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2005.08.12

妖精スターティの故郷話その4

妖精スターティ:『あ、えと、妖精スターティの今日の小話!9回目です。知らない方は、知らぬが仏で・・・

ホットケーキッ!

 ・・・カレー味!?

 シリーズ7回目“妖精スターティの故郷話その4”ですよう。お久しぶり。

★顔が崩れた岩石の妖精が、「呪われた冒険者の店」に入ったとこからです。
 中は、広くなっていて、雑貨屋よろしく雑多な商品が所狭しと、置かれています。棚もびっしりです。
 奥にカウンターがあり、紫のガウンをまとった、長い黒髪の女性が、椅子に座っていました。
 下唇左下の小さなホクロが印象的です。
 頭には、銀製の頭輪を着けています。
 『ようこそ、リズア・ハーフティンの"呪われた冒険者の店"へ』

★岩石の妖精は、『泉の妖精が顔に当たってコノ有様じゃ、薬をくれ』と言って、銀塊を差し出しました。
 リズアさんは、『あら、大変ね。』
 と、あまり大変そうでない口調で、棚に視線を流しました。
 『室内の空気が、美味しくなったみたいだわ、あなたのおかげね?』
 薬瓶と交換に銀塊を受け取りつつ、リズアさんが、私に語りかけてきました。
 『泉の妖精ですから、勝手に浄化しちゃいますよう』
 私は、答えました。

★入り口の青銅製扉が開いて、誰かが入ってきました。
 『この間見た、魔法剣は、まだ、あるかな?』
 ディスマスが、リズアさんに尋ねました。って、ナヌー!?
 『ちょっと!ディスマス!女王様のお首を返しなさいよう!』
 『む!泉の妖精が、ここまで追ってきたか!しかし、残念だな。首は、持ってないぞ!』
 『ナヌー!?どこに!捨てちゃったの?』
 『主に、献上した!ついでだ、貴様の命も頂こうか!』
 ディスマスが、腰の黒い剣を抜きました。

★『ちょっと・・・店で、剣を抜いてはダメよ?』
 リズアさんが、カウンターに両手で頬杖をつきながら面倒くさそうに言います。

 『直ぐに終わる。』

 ディスマスの剣が素早く動きます。

 瞬間に目の前が真っ白になりました。って、また、2週間??


★目が覚めると、まだ、店の中です。横たわってませんね?
 何かな?この黒こげは?
 『妖精の炭焼きじゃな。ワシは、フライが好みじゃ。』
 岩石の妖精が、感想を述べました。
 『泉の妖精さんは、何か買うのかしら?』
 リズアさんが、私に聞きました。
 『黒こげですね。』
 私は、答えました。
 『剣を収めないからよ。』
 リズアさんが、咎めました。


 『・・・うわー!女王様の手がかりが無くなっちゃいましたよう!』


 困ったことになりました。

 『どういうことかな?ワシに話してみよ。』
 岩石の妖精が、聞いてくれました。カクカクしかじかです。

★『それは、一大事ではないか?世界のバランスが狂ってしまう。』
 岩石の妖精が、唸りました。
 『ディスマスの主ってドコにいるか知らないですか?』
 岩石の妖精と、リズアさんに尋ねます。
 『知らぬなぁ』
 岩石の妖精が答えました。
 『私も知らないけど・・・』
 『けど?』
 『ヒントをくれる品物なら、扱っていますよ。』
 リズアさんが、棚から、拳大の石ころを持ってきました。
 『“意思を持つ石”という魔法の品よ。ダークフォレストの歴史の知識が込められているわ。』
 『でも、私、お金が、ありません。』
 『そうね、妖精さんの髪をひとつ頂けます?』
 それなら、簡単です。

★早速、使ってみます。
 『ええと、ディスマスの主の居場所が知りたいです。』
 “意思を持つ石”に、語りかけてみました。
 石は、薄紫の光をぼんやり放つと、老人の低い声で語り始めました。

 『・・・ディスマスの主について語ろう。
  そもそも、ディスマスとは、ピクシーディモンナイトのことである。
  ピクシーディモンとは、そもそも、ピクシーと呼ばれる妖精が、ダークフォレストの魔力により変質したものであり、魔力とは、すなわち、魔界の穴よりもれ出るものを指す。魔界の穴は・・・


★リズアさんが、あくびをしています。岩石の妖精は、『腹が減ったなぁ』と言ってます。
 そういえば、そろそろ夜です。
 『・・・であり、ディスマスは、その家系において、エリートとして、主に仕えることとなった。
  主とは、魔界においては、それほどの地位ではなく、魔界においては、数多くいるディモンとの差は、ないともいえる。
  主が、生まれた場所の記録は、残念ながら、ワシの知るところではないが、主が、最初に、ダークフォレストに出現したのは、いまより、300年前・・・』

 『なかなか、主の居場所まで、話が、来ないですよう。居場所~』

 『んー、我慢してね。ワインでも飲んで、待ってくださいな。』
 リズアさんは、言いました。

 えー!?

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