには、村の北側に、墓場があり、戦時に、魔法使いが、死体を操る実験をしていたらしく、その名残で、アンデッドが、うろついてるらしい。
村長(DM):「ゴブリンどもは、動く死体を恐れて、一度きりしか、村には攻めて来ていません」
ケレス:「それでは、問題ないのでは?」
村長(DM):「しかしですね。そのアンデッドも、夜な夜な、村に攻めてくるのです。もっとも、柵を越えれないらしく。朝になったら、戻っていくのですが・・・女子供は、寝れない夜を過ごしております」
チェレ:「なんだそりゃ? この村には、クレリックは居ないの?」
村長(DM):「居りませんな。おや、あなた、クレリックじゃないですか?」 ケレスを見る
ケレス:「確かに、わたしは、クレリック。しかし、アンデッドを退治したら、野盗が来るのでは?」
村長(DM):「・・・それが、ジレンマでしてな・・・村人も、ゴブリンには、一度、何名か、さらわれております・・・」
バースロイル(DM):「なるほど・・・どうにかなりませんかね。ゴールドさん」 期待の眼差し
ゴールド:「!うぇ?いや、どうにかって、いくら何でも、俺ひとりでは・・・」
バースロイル(DM):「またまた~、やだなぁ、パラディンともあろうお方が~。バグベアですよ。簡単でしょ」 微笑んでる
ゴールド:前回苦労した相手だしなぁ・・・2体もいるし
チェレ:「いや、バースロイルさん、待ってくださいよ。この件に関わると、町に着くのが遅れますよ?」
バースロイル(DM):「妻の誕生日は、10日後です。3日も余裕がある。あなた方ならば、1日もかからず事件を解決できるでしょう?わたしは、構いませんよ。間に合えば良いのです」
チェレ:「ぇ・・・」
ケレス:「・・・わたしもクレリックですから、見逃すわけにも行かないとは思ってますが・・・バースロイルさんが、良いと仰るならば、何とかしましょう。ただし、野盗をどうにかしてから、アンデッドですね。アンデッドは、どんな姿でしたか?」
村長(DM):「骨だけでしたよ」
ケレス:スケルトンか・・・
チェレ:ところで、オーガが、指輪を持ってたのだけど、村長さん判らない?
DM:村長さんは、わからないなぁ。あれ?鑑定ってどうやるんだ?(ルールブックをめくる)
ケレス:アイデンティファイ(識別)の呪文でしか無理だと思うよ。
DM:そんなの誰も使えないなぁ。
※アイデンティファイ(識別)の呪文は、実はスターティが持ってるが、準備してない上に、100gp以上の価値のある真珠の粉が必要である。
後で、ルールブックを読んだところ、魔法のアイテムの鑑定は、この呪文か、もしくは、上級クラス「ローアマスター(学匠)」の「秘文知識(レベル6)」でなければ、判らないようです。
あとは、実際に使ってみる実験を試みるしかないようです。大変だなぁ。
作戦会議で、ハーフリングが、砦の説明をする。
彼は、砦を見渡せる道を知っており、たまに偵察に出かけているのだ。
砦は、岩山の山腹の穴に埋まるようにして建てられており、穴の北と南に、閂の下りた門が設置されている。
通常なら、上から見下ろすことは出来ない。
砦の中には、中央に、平屋が設置され見張りの塔が2つある。そして、砦の端には錠前の付いた、小さい小屋が塀にくっついてるのだ。
翌日になり、冒険者達は、準備を済ませる(スターティは、スリープを2つ準備)。
バースロイル氏は、村でお留守番である。
DM:ハーフリングが、道案内をする。君らは、岩山の入り口までやってくる。いつもなら、その入り口付近に、ゴブリンの偵察兵が、いるらしいです。視認判定をどうぞ。
チェレ:(判定したが、すごい低い目)「・・・いないなぁ」
他の人も試みたが、尽く低い目が!(爆)
ゴールド:そうだ。ディテクト・イーヴルでなら、見つけられないかなぁ
ケレス:あれは、見えてないと駄目なんだよ
DM:そうだねー
※これは間違い(爆)
後で調べてみると、ディテクト・イーヴル(悪の感知)は、時間をかける必要があるけど、見えなくても、方向だけ探知することができるのだ。場所までは判りませんけどね。
ゴールド:ちぇー。
DM:岩山の小道を進んでいきます。少し登ったところで、ハーフリングが、右手に登れる場所があるので、そこから行くと言います。ここで、皆さん、聞き耳判定よろしくー。
チェレ:(判定する)「・・・なんか、わたしらと違う足音がする・・・」 振り向く
DM:ゴブリンが、2体、後ろから、歩いてきてますよ(笑)
ゴールド:「うぉ!」
しかし、警告を発する間もなく、冒険者の放つ矢に串刺しにされて絶命するゴブリン達であった・・・。
ハーフリングの案内で、砦を上から見えるルートを進む。
つまり、砦を囲む塀の上と繋がっている岩山の壁面を歩ける場所に向かっているのだ。
覗ける場所は、砦の東側の2箇所。1箇所は、南東で、もう1箇所は、北東。
しかし、そのルートで、リンゴを齧っているゴブリンを発見。
実は、このゴブリンは、ここで、さぼってるわけなのだが、それが彼の不運だった。
あっさり倒されてしまう。
が、倒れる際の音に気がついて、見張り塔のゴブリンが、辺りを見渡す!
慌てて、冒険者達は身を伏せて、これを回避するのであった。
チェレ:北東の小屋は何だろう?上から見て、小屋の屋根まで、1m。小屋の高さは、2mか。
ケレス:屋根の隙間から中が見えないかな(視認判定に成功) 人間が、3人いる・・・そうか、そういえば、さらわれた人が、居たのだっけ。
スターティ(DM):「で、どうするんですか?」
身を伏せたまま相談する。
砦の庭を覗いたところ、塔が2本で、1人ずつ見張りがいる。後は、正門と後門に、1人ずつ、見張りがいる。
これを、矢で撃ち殺すことにした。
冒険者達は、配置に立ち、一斉に矢を放ち、ゴブリンをしとめるが、後門に居た、ゴブリンは、死ぬまでに至らなかった!
ゴブリンは、慌てて、建物の影まで走り抜けた。
ゴールド:「しまった」
DM:砦の中が騒がしくなっている。が、まだ、出てくる様子は無いようです。
ケレス:「今のうちに、捕虜の小屋の屋根から、庭に下りよう」
冒険者達は、塀に繋がっている岩壁から、捕虜のいる小屋の屋根に飛び降り、そこから、ぶら下がって、庭に降り立った。
素早く、砦の北の扉まで走り、チェレが、扉に聞き耳を行う。
しかし、扉の向うからは音がしない。逆に、南東の方角から、複数の足音が聞こえる。
チェレ:「裏口から出てきて、回り込んでくるぞ!」
ケレス:地図を見て 「東側からなら、一騎打ちに出来るな」
ゴールド:「俺が前に出るぞ」 高品質のロングソード(長剣)を抜く
砦の東側は、北東の捕虜小屋のせいで、道が、5フィート(1.5m)しかないので、まともに戦えるのは、1名だけである。
後は、お互い、小屋で遮蔽効果を受けつつ、攻撃することは出来る。
敵は、バグベア(脅威度2、3HD)が、2体と、ホブゴブリン(脅威度1/2、1HD)が、2体である。
先頭は、バグベアなので、ゴールドと対峙する。
ケレスが、小屋の向うからバグベアを狙うが当たり辛い体勢だ。
スターティ(DM):「すり~ぷっ!」 ぼふん!(ホブゴブリン2体が、崩れ落ちる)
ゴールド:「うりゃ!」 バグベアを斬りつける
ケレス:「それ!」 小屋が邪魔で、当たらない
チェレ:「あれ?さっき逃げた、ゴブリンが居ないなぁ」 後ろから見ている
スターティが、2つ目のスリープの呪文を飛ばして、待機しているバグベアを眠らすが、ゴールドと対峙しているバグベアは、眠らない。
ゴールド:「くらえ!悪を討つ一撃!」
悪を討つ一撃は、1日1度だけ使える、パラディンの特殊能力の一つだ。
相手が、イーヴルの属性に限り、
命中させるための攻撃判定に、魅力のボーナスを加えることが出来る。
もし、命中すれば、ダメージには、パラディンレベルを足せるのだ!
ゴールド:命中!
バグベアを切り殺した冒険者達は、スリープの呪文で眠りこけている、野盗に、止めを刺した。
チェレは、砦を一周して窓を見つけた、覗いてみると、ゴブリンが隠れて震えていた。
チェレ:「容赦しないよー」 ライトクロスボウで命中判定。成功!
ゴブリン(DM):「ぎゃ!」 ばた
こうして、一行は、捕虜を助け出し、砦を捜索。
砦には、バグベアと、ゴブリンが溜め込んだ財宝が、出てきた。
これを回収して、山を降りて、村に帰還する。
バースロイル(DM):「流石、皆さんですね。ごくろうさまです」
ケレス:「後は、墓場のスケルトンか・・・」
村長(DM):「夜になると、墓場から出てきます。夜を待ちましょう」
夜になると、確かに、村の柵の外が騒がしくなる。
出てみると、スケルトンが、10体。柵の外で暴れているのが見えた。
ケレス:「よし、ペイロアのアンデット破壊を試みるぞ」 あれ?(判定失敗)
スケルトン(DM):がしゃがしゃ(まだ暴れている)
ケレス:「くそー。では、普通にターン(退散)させてやる」 退散判定成功。続いて退散ダメージ
DM:ええと・・・(判定表を見ている)12HDダメージ?スケルトン10体は、10HDだから、全部退散か・・・しかも、ケレスは、レベル2だから、破壊!10体全滅!
ケレス:なんだ。普通の退散でもスケルトンだと、破壊なんだなー。
DM:もうスケルトンじゃ、相手にならないね。
村長(DM):「これで、村も安泰です。ありがとうございます」
翌朝、村から出発する一行に、村長は、言う
村長(DM):「この村の北西の森に、魔女が住んでおります」
ケレス:「・・・なんだ、それもどうにかして欲しいのか?」
村長(DM):「いえ、たまに村に来て、食料とかを薬と交換したらするだけなので」
ケレス:魔女じゃなくて、ウィザードかソーサラーなだけな気がするなぁ。まぁいいや。そうだ、ゴブリンから、奪った、銅貨5000枚を、村に差し上げるよ。
村長(DM):「貰っても、金は、使わないんですが・・・」
ケレス:重いから、良いんだよ!貰っとけよ!(笑)
DM:では、村から出ますねー
チェレ:あれー!?村からお礼出ないのー?
ゴールド:「そりゃ出ないだろ」
ケレス:「無理だろ」
そんなこんなで、無事に、2日後、レイファードタウンに到着するのでした!
今回はこれにて終了!経験値や、財宝分配は、次回に!
ごくろうさまでした!
チェレ:「金ーっ!」
《感想とか反省》
いやー、ルール間違いまくりですよ!
今回の記事を書きながらルールブックを確認してたら、出るわ出るわ(爆)
これは、次回以降に生かすしかないですね!うっひゃー!
オーガを避けて、北か南へ回避ルートを探してくれることを期待したのですが、見事に突破されました。
北へ行けば森があり、小川の上流は、ますます早くて渡れないのですけどね。
しかも森の中には、グリーンドラゴンの巣があったのですが、残念!
南へ行けば、やはり小川があるのですが、緩やかになり、わたることが出来ます。
間違って更に南下すると森なんですが、そこには、エルフがいるんで、東にある村の在りかを教えてくれるという寸法でした。
谷の野盗に苦労して引き返すか、捕らえられるのを期待したのですが、あっけなく突破!(爆)
ありゃ?これは、まずいと思って、村に待機させていた、ハーフリングに、冒険者を呼びに行かせました。
村の側に住んでいる魔法使い?は、今回はお助けキャラ用だったのですが、次回以降の伏線とか、シナリオネタになると良いなぁ・・・
モンスターは、もうちょっと、出してもよさそうですね。
単騎よりは、複数出さないと、あっさり突破されそうです。
あとは、罠かしらね。うへー!
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コメント
バーバリアンオーガーって4HDなん?
強化されてもっとあるんじゃない?
ちゅうか脅威度7ってw
投稿: ケレス | 2006.11.20 11:08
★オーガの4レベル・バーバリアン(4d8+19に、加え、4d12+16)て書いてますな。これは、どう読むのでしょうか!8HD??んー、眠らなかったかも(爆)でも、寝たつーことで。つまり、寝不足だった。
(スタ:「なんか、おかしーなと思ったんですよね」)
投稿: SA.星忍冒険 | 2006.11.20 18:10
我は正義と秩序の戦士ゴールドなり。
そうかモンスターインフレ状態なのね、、早いトコフルアーマー買わなきゃ、、、金ねーけど、、
投稿: ゴールド | 2006.11.24 00:18