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2005.07.20

妖精スターティの故郷話その3

妖精スターティ:『えと、第5回目です。妖精スターティの今日の小話!知らない方は、知らぬが仏で・・・

 ホットケーキ? ・・・カビテル?

 シリーズ5回目“妖精スターティの故郷話その3”ですよう。ガガーン!

★ミディがボケかましたトコからでしたね?
 私は、ミディに、『2週間前に、無くなったの知らないの?』と聞きました。
 『?栓が無くなったのじゃなくて、首が無くなったの?』
 ミディが自分の頭を抱えます。
 『栓が無くなって、女王様の首がさらわれたのよ。』
 エンディがミディに説明をしました。
 『なんだ、そうか。』
 ミディは、納得したようです。
 『とにかく、西には、ダークフォレスト(暗黒の森林)があるから、
  多分そこに、ディスマスは、行ったに違いないわ。』
 エンディが西を指差して言いました。
 『なんで?』
 ミディが、疑問を口にしました。
 『ここから一番近い、闇の国への入り口が、そこにあるからよ?』
 『そか。』

★数時間、西へ飛ぶと、灰色の霧をまとった広い森林が眼下に広がり始めました。
 ダークフォレスト・・・元は、普通の大森林で、無害だったのですけど、あるとき、闇の入り口が森の中央に開いてから、危険な森になりました。

★『スターティは、病み上がりだから、東から西へ捜索して。
  ミディは、南から北西へ、わたしは、北から南西を探すわ。いいね?』
 エンディが、私たちに指示します。
 『3人ともバラバラで探すの?』少し不安なので意見しました。
 『早く探さないと女王様が枯れてしまうし、今度は、道具も武器もあるから、ピクシーディモンくらい大丈夫よ。』
 エンディが主張します。
 ミディは、ボーとしています。大丈夫?

★私は、森の東から侵入して西へ向かいます。灰色の霧が充満していて、視界が悪いです。
 魔法のバトンを振りかざして、明かりをバトンに先に、灯します。爺さんな顔が突然現れて、正面衝突です。
 『『ぎゃぎゃ』』

★『曲者!ハネモノ!ピクシーディモンか!?フライにして喰ってやる!』
 爺さんな顔が喚いて、手にした金属の斧を振りまくりです。ブィンブィン!
 『ひぇー!違いますよう。泉の妖精ですよう。』
 私は、斧を避けながら、喚きます。
 『泉の妖精だと!泉の妖精が、ワシの顔にぶつかったのか!?』
 爺さんな顔が、愕然とした表情で、『お終いだ・・・』と呟きました。
 『?』

 爺さんな顔が崩れていきます。

★『幸い、完全には溶けなんだか。』
 爺さんな顔が言いました。よく観ると、ちゃんと体もあるし、手足もあります。
 『ごめんなさい、なんで溶けちゃうの?』
 『泉の妖精のくせに知らないのか?ワシら岩石の妖精は、泉の妖精や、水に触れると、溶けちまうのさ。』
 『げげ!そうでしたっけ?』
 『ウム。しかし運のいいことに、この近くに、雑貨屋がある。
  そこに、斧に塗る油を買いに行く途中であったが、薬も売っているのだ。
  ワシは、顔が崩れて、前が見えん。
  教えるから、声で、ワシを誘導するんじゃ。』
 なんだか、ムチャなことを爺さんは、言います。
 『見えないのにどうやって教えるの?』
 『本当にすぐ近くなのじゃ、見渡して見ろ、看板がある。』

★見渡してみると、確かに、看板が、木の枝に下がっています。

 『"呪われた冒険者の店"・・・これ?』
 『それじゃ、案内せい。』

 案内しますとも。

★樹の洞に当たる場所に青銅製の扉が埋まるようにして、はまっています。
 ノックすると
 『おはいりなさい。』
 と、上品な女性の声が、中からしました。
 爺さんが、手探りで、扉を押し開けます。

★中は、広くなっていて、雑貨屋よろしく雑多な商品が所狭しと置かれています。棚もびっしりです。
 奥にカウンターがあり、紫のガウンをまとった、長い黒髪の女性が、椅子に座っていました。
 『ようこそ、リズア・ハーフティンの"呪われた冒険者の店"へ』

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